夜の出来事

 

 

な、なんか寝苦しい…

何でこんなに暑いんだろ?人にぎゅうぎゅうくっつかれてるみたいな気が…

「んぅ〜〜〜〜」

「かいるさ〜んv……」

…?なんか変だ

バサッとシーツをめくってみると…

そこには予想どうりにカナタがしっかりとくっついていた。

「……カナタ〜…」

「……?おはようございます〜カイルさん。」

…まだ夜だよ。

「こんなところで何してるの?」

「カイルさんと一緒に寝てるんです!」

「…暑いんだけど」

「じゃあ服脱ぎましょう!!」

横に首を振る事しか出来ない。

服を着たままカナタと一緒に寝るか、服を脱いで……

選ぶなら、前者しかない!!

「あ〜〜〜!!カナタズル〜い!部屋にいないと思ったら、やっぱりカイルさんの所に〜!!」

「えへへ〜vいいでしょ〜!!」

「ずるーい!!お姉ちゃんも一緒に寝る〜!!!」

そう言ってカナタがいる場所と反対側に滑り込んできた。

「「カイルさん一緒に寝ましょう!!」」

…2人掛かりでこられたら、もうどうしょうもないかも(泣)

「いいよ…」

 

結局朝になって、目がさめると2人の下敷きになっていた。

絶対見られたくない惨状だったけど、起こしにきたフリックに見られた…。

 

 

終わる