僕は壊れていました

 

 

自分の犯した罪に耐え切れずに………。僕は壊れていました。

父を親友を……………他の人々を殺してきた罪を…………………………………

購う事ができずに僕は………

 

 

笑う事もできます

人と会話を交わす事もできました

 

でも

 

 

僕は壊れていました

 

 

 

どこか暗い場所で独り座っていました

 

何年かずっと独りで考えていました。

3年間の旅は一人ではありませんでした。

 

でも僕は独り

 

 

 

少年に出会いました。

強い強い、とても明るい『光』を持つ少年。

 

その少年が僕に近付きました。

 

独りの僕に………

 

 

暖かい

 

 

そう感じたのは、ずいぶん懐かしい事でした。

 

彼は僕を守ってくれるそうです。

とても暖かかったのです。

 

もう何も考えなくていい。

ただ、彼にいだかれていればいい…………

そう僕に感じさせてくれました……

 

 

 

 

本当は『光』ではなかったのかも知れません………

『白い闇』

だったのかも知れません………………

 

でも………………

 

 

とてもとても暖かったのです。

 

 

だから僕は………

 

 

僕は壊れていました

 

 

それは、これからも同じなのでしょうか…………?