追う追う追うこにゃんこ!
「あれ?カイルさん??」
こにゃんこが気がついた時には、既ににゃんこの気配は原っぱからきえていました。
においもまったく感じません。
「さっさすがですっ!忍法ですかっ!?…じゃなくて!――――かっ!かみかくしです〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!?」
にゃーー!;と声をあげて、かけだすこにゃんこ。
そして、にゃんこさんはというと…
「………(汗)」
荷台から何とかおりれたものの、右も左もわからない場所にきてしまったにゃんこです。
さて、どうしようかとカイルは悩みますが、
「…うん、」
にゃんこは、かしこいので、まずさいしょに案内板をさがそうとけっしんしました。
更にこにゃんこに戻ってみましょう。
「カイルさーーーん!カイルさーーん!カイルさーーーーんっっっ!!!!!」
とー!にゃーー!そりゃーーー!とばかりに、あちらこちらをかけまわり、草の根をわけ、壁をこえ、段ボールの山に頭をつっこみ、
「負けませんーーーっ!必殺ねこキーーーック!!」
「ぶはっ!?」
まったく無関係な、しんゆうネコジョウイにケリをかましたりと、こにゃんこはカイルをさがします。
毛をさかだてて必死にかけまわる姿は、まさに鬼気せまるものでした。
こにゃんこはしるはしるはしる!
いとしのにゃんこさんをこにゃんこは見つけだす事ができるのか?
次回に続く…。