いつしか泣き方を忘れて、笑い方さえも忘れて・・・
それを苦しいと感じたことなんて、一度もなかった






「あ・・・アリムラさん?」

振り向いた先にアリシラが立っている。
なんとなく不安そうなその表情に向かって、アリムラは笑ってみせた。

「これから大変だと思うけど・・・頑張ってね」
「あ・・・あの・・・本当に帰っちゃうんですか!?どうせ行くあてのない旅だったら、何もこんなに急ぐ必要・・・」
「でも、もう僕がこの国にいる理由なんてないから・・・これ以上ここにいれば、ありもしないヘタな野心を勘ぐられかねないし、そうなれば君の立場も危うくなるからね・・・そんなこと、僕はしたくないから」

アリムラの言葉に、アリシラがしゅんとうなだれる。
後にデュナン統一戦争と称される、ハイランド王国との戦いに勝利した同盟軍は、軍主のアリシラを盟主に据え、新しい国家として歩みだした。
軍の要人の多くは国の中心となり、今でもこの地の平穏のために日々奔走しているが、アリムラだけは彼らと同じ立場でいることなどできるはずがなかった。
もともと、軍では客人扱いで、あくまでトランの人間であった彼が「戦争」に携わったのは、最後の決戦ただひと時だけ。

「でも・・・だけど・・・・・・」
「アリシラ・・・君も、もう子供じゃないんだから・・・」

いつの間にか自分を追い越してしまった肩を軽くたたく。
いつまでも保護のほしい子供でいられるはずはない。
国を統べる人間となった彼なら、尚更のこと。

「今生の別れってわけでもないんだし・・・ね?」
「・・・・・・・・・」

すっかり俯いてしまったアリシラに困惑したような微笑を向けて、アリムラは躊躇いがちに彼に抱きつく。
驚いたように目を見開く彼の耳元に唇を寄せて、吐息のように言葉を吐き出した。

「アリシラ・・・僕に『未来』を夢に描くことが許されるのかなんて分からないけど・・・もしもそれが許されるのだとしたら・・・その時は僕の・・・」

2人の髪を微かに揺らしていた風が、突如音をたてて、強く吹き荒れる。
舞い散る木の葉と、アリムラの言葉の先もいっしょにさらって。

「・・・・・・・・・」
「アリムラさん?」
「・・・もう・・・行くね」

アリシラから身を離すと、アリムラは少し寂しそうに笑うと、背中を向ける。
ゆっくりと遠ざかっていく小さな背中に、意味もなく不安を感じて、アリシラは咄嗟にアリムラを呼び止めた。
アリムラが振り返る。
しかし、アリシラには、彼にかける言葉が見つからない。
困ったように言葉を必死に探すアリシラに、アリムラは微笑むと彼から視線をそらした。
そのまま数歩歩いたところで立ち止まる。

「アリシラ・・・今は・・・ほんのひと時だけ、お別 れだよ・・・」
「アリムラさ・・・」
「でも、絶対にまた逢えるから・・・だから・・・またね」

振り向かずに告げられた、再会を約束する言葉。
それが最後に聞いた、彼の言葉・・・・・・






もう何百年前になるんだろう
再会を誓って別れたあの日・・・
2人で見上げた空は、かぎりなく青かった
あなたは、あの空に
何を見ていたんだろう・・・?






矛がわき腹を貫き、引き抜かれる確かな感覚と、抉られた傷口をおさえた掌に、ぬ るりとした血の感触。
痛みではなく、熱さだけを感じる。
ふらつく足を叱咤して、なんとかその場から逃げ出した。
数人が追いかけてくる気配。
どれだけ逃げても、傷口から流れ出る血が自分の居場所を追跡者たちに教えてしまうだろう。
意を決したように、堀へと足を踏み入れた。
流れる水の冷たさが、徐々に体温を奪っていくが、そんなことにはかまっていられない。
こんなところで死ぬわけにはいかない。
絶対にまた逢うと・・・あの時約束したんだから。
凍えた足の自由がきかなくなって、そのまま水の中に倒れこむ。

