悩み相談
「カナタとカイルの悩み相談〜!!一一一一ってやろうと思ってたんですけど…」
「………」
「誰もきませ〜〜〜〜〜〜んッッ!!」
悩みがあるとすれば、この軍主についてであろう。
「一回浮気相談とか聞きたかったのに〜っっっ!!」
「カナタ、」
「はい、なんですか?カイルさんは浮気しちゃダメですよ。」
ひしと抱き着かれる。
「…そうじゃなくて、(///)もう諦めた方が…」
「ヤですー−ー。もうこうなったらこっちから押し掛けます!!」
「…………」
もう言ってもムダだと言う事を確信したカイルは運命を共にする事を決めた。
「んー、なんか旦那さん(?)の事で悩んでる人〜???」
ヨシノさんは円満そうだし…とかぶつぶつ言ってたが、ポンと手を打つ。
「とりあえず、お約束の人の所でも。」
お約束な人在住地、ハイランド。
「軍に入りたての時にクルガン氏と出合い、そのままなだれ込むように犯さ一一…いえ結ばれv今に至っているシードさんです♪」
「ケンカ売ってんのか?」
どこからか取り出したマイクを構え、カナタは楽し気に解説する。
今にも暴れ出しそうなシードはカイルによって宥められていた。
しかしマジ切れ一歩手前だ。
「シードさんッ…悩み相談に来ただけですから…」
「悩み?」
「はい、クルガンさんの事で何かvなんならプライバシー保護の為にカーテンとかモザイクとかつけましょうか−?」
カイルの取りなしによってたんこぶ一個ですまされたカナタだ。
ちなみにカイルはいつも通りカナタに抱き着かれている。
「悩みなんてあったか〜?」
「夫(クルガン氏)の浮気に悩んでるとか、」
その単語にシードはぴくりと反応を示す。
「例えば、贈り物やら手紙やらが大量に届くとか…」
「た、たしかに…」
「他にも、たまになにも言わずにいなくなったりとか…」
「うっっ…」
「でもそのほとんどが僕なんですけどね、」(←怪しいグッツとカイル関係の事)
「おまえかあっっっ!!!!」
ベキイッ!!
シードの攻撃が見事に決まる。
これはフォローのしようがなく、カイルは袋から『おくすり』を取り出しはじめる。
取り出す途中に『破魔の紋章』をつけた方がいいかなと思い直し始めていた。
「騒がしいがどうかしたのか?」
「んーーー、もう終わった−。」
ちなみにカナタはカイルに引きずられて帰ったそうだ、
終わる