生か死か…?
「ねえ、もしも絶体絶命の危機になって誰かが死ななければならなくなった時どうする?」
それは昔の出来事
自分の身に降り掛かった事
大事な人が死んでいった時の事
「えっと、それってカイルさんも一緒ですか?」
「……………うん、」
自分の為に誰かが死ぬなんてイヤだ、
誰もわかってくれない
自分の為なら命はいらないと、
戦いに命を散らしていった。
−−−−−−未来の為に…
「………まず、カイルさんを殺します。」
「………」
「その後に僕が死にます。」
「一一一だって、僕が死んだ後にカイルさんが誰かに笑いかけるなんてイヤですし…」
「それに…カイルさんが泣くの、イヤですからv」
「っ!!」
「死ぬ時は…一緒に死にましょう?」
誘惑
初めての、
なぜか心引かれた…
一人で生きるのはイヤだった。
だから…
「うん、一緒に死のうね…」
「はい」