春の………

 

 

カーテンまでも閉め切った部屋の中、少年は悲痛そうな叫びをあげる。

 

「カイルさん!―――――――――僕をっ…………殺して下さいっ!」

 

コロシテクダサイ…!

 

「カナタ………」

 

涙で顔を歪ませた表情、瞳に宿る色は本物だった……………

 

 

 

 

 

 

 

この話は数日前、そう遠くない日から始まった。

 

麗らかな季節。

色とりどりの花は咲き乱れ、鳥が鳴く…………

 

――――――――へっくしゅ、ぷしゅっ………!

 

その風景に溶け込まぬ音が同盟軍本拠地中で響き渡っている。

いや、案外この季節に似合っているかもしれないが……………。

「わ〜。なんかすごいですねー。」

「っくしゅっ!あ〜〜〜。お前ッ…クシュ!人ッごとだと思ってなーーーー……」

ティッシュで鼻を噛みながらシーナは、感心した声をあげる幼きリーダーに答える。

「他人事ですし〜〜〜vつーか、ナンパとかの天罰じゃないですか〜〜〜?」

「〜〜〜〜〜」

あくまでカナタは、楽し気だ。

「いっつか!っペシッ!後悔、するぜっ……!」

「大丈夫ですよ〜〜v『花粉症』なんてーーーー。」

 

しかし。案外罰が当たるのは早く、速くもその日の夜………

 

へっぶし!――――――あれ?(汗)」

 

そして、文頭に戻る。

 

 

 

 

 

 

 

「わーーーーーーーーーーーーんっっっっっ!!!!!へぐしゅっっ!うえ。

いっそ殺して楽にして下さいーーーーーーーーーーーーーッッッッッッッッ!!!!!!!!へっくしゅっ!べしっ!ぐしゅっ…………!!!!!」

「カナタ………(汗)」

鼻水と涙でぐしょぐしょになったカナタの叫び………。目もかゆみで真っ赤になっている。

その心に偽りはないのだろうが、本気でそんな事を言われたカイル(相手)の方こそ迷惑だろう…………。(汗)

「hえ〜〜〜〜〜〜〜〜っっっ!ぐしゅっ!べしゅっ!ぶえっくしょんっ…!!(怒)hわーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

「大丈夫?濡れタオルで……」

「濡れタオルで窒息死ですかーーーーーーーーーーッ!?えっきしっ!」

「顔ふくのっ!」

いっそ本当にそうしてやんなさい。

 

何はともあれ、終える。

 

冬にすでに書いていた謎文………。

こんなんばっかや〜〜〜v(死)