恋心
深まった夜の中、
眩しいのは月の光と…
「カイルさん」
眠れないで外にいた。
誰かに声をかけられる、
「…カナタ、君?」
今日出会ったばかりの少年、
「カナタでいいです、」
「カナタ…はこんな時間にどうしたの?」
「僕はカイルさん捜しに、で、カイルさんこそどうしたんですか?」
昼とは全く別な一面を見た気がする
何か強い意志が見え隠れしていた。
「僕は、眠れなくて…」
「そうなんですか?一一一眠れるようになるおまじない知ってますよ」
カナタがゆっくりと近づく、
唇が軽く重ねられる、
「え?」
唐突な行動に呆然となる
「僕、カイルさんの事好きですからvいい夢見て下さいね、」
ニコッと笑ってカナタは去ってゆく
「……………眠れそうにないかも…」
顔を真っ赤に染め、口を押さえて呟く
とくとくと胸が高鳴っていた。
一一一一今はまだどうなるかわからないけれど、
君と一緒に居たくなった。
君が僕を好きだというのならば、今は側に居たいと願う………
深まった夜の中、
眩しいのは月の光と君の輝き、