ぱじゃまでおじゃま。

 

 

つ、つかれた。

カナタに引っ張りまわされて、くたくた…

早く寝ないとホントに倒れる。

これ以上カナタに引っ張りまわされないように、はやくからベットに潜り込もうとしたカイルだったが…

「カイルさ〜んvv」

ノックもなしに部屋へと乱入してきたカナタだった。

「ちょっといいですかv」

「うん…」

子犬のようにかわいらしく首をかしげられては、カイルでなくても断るすべはないだろう。

「これ着て下さいv」

「………?」

カナタが(どこからともなく)取り出したものは、何やらきぐるみのようなものだった。

耳やらしっぽやらがついている。

「それ…なに?」

「ネコぱじゃまですvちなみに僕は、イヌぱじゃまなんですよv」

「僕眠いんだけど…」

泣きそうな気分で、そうカイルは言ってみたのだが …

「じゃあこれ着て一緒に寝ましょう!!」

 

「カナタ…どわあっ!?」

朝になり、リーダーを起こしにきたフリックはとんでもないものを見るはめになってしまった。

どこからもれたのか、この時(ネコぱじゃま着用)のトランの英雄の写真は同盟軍に幅広く伝わったそうだ。

 

 

おわる。