こにゃんことにゃんこの同棲!?

 

 

ふゆです。

雪です。

とてもとても寒いきせつ…

 

(カナタ大丈夫かなぁ…?)

 

ゴウゴウと音をたてて、雪がふきすさぶ中、にゃんこさんは窓にぺっとりと張りついてそうおもっていました。

そして、その頃のこにゃんこはといいますと…

ねこ玉になっていました。

…いえ、この場合は、ねこ雪玉というべきかもしれません。

 

「さっさっさむっさむ…!!;」

こにゃんこカナタは、雪におおわれ、とてもさむいさむい状態になっていました…。

そして、それは、義姉にゃんこナナミもいっしょで、しっぽの先まで雪につもられてしまっているような、ありさまでした。

「絶対場所が悪かったのよーっ;寝る場所変えないとダメよっ」

「でもナナミがまだ大丈夫だって言ってこうなったような…さむさむさむさむッ!;」

もうはなしをしている状況でもありませんでした。

雪がつもるととても楽しいのですが、げんきにかけまわるのは、わんこの仕事。にゃんこたちはおコタで丸くなりたいのです。

特に、こにゃんこらのような野良にゃんこにとっては、この寒さは死活もんだいでした…。

そこで、こにゃんこは決心しました。

 

「こうなったら最終手段…!!」

「カイルさんちにお泊まりね!」

「Σああっ!そんなあっさり言っちゃ!!;でもそうっ!」

「じゃあさっそく出発よー!お姉ちゃん寒いのニガテよ〜;」

 

 

 

―――というわけで、マクドール家にしばらくお世話になることがきまりました。