しっぽの気持ち

 

「カイルさんv好き好き好き好き♪」

「ん、」

こにゃんこはカイルのほっぺをペロッと舐めます、にゃんこが抵抗せずにいるのがとても嬉しいようです。

こにゃんこはちまたで『カイルのひっつきむし』(by紺碧)とまで言われていても挫けません。

いつもいつでも率直攻撃。

にゃんこにもそれが一番効いているようです。

「だいだいだい好きですvvv」

「///」

すりすりと懐かれていても、照れ屋なにゃんこはそれに答える事ができません。

こにゃんこはそんな事はおかまいなしです。

 

「だいっ好きです。」

 

ただそれを伝えれて、にゃんこと一緒に居れればいいのです。

ただ一つのお願い事。

 

 

 

 

 

でもこにゃんこは気づいていません。

にゃんこのしっぽが一つのことばを聞くとゆっくり揺れることを、

 

「好きですv」

 

ぱたん、

 

「大好きです♪」

 

ぱたんぱたん、

 

 

一体いつ気づくのでしょうか?

知っているのはお日様とお月様だけ、こにゃんこが気づくのはまだまだ先の事でしょう…