彼の罵倒その1
「この××の×××が、××した×××手で触ってくるんじゃねーッ!」
ドカバキゴス。
「…仮にも王子が、あんな事叫んでていいのかよ。;」
「あれは王子なりのストレス発散法なんですよ、それに―――王子は言葉の意味を具体的に理解していないからいいんです!」
「なんだそりゃ!!;」
何か萌える。
彼の罵倒その2
「そう言えば…あんたそんな言葉どこで覚えてきたんだよ?(仮にも王族が)」
「ん?これは、確かまだオレとコイツが小さくて、ストレス発散にもクマのぬいぐるみの腹を殴る程度のことしかしてなかった時になぁ―――」
夜、母上の執務室に近づいた時に…
『ははうえ…?』
『―――――ああッ!あの貴族の×××の××どもッ!よくもわらわのフェリドをッ…!今に××で×××な目に合わせてッ××を××してくれるわ――ッ!!』
「――って。」
「……………」
え?太陽の紋章宿してなくてもあの性格?
偽・決戦前夜?
ロイが影武者の務めとして、囮をすることになりました。
とても危険なので、餞別を贈りました。
〜カルム(表)の場合〜
「ロイ、これ…明日の囮作戦でもし危険が迫ったら、使ってね…!」
「まあ、くれるて言うなら遠慮なくもらっとくけどな。―――って…!;」――――『身代わり如来』。
(オレが死ぬ事前提か…!?)
〜カルム(裏)の場合〜
「ロイ!オレからも餞別やるよ!この紋章付けてやる、どうしょうもなくなって××