「・・・・・・・・・ラ・・・さん・・・」

もう動けない。
瞼の裏に思い浮かべる、逢いたい人の名前さえ、まともに呼ぶことができない。
こんなところで死ぬわけにはいかないのに・・・・・・





「謀反?」
「そうなのよ。国王様のご遺体はまだ見つかっていないっていうから、大丈夫だとは思うんだけど・・・」
「・・・・・・・・・」
「私達みたいな下層階級の国民たちにとっては、国王さまは最高の人なの。ご自分のことなんか後回しで、私達の生活の改善に努めてくださって。国を支えるのは、上層部のわずかな人間たちだけじゃない。底辺を支える、権力を持たぬ 民こそが重要だっておっしゃってくださったのよ?それなのに・・・今までのような特権を許されなくなった上層部の人間は、やっぱり不満を募らせていたのよね」
「・・・・・・・・・」
「私達は、誰が新しい指導者に就こうとも、今の国王様の復権を願っているんだけど・・・」

よくしゃべる子だ、と思いながらも、しっかりと耳を傾ける。
その言葉のひとつも逃すまいと。

「大丈夫よね?こんなことくらいで、この国はダメになったりしないよね?」
「さぁ・・・僕には何とも・・・・・・」
「・・・・・・・・・・!」
「・・・物事に、絶対なんてあり得ないよ。だから・・・国王殿が生きているとは限らないし・・・その逆もまた・・・」

それだけ言うと、立ち上がる。
数日の宿の礼と代金を支払うと、そのまま外へ出た。
見上げた空は、ぬけるような青。

「・・・アリシラ・・・・・・」

別れた日、いっしょに見上げたのと同じ空。
この空の下のどこかに、彼はまだいてくれるのだろうか。
平静を装ってはいるものの、心中はかき乱されて、じっとしてなどいられない。
しばらく迷いはしたが、彼がいるであろう方向へと足を向けた。
一部の家臣の謀反によって、動乱の渦中にある同盟国の居城へ・・・・・・






わずかに息を乱しながら、アリムラは城下へと足を踏み入れた。
いくつもの自治国家を統率する、この同盟領の中心地。
そこには、かつての活気など微塵も感じられなかった。
時折すれ違う、武装した兵士たちが訝しげなきつい視線を投げかけてくる。
今は厳戒令が発令されているらしいことを、それとなく悟った。
こんなところで、これ以上一人でうろうろしているのは危険だろうと、アリムラは仕方なく小さな宿に逃げ込む。
こんな状況での客に、宿の主人は驚いたようだったが、部屋を貸してくれた。

「あんた・・・今この国がどういう状況か知ってて、ここに来たのか?」
「えぇ・・・道中いろいろと聞きましたから」
「だったら、なんでわざわざ、こんな危険なところまで来たりしたんだ?」

悪気はないのだろうが、少々強い語気の主人の声に、アリムラは苦笑すると、目を伏せた。

「・・・・・・国王殿を探しに・・・・・・」
「!?ムチャなこと言うな!あんた、本気でそんなこと言ってるのか!?」
「僕には、あの方との約束がありますから・・・」
「すぐにでも、この国から引き返せ!あんたは知らないかもしれんが、今この国では国王殿に味方する人間は、ことごとく殺されてる。老若男女かまわずにな!それに・・・こんなこと言いたくないし、考えたくもないんだが・・・国王殿は、もう・・・・・・」
「殺された・・・と?」

言葉の先を言いよどんでいる主人に、アリムラは、さらりと言ってのけた。
それが癪にさわったのか、主人が睨みつけてくる。

「でも・・・まだ、ご遺体が見つかったわけではない・・・そうですよね?」
「・・・・・・・・・」
「仮に見つかっているのだとしたら、とっくにその身体は、晒しものにされているはずだ。それがないということは・・・見つかっていないということでしょう?」
「それは・・・そうだが・・・・・・」
「だとしたら、まだ諦めることなんかない。僕は、国王殿は、まだご存命であると思いますよ・・・。それを確かめるためにも、僕はここに来たんだから」

