来ちゃいました…

 

 

ある日、またビッキーがテレポートに失敗した。

そして、飛ばされた先は…

 

 

 

橙色の光が水のように流れ、先の見えない広ーい通路…

「ここは…?(汗)」

「なんか知らない場所ですね…」

辺りをキョロキョロと見回す2人…。カイルは嫌な予感を感じて困り顔、カナタは困ってはいるが特に気にしていない顔である。元々レベル上げついでのデートだった為、どこでも良かったようだ。

アイテムに何かあったかとゴソゴソと探る…。すると、

「あ!カイルさん!アイテムに地図が増えてますよ!」

「え?」

地図が増えていた。

「もしや、バイ●ハザードですかね〜♪かなり嫌ですけどー☆」

カイルさんと一緒に生と死のバトル〜♪と喜んでいる少年だが、いつもそうだと思うのは気のせいか?というか、確かに地図は手に入るか、こんな通 路はバイオにない。

 

しかし、その地図も…

 

「って!全然載ってないですーーー!!;」

「この印って僕ら?;」

一部分しか載っていない。

それでふいに、カナタは何かに気付いたように顔を上げた。そして、バッ!バッ!と辺りを見回す。

「はっ!いやでも…ここはもしやっ!―――ア●ラ経路ですかーーーーーーっっ!!?」

「は?(汗)」

「ともかく別のゲームなんですっ!!;くっ!ついに某女性同人紹介雑誌のJrに主坊漫画が進出と言う輝かしい時に何をやってるんですかっ!?全く!―――ってあ”ーーー!;敵が出ましたーーー!!」

「ゴーレム…??」

「とにかく攻撃ですーーーー!!」

パニック状態でカナタは攻撃を仕掛ける。すると、敵はまだ簡単に倒せたのだが…

 

新手が現れた!

 

「えーーーーーー!?;ゲームシステム全然違いますーーーー!!;」

「逃げる…?(汗)」←もう精神的に疲れて、どうでも良くなったカイルさん。

「10連戦は嫌ですーーーーっ!!;」

だーー!とカイルを抱えて、その場から逃げ出すカナタ。

そして、カナタが先程の地図を片手で見ていると、何かを気付いたような声を走りながら上げた。

「はっ!わかりました!!この地図行った場所と通路が増えていくんです!!」

「………(汗)」

意外に余裕だ。

 

「えーっと、次は右と左に分かれてます!左に行きましょう!」

「うん、」

だーーー!と走って行った瞬間、奇妙な浮遊感とともに全身が歪んだような感覚に包まれた。

「……って、」

「え?」

「もっ…戻されましたーーー!!;なんなんですかーー!このシステムーーーー!!;」

「あ、地図行き止まりになってる…(汗)」

「わーーー!;また敵が〜〜〜〜〜っっ!!;」

 

 

その後、なんだかんだと、戦ったり暴れたり、乗っ取ったり(/)して、数時間。ようやくまたたきの手鏡で戻れば良い事に気付いた2人だった…。

 

 

 

 

後日。

「なんか、モンスター仲魔として捕獲できるらしいですよ〜。」

「………(ピクッ)」

 

蛇足として、少しだけカイルさんが興味を持ったと言う事を記しておく…。