壊れた心

 

 

『―――――穢れなき者を穢すのは楽しかった?』

 

「…………………。」

 

『英雄なんて言われてても、色恋沙汰には疎いあの人…騙すには容易な………』

クスクスと『自分』の笑い声が響く…。

 

「っ僕は………」

声を遮るように叫ぶと、『僕』は続きを促すように黙った。

その沈黙になぜか僕は言いたかった事を忘れ、口を開いたまま立ち尽くす

 

『誰も踏み込めなかった彼の領域に………』

ふぅとため息をつく気配の後に、僕の目の前に『僕』が現れた

『―――立ち入れたのは嬉しかったよね?』

「それは……」

僕と同じ姿、僕と同じ声…―――――『自分自身』。

コレは僕自身が作り出したモノ

僕の弱さ

 

『綺麗なあの人の心、澄んだ水みたいな………自分の手で穢した、』

「っ…」

『楽しかったよね?』

「僕は……っ!カイルさんを本当にっ――――」

『「好き」?』

言おうとした言葉を先に言われ、今度は僕は黙る

 

『だから奪ったの?心も身体も全部奪って、自分のモノにしてあの人を傷つけて?』

 

透明な心を穢して

真っ白な身体を塗り替えて……

奪って奪って奪って、あの人を空っぽにして

自分だけを満たして

傷つけて傷つけて、楽しんで

 

『だから壊したの?』

「…………」

『「好き」だから壊したの?』

「…………」

『それは「愛」じゃないよね?』

「っ!」

楽し気な、それでいて嘲りを含んだ声。

それ以上聞きたくなくて、僕は目の前の身体をなぎ払う………。

思っていた通り感触はなかった……………

 

誰もいない部屋の中、闇だけが僕を抱き締める。

「っ僕は―――」

噛み締めた唇から、鉄臭い味が広がった

 

 

ただひたすら愛を与えさせて下さい

僕は貴方が好きなだけなんです

ただ………

好きなだけなんです…………………。

 

貴方が………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お疲れさま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。

カナタ:わーい♪♪♪終わりですーーー!!!!!!>元気大爆発

    やっぱ僕は明るくなくちゃいけませんよねーーーー!!(きゅぴ〜ん)

そうだねー。つーか、別人じゃん。

カナタ:気にしちゃいけませ〜ん♪

まあ!内容も訳わかんないしねっっ!!

カナタ:そう思うんだったら、内容考えて下さい。

    僕とカイルさんのラブロマンスとかっッ!!

『内容はないよー』。

カナタ:さぶっっ!(汗)

さー。撤収撤収vvv

カナタ:終わりですー>スタスタと去ってゆく。