グッドED後の風景v
「……………」
鬱蒼とした森の中、辺りはじっとりとした空気が満ち、とても息苦しい気分にさせる。
―――――そんな中、ジョウイは考えていた。
本当にこれで良かったのか、と…。
旅は世に連れ、連れは連れつれ…(かなり間違い。)
ともかく3人はカイルを連れて、旅に出ていた。
「………」
現在そのカイルはというと、何をするでもなくただぼ〜っとしていた。
ただ単にする事がないのだろう…。腰掛けるのにちょうど良さそうな切り株にきちんと座っている。
しかし、数分もしないうちに………
―――――ガサリ…
「?」
カイルは振り向く。
そこにはぴょこん♪と可愛らしい野兎が見えていた。
「vvv」
カイルが嬉しそうな顔をすると、兎は素早く跳ねてその元へ駆け付けようとするが…!
ドスウッ…☆
がさがさがさ…!
「兎ゲットですーーー!!」
「今日はお鍋よ〜〜〜!」
狩人2匹が情けもくそもなく狩り取った…。
「………(泣)」←餌
いくら弱肉強食の世界といえども、なんともせちがらい…………
「話があるんだけどいいかい?」
何やら、すっかり疲れた様子のジョウイの言葉に、3人は動きを止めた。(ちなみに、カナタとナナミは兎の皮を剥ごうとしているポーズで。カイルは釣竿を取り出そうとしている恰好で、)
「なんで!街に!泊まらないんだい!?」
悲痛そうな叫びを上げた。
そこはかとなく、窶れているようだ。
「え〜?だって〜」
「旅に野宿は付き物だからー」
「………(汗)」
カイルは何か言いたげにカナタを見るが、口を挟む暇がない。
「そりゃ、付き物だけどね!でも、旅に出てから数ヶ月、一度でも宿に泊まったかい!?(汗)」
「ない。」
きっぱりと言い放つカナタだ。惨い。
「駄目よジョウイー!無駄遣いしちゃ!!」←野生少女
「そうだよね〜、別に食うに困る訳で無し!寝る場所がない訳でも無し!!」←サバイバル野郎
ちなみに、カナタは解ってて言っているようだ…。
「ね!カイルさんも平気ですよねv」
「え?(汗)う、うん。平気だけど…(ジョウイ君が…)」←野戦経験多数
「ほら!多数決〜♪決定〜〜」
「う゛うう……(泣)」
嘆き悲しむジョウイ(おぼっちゃん育ち)だ…。
よほどこの生活が合わないのだろう。(兵役生活よりハード…)
「お姉ちゃんが料理するわよ〜〜〜♪♪♪」
「今日は僕が作りたいんだケドー!(汗)」
「カナタ…狩りで、もう僕を罠に使うのやめてほしいんだけど……(泣)」
「ええっ!なんでですか〜!?」
「そうよ〜いっぱい捕れるのに〜〜!」
「………(汗)」
何やら、和気あいあいと騒ぐ3人…。
それをみてジョウイは………
「……………(泣)」
冒頭に戻る☆(笑)
ただ単に幻水2の後の話を書きたかったのです…(書いてねえよっ!?;)