頑なに、自分の意志を曲げようとしないアリムラに、宿の主人は嘆息し、部屋へと案内した。

「宿帳の記帳は結構だ。あんたみたいな奴を泊めたと分かれば、うちも国家に潰される。厄介事はごめんだからな」
「えぇ・・・ご迷惑をおかけするつもりはありません」

ぺこりと頭をさげるアリムラを一度睨みつけると、主人は自分の部屋へと戻っていった。
アリムラは、手にしていたわずかな荷物を床におろすと、窓から外をながめる。
アリシラが、この城下にいるという保証はない。
もうとっくに、国外に逃げていることだって考えられるはずだ。
自分でも、おかしいと思う。
しかし、どうしてもここで彼に逢えるような、何の根拠もない・・・けれど確信めいた予感だけが心をよぎった。

「この分だと・・・夜も兵士の数は減りそうにないか・・・」

通りを闊歩する武装兵たち。
そのほとんどが、未だ見つからないアリシラの捜索のために駆り出された者たちなのだろう。
今自分が外に出れば、間違いなく怪しまれる。
あの主人の話からしても、アリシラを探すどころか、自分も命を狙われかねない。
どうすればいいんだろう・・・・・・

「アリシラ・・・・・・」

逢いたい・・・もう一度逢いたい・・・
以前と変わらぬ笑顔とぬくもりで、もう一度だけ抱きしめてほしい。
それなのに、どうしようもないほどの不安だけが増していく。
家臣の謀反により、アリシラが行方をくらましてから、もう1週間。
遺体が見つかったという情報は確かに流れてはいないが、だからといってアリシラの無事が確実なわけでもない。
国外に逃げおおせたというのなら、政治亡命の報が届いてもいいはずだ。
考えたくもない結末ばかりが、自分の内で大きくなっていく。
耐え切れなくなって、胸元を強く押さえた。
こんなに苦しいのに、自分には涙ひとつ流すことができない。
遠い昔に泣き方を忘れてしまって・・・枯れた涙が頬を濡らすことなどなかった。
言いようもない苦しみと悲しみだけが身体を支配しているのに、それを吐き出すこともできない。
涙を流せないことを、これほど苦しいと感じたことなどなかった。

「アリシラ・・・」

震える声で、もう一度名前を呼ぶ。
いずれ彼に逢えることだけを信じて、この何百年という気の遠くなるような時間を生きてきたのに・・・






宿の主人が止めるのも聞かずに、真夜中の城下に飛び出した。
これ以上、何も考えたくない。
兵士たちの目をかいくぐって、建物や植え込みの陰に身を隠しながら、周囲の気配に気を配る。
感じるのは、見知らぬ兵たちの冷たい気配のみ。
もう、アリシラは、この城下にはいないのかもしれない。
いや、むしろいないと考える方が自然だろう。
いつまでも、こんな危険な場所に留まっているはずがない。
今さらながらに、自分が正常な判断能力を欠いていたことに気付く。
しかし、思いのほか城の近くまで来てしまっていたらしい。
気付けば、周囲に、いくつも衛兵の気配を感じる。

「・・・・・・・・・まずい・・・かも・・・」

こんな時間、おまけに厳戒令がしかれている中で一人で出歩いているともなれば、怪しまれるのは当然。
ごまかし通せる自信もない。
手にした棍を、強く握り締めた。
一戦交えることになるかもしれない。
ひとつ息を吐いて、前方から近づいてくる気配に集中する。
そのためか・・・後方からの気配に気付くのに遅れた。

「!?」

背にしていた植え込みから伸びてきた手に口を塞がれて、そのまま引きずり込まれる。
どうにか拘束を抜け出そうとしたところを、驚くほど優しい腕が抵抗を抑え込む。
耳元で囁かれた言葉に体中から力が抜けて、今まで張り詰めていたものが一気に崩れていくのが、自分でもよく分かった。




遠ざかっていく兵の足音を背中で聞きながら、そっと口にあてられていた手をはずす。
ゆっくりと振り返り、自分の身体を押さえ込んでいる人物を見ようとするのだが、視界がぼやけて、はっきりと見えない。

「・・・アリ・・・シラ・・・?」

確かめるように名前を呼んでみる。
そんなはずはない、と心の中に絶望的な思いを隠しながら。

「絶対に・・・来てくれるって思ってました・・・アリムラさん」

かえってきたのは、遥か昔に別れたきりの、それでも耳に残る懐かしい声。

「どうして・・・泣いてるんですか?」
「・・・・・・・・・」

言われてはじめて、自分の頬を濡らすものに気がついた。
目が熱い。

「アリシラ・・・・・・」
「?」
「なんで・・・なんで、こんなところにいるの!?いつまでもここにいたら、殺してくれっていってるようなものなのに・・・なんで・・・なんで・・・!」
「ちょ・・・ちょっと、アリムラさん・・・」

