野依さん宅の坊ちゃん、ユノ=マクドールさんはとても坊ちゃんらしい坊ちゃんと言えるでしょう。

そんな彼を、『幻水3』ネタに関わらせてしまいました。(しかし、2主君は海月宅のカナタ少年を使いました。)

 

 

非日常的人生

 

 

「はあ……坊ちゃん………」

旅に置いて行かれたグレミオ氏は心配そうに溜息をつきます…。

ユノさんは、同盟軍リーダーの少年(イチハ君)と15年まえから2人旅にでているのです。

「もう、どれくらい経ったでしょうか……坊ちゃんが旅に出られてから…」

帰ってきた時にグレミオにいて欲しい(建前)という理由でグレミオさんは置いて行かれたのですが、もうそろそろ限界なようです…グレミオさんの手には彼愛用の斧がしっかりと握られていました…。

「ああっ!坊ちゃん!心配です!!今このグレミオがお側に参ります!!ああっ!でもぼっちゃんとのお約束を破る訳にはっ!!(泣)」

そして、うろうろと旅支度を始めるか始めまいかで悩み続けているのでした。

 

 

 

 

「ああ…もうそろそろ、ヤバいかもね〜?」

「何がですか〜?」

 

 

 

 

※第五章ルックにヒューゴの紋章を奪われるシーン。

「君に預けていた紋章を取りに来たよ、」

「誰がッ!」

真剣なムードが漂い、殺気がビシバシと飛び交う場面……。

そんなシリアスな場面に…

 

「ルック、これ届けて」

 

「「………」」

緊迫したムードもお構い無しに、一方的に自分の要求を突き付ける声が聞こえた…。そう、ルックにはとても聞き覚えのある声で、

「グレミオがそろそろ心配してそうだから、手紙。」

「………なんで君がこんな所にいるんだいっ!(怒)」

 

ゴンッ!

 

取りあえず、ツッコム為に(どこからともなく取り出した)杖を振り上げたが、目標はあっさりとそれを避けた…。そして、当たった人物はというと……

 

「あだーーーーーーーーーー!!!!!!!(汗)」

 

―――――カナタだった。

「何すんですか――――!!このHP無魔法使いがーーーーー!!!!!!(怒 )」

かなりの暴言を吐きつつ顔を上げる少年だったが…

「『切り裂き』。」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ………

 

話の邪魔になりそうな為、とっとと退場させられた。

 

「あ、カナタ君大丈夫?」

とか言いつつ、ユノは手紙をちゃっかりとルックの手に握らせている。

それに、怒りのあまりプルプルと震える元仮面の男………。

「――――――――まったく、君は僕を郵便配達係とでも思ってるのかい?」

「それよりは役に立つとは思ってるけど?」

にっこりとユノ……。

そこはかとなく恐ろしいと思うのは気のせいだろうか?

「………」

ルックは無言でテレポートした。

 

 

 

 

「ああっ!坊ちゃん!やはり坊ちゃんの身を思えばこそです!今行きますよーーーーー!!」

「手紙だよ」

唐突に現れたルックに、グレミオさんはスパーンと手紙を額に叩き付けられました。

「えv坊ちゃんからですか!?坊ちゃんからの手紙…v――――――あ、ルック君お久しぶりですねー服変えられたんですね、イメージチェンジですか?」

コロッと態度を豹変させるグレミオさんでしたが、そんな人物にルックが関わっている暇があるはずありません。

「じゃあね(怒)」

ルックはそういい残して、消え去ります。

「ありがとうございました〜♪」

ちなみに、内容は、「また帰るから、その時寂しくないようにきちんと家の世話をしておいてね?」という様な物でした。

無論、グレミオさんが、斧から帚へと装備を変更したのは言うまでもありません。

 

 

 

 

 

「…………(怒)」

戻ってきたルックの前には既にユノの姿はなかった……。

ただ残されているのはカナタの血痕(しかも引き摺られた跡のような物)だけであった………………

「――――――ともかく、君の紋章をもらうよ」

「断るっ!!」

「ヒュ―ゴ様、ちゃんと色々突っ込んだほうが良いですよ……?」

 

訳のわからないまま終わります。