天魁星な日常2

 

(登場。2主:カナタ、4主カイカ、5主カルム)

 

 

「恐いゲーム見ましょうか〜♪」

 

と、唐突に少年が提案した。

「…いーけど、嫌がってるのがいるのと1人足りないぞ。」

「…っ!!(いやいや)」

カナタが見せる画面に、カイカは嫌がって首を振っている…のにも関わらず、カナタが取り押さえている。

…ちなみに、恐いゲームと聞いた時点で、カルムは人格が交代している。

「カイルさんは止めると思うんで不参加です!後!嫌がる人に見せるのが面白いんです!」

そぉか〜?と怪訝な顔をするカルム(裏)を尻目に、カナタは嬉々としてスタートボタンを押した。

 

『おねぇちゃん…?』

 

「…………!!;」

「…(硬直)」

そして、1分も経たない内に停止ボタンを押した。

まだ何も始まっていない。主人公の姉が森の中で1人でどこかへ消えただけだ。

「まだ全然始まってねぇえええええっ!!(怒)」

「ダメですよ!!;無理ですよコレーー!!;恐すぎです嫌です!!」

「阿呆か。」

ポチっとカルムが再生する。

「ギャーーーー!!;スタート押しちゃダメですーーー!!」

「…!」

「…確かに面白いなぁ。」

ニャ〜vと銀色猫のような笑みを浮かべると、カルムは嬉々として2人を押さえにかかった…。

 

それはもう嬉々として。

エビゾリ体勢の背中に乗って、瞬きも出来ないように上瞼と下瞼を指で固定する程に。

 

「ぎゃあああああああああああああああああああああ!!;」

 

 

 

その結果…

 

「かかかかカイルさん、もちょっとくっついていいですすすかっ!;」

「…今度は何見たの…?;」

夜眠れなくなる被害者が拡大した。(カイカにしがみ付かれたテッドとか、無理矢理同じものを見せられ絶叫中のロイとか。)

 

 

(あばばばばば;友人ちゃんにお勧めされて、 
恐いゲームのプレイ動画を見ようとしたのですが…!; 
無 理 で し た ! 
恐過ぎる…っ!!; 
…ちなみに、カメラで何かしていくヤツです。)