大晦日&新年SSS

 

 

 

「もうすぐ年が変わりますねー」

「そうだね」

大掃除もすませ、綺麗になった本拠地内で、後はもう新年を迎えるのを待つばかりとなった。

「でも何か忘れてる気がするんですよねー?」

「?」

なんだったかと首を傾げる少年は、あっと口を大きく開けた。…と思ったらしっかりと閉じた。

「…いえ、大丈夫です☆」

「…カナタ?;」

「いえ、ちょっと(秘密の実験室の)掃除(どころか存在していたことすら)し忘れてたこと思い出しただけですから!大丈夫ですよ!(もうどうしようもないですし)」

「そう?」

ぼーーーん!―――ギャーーー!!

どこかで何かがあふれ出た音と、悲鳴が響き渡った。

「あ。バイオハザードに…!;」

「カナタ!?」

 

 

なんとか年が変わるまでに掃討出来たという。

明けましておめでとうございます。