注意点!
この『弱点』はこの話オンリーです!
書きたかったのですが、カイルさんの苦手なものがみつからなかったのです!(故に、異次元空間に設置)
その点踏まえてゴーーー!
弱点みつけりゃ、貴方はどうする?
「いーーー天気ですね〜〜〜っっvvv」
「そうだね、」
よく晴れた気持ちのよい日、カナタとカイルの2人は城内の庭を散歩していた…。
「ほら、カイルさんちょうちょがとんでます〜〜〜♪」
「うん、」
少し上空を指差し、カナタはそういう。
ヒラヒラと美しい色合いの揚羽蝶が飛んでいた。
「カイルさん、かたつむり〜〜〜♪または、でんでん虫、まいまいですー!」
「あんまりつついちゃダメだよ……(汗)」
少年は、葉っぱの上にいる、渦巻き貝を被った生き物の触覚をつつく…。
それにカイルは注意するが、カナタは止めそうにない…。
しかし―――――、すぐにカナタの興味は他のモノへと移った。
「あ、凄い派手な色です〜〜〜。」
「?」
しゃがみ込んで、何やら捕獲している………
「はい☆カイルさんv」
にこっと笑う、少年の指先(手袋装備)にのせられ、差し出されたものは、かなり派手な色合いをして、平均的なその生命体よりもふさふさと毛の生えた…………
―――――――――――――――――毛虫v
き・ゃ・あ・ああああああぁあああああああぁあああああああああ!!!!!
「は?―――え…?う?あ?????」
キーンと耳鳴りがするのと、何が起こったのかわからない為と、とてもとても可愛らしかったせいで、カナタはパニックを起こす。
悲鳴を上げた人物は、だ〜〜〜!ッとどこか遠くへ走っていっている。
「―――――え?」
カナタはようやく意識を取り戻した。
そして、平和な酒場…その中へ、物凄い勢いで飛び込んで来た者がいた………。
バタム☆
「?」
「―――――っ!――――っ!―――っっ!!(泣)」
何事だと、振り向けば、ボロボロと涙を零しながらカイルが現れたのがみえた。
「どうしたんだ!?(汗)」
――――声をかけなければいいものの、(いや、この場合は仕方ないと思うが、)フリックは思わず呼び掛けてしまった。
「!〜〜〜〜〜」
フッと気が付いたカイルはフリックに駆け寄る、そして―――――――……
ぎゅうっ!
「ぎゃっ!!(真っ青)」
「たっ助けっ……!(泣)」
――――――なんと抱き着いてきたりした。
「ちょっと待てッ!落ち着けカイルッッ!!こんな所をアイツに見られたらっ………!」
――――――バタン!
オレの命はないv
「カイルさん!コレがっ!この毛虫が嫌いなんですかっ!?―――――はっ!フリックさん!何さらしてんですかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッッッッッ!!!!!!(怒)」
「ぎゃーーーー!!」
「!!!!!(泣)」
まだしつこく毛虫を持っている少年を見て、カイルはますます手近なものに抱き着く。
「僕!ほとんどカイルさんから抱き着いてもらった事ないのにーーーーーーーッッッッ!!!滅殺ですーーーーーーーーー!!!!!!!!!」
「うわっ!ちょっとまてっ!離れろっ!頼む!!カイル離れてくれ〜〜〜〜〜〜!!!!!(泣汗)」
「毛虫ッ……毛虫やだっ…………!(泣)」
「「うわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっ!!(怒)(泣)」」
その騒動を遠くから眺めながら人々は………
「なぁ………カナタが毛虫をどこかにやれば話はすむんじゃねえのか?」
「そうだろうなぁ………。いうか?」
笑いを含んだ声に、シーナは…
「まさか。こんなおもしれえもの、とめる訳ないだろ。」
と答えた。人間、自分にかかわりがなければ、他人の不幸は見ていたいものだ………。
暫くお待ち下さい。
グレミオさんの証言。
「毛虫………そうなんです、あれはまだ坊ちゃんがお小さかった頃……お昼寝を為さっていた坊ちゃんの可愛らしいお手にあのにっくき!毛虫がッッ…!!―――お可哀想に、その日坊ちゃんの手は毛虫の毒で晴れ上がってしまって…………(泣)それからです、坊ちゃんが毛虫を嫌いになられたのは…。やはり、トラウマになっているんでしょうねぇ……」
―――以上。
「ひっく……………うっ……………(泣)」←精神的にボロボロ
「はーーーーーーはーーーーーーー(汗)」←無駄な体力を使った。
「……………(絶命)」←HP0にされた。
「―――――カイルさん、」
カナタが息を整えて、カイルに声をかける。
「………っ…」
ビクッと反応する。
「もう毛虫いませんよ〜〜〜〜v(さっきのどさくさでドッカ行っちゃいましたから。)―――――さあ!」
僕に抱き着いて下さい!とばかりに手を広げる。
しかも、カイルはショックからか、多少性格が退行してしまっている。
「………ほっ、と…に…?」
くしゃっ…と顔を歪めると、何が原因だったのかも忘れ、ともかく抱き着いた。
うきゅ〜〜〜っと…。
「う゛〜〜〜〜っ…(泣)」
「(かなり幸せですっ…v)」
「………(オレは一体……)」←フリックファンの皆様………すみません……(汗)
その後……。
あまりのカイルの反応に、わざと毛虫をカイルの居そうな場所に撒き、抱き着いてもらうと言う暴挙に出たバカ軍主がいたそうな……。
無論、それが発覚し、幾日も口を聞いてもらえなかったと言うエピソード付きだが……………
え〜んど。