自分でも驚くほど、感情が表に出てしまう。
流れる涙は止まらなくて、心の奥底にわだかまっていた不安をみっともないほどに曝け出す。

「アリムラさん・・・ちょっと落ち着いて・・・見つかっちゃうってば」

慌てたように、アリシラがアリムラの身体を胸に抱きこむ。
そのまま落ち着かせるように、優しく背中に手をまわすと、アリムラの涙が胸元を濡らした。

「僕が危険を承知で、ずっとここにいたのは・・・ここにいれば、あなたが絶対に来てくれるって・・・そういう自信があったから・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・って言えば聞こえはいいんだけど・・・正直な話、もう身体動かないんです・・・」

そう言って、アリシラは、自分のわき腹のあたりを指差した。

「ちょっと逃げるときにヘマしちゃって・・・思った以上に、傷が深いみたいなんですよね」

暗くて気付かなかったが、彼の衣服には、何かに貫かれたような裂け目と、もうかわいてはいるものの、べっとりと血が染み込んだ跡がのこっていた。
不器用ながらも、自分自身で応急処置をした跡は見られるが、十分な手当てなどされている様子はない。
そっと傷口の上に触れると、苦しそうにアリシラが息を詰めたのが分かった。
この分だと、傷口は化膿してしまっているに違いない。
そういわれてみれば、先ほどから彼の身体が、やけに熱い。

「アリシラ・・・?」
「あ・・・大丈夫です。まだ動けますから。でも、少しだけ肩かしてもらってもいいですか?」

どうしてもっと早くに気付いてやれなかったのだろう。
傷口から、発熱している。
かなり体温が高い。

「とにかく・・・早く、傷の手当てちゃんとして、身体冷やさないと・・・」
「・・・・・・・・・」
「アリシラ・・・動ける?・・・アリシラ?」

答えはかえってこない。

「アリシラ!?」

自分を抱いたままで、ぐったりとしてしまっているアリシラの頬を、気付け程度に軽くたたく。
アリシラは、ぴくりとも動かない。

「アリシラ・・・アリシラ!?」






冷たい雫が、頬にいくつも落ちてくる。
重い瞼をあけると、アリムラの顔がすぐ目の前にあった。

「アリムラさん・・・泣いてばっかりですね・・・」

自分を覗き込んでいるアリムラが泣いていることに気付いたアリシラは、苦笑しながら、その涙をぬ ぐってやる。

「・・・・・・誰のせいだと思って・・・」
「そうですね・・・ごめんなさい・・・・・・」

あのまま倒れてしまったアリシラを、アリムラが担いで、兵士の目をかいくぐりながら、何とか城下から連れ出してから、もう5日目。
その間、まったく目を覚ます気配のないアリシラを、ろくに眠りもせず見ていたアリムラは、すっかりやつれてしまっていた。

「・・・・・・よかった・・・」

アリムラの涙は、止まらない。
今まで流すことのできなかったものが、堰を切ったかのように。
目の前で泣いている彼を抱いてやれないことを心の底で悔やみながら、アリシラは天井を見上げた。

「もう・・・同盟国も、ダメ・・・かな・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「それもこれも、全部僕が悪いんだけど・・・」

アリムラの目が、じっと見つめてきているのが分かる。

「・・・他の国への政治亡命も考えたんだけど・・・それはできなかった・・・そんなことすれば、僕のこと信じてくれてた国民の人達を裏切ることにもなるし。復権か、死か・・・そのどちらかしか、僕には残された道はないんだよね・・・」

アリシラは、両手で顔を覆う。
彼が苦しんでいるのが分かるから、アリムラには何も言うことができなかった。

「でも・・・逃げたくはない・・・僕は・・・」

小さく呟かれた・・・それでも強い決意の言葉に、アリムラは一度目を閉じると、流していた涙をふいて、微笑んだ。
自分でも驚くほどに、自然な笑み。

「君がそういう道を選ぶのなら・・・僕も・・・協力するよ・・・」
「・・・・・・?」
「ほんの少しの力しかないけど・・・君が最後まで逃げずに戦う、その助けになりたい。2人でいられれば、涙だって痛みだって・・・きっと、半分にできるし・・・ね」

泣くことも笑うことも忘れていた自分に、それを思い出させてくれたのは彼だから、その力になろう。
どんなに離れていても、彼を想う気持ちに変わりはないけれど、少しでも傍にいたい。

「・・・アリムラさん・・・・・・?」
「ん?」
「あの・・・さ・・・ほら、もう何百年前になるのかな・・・僕が同盟国の盟主になってすぐに、あなたと別 れた日・・・あの時、アリムラさん、僕に何か言おうとしてたよね?」

僕に『未来』を夢に描くことが許されるのかなんて分からないけど・・・もしもそれが許されるのだとしたら・・・その時は僕の・・・

「・・・・・・・・・」
「最後の言葉聞き取れなかったけど・・・あれ・・・何言おうとしてたんですか?」

じっと見つめてくるアリシラに、アリムラは少し困ったように笑った。

「・・・僕に未来を夢に描くことが許されるのなら・・・その未来には、僕の傍に君がいてほしいって・・・そう言いたかったんだよ・・・」

そんなことが許されることではないと分かっていたから、あの時、風に消された言葉の先は、あえて続けなかったけれど・・・

「傍にいても・・・いいかな・・・涙をふいてくれる人がいてほしいよ・・・」

呟かれた言葉の頼りなさに、アリシラが笑うと、無理矢理に身体を起こす。
まだムリがあるのか、支えきれずに倒れてくる身体を慌ててアリムラが抱きとめた。
大丈夫?と覗き込むアリムラに、アリシラが嬉しそうに笑っていた。

「ずっとずっと傍にいてください・・・僕も・・・あなたの傍にいたい」

一人じゃない。
自分には支えてくれる人がいる。
たとえ、この国で孤立しようとも、彼だけは傍にいてくれるから・・・だから自分は強くなれる。

「アリムラさん・・・僕ね・・・たった一人だけの人に出会えたから・・・だから、その人の傍にいたいって、ほんとに思ってたんだよ?ほんとだからね?」
「うん・・・・・・」
「傍にいて、あなたの涙をぬぐってあげる・・・でも、できればあなたには・・・笑っていてほしいな・・・」

心の底からの笑顔を見せて。
その笑顔のためなら、どんな苦痛だって乗り越えてみせる。
不安だって、すれ違いだって、きっと乗り越えていけるから。

「2人で・・・いっしょに戦おうね・・・」




この国のためにも逃げることは許されない
だから、2人で戦うことを選んで・・・
もう少しだけ、僕も強くなるよ
涙なんかいらない
永遠に変わらない気持ちといっしょに、2人で笑顔だけを探そう

 
カウンター4400(キリ番)ゲットの陸海月様からのリクエスト。
「泣く坊ちゃん」
別名「国内紛争第2弾」・・・・・・殺伐とした話だ(爆)
ちなみに国内紛争第1弾は、「はじまりの朝」ですね。トランが舞台でした。
一応、うちの坊は泣きたくても泣けないって設定になってるんで、まぁ舞台を未来のお話にしようとは初めから考えてたのですが・・・困ったことに、まぁ前置が長い長い。
そして、2主と坊の邂逅部分は、やけにあっさりしてますしねぇ・・・むむぅ・・・
バカップルすぎる・・・うちのWリーダーども・・・もう、ほっとけ(なげやり)
うふふ・・・海月様、ごめんなさい・・・坊の泣いてる場面、どうでもいいほど短いっすね・・・ぐす
ちなみに、この話、タイトルからしてそうなんですが、V6の「Believe Your Smile」が元ネタです。
いやぁ・・・あんまりジャニーズ系は聞かないんですが、友人から借りたV6のベストアルバム聞いてたら・・・
「主坊ソングたくさんじゃん!!!」
嘘だと思うなら、聞いてみてください(爆)いや、ほんとに、まんま主坊ってのが多いんだもん・・・
だからって、こういうところで書くなよ・・・ごめんなさい(泣)
ほんとにごめんなさい、海月様・・・カナタくんとカイルさんのツメの垢煎じて飲ませてやりたいです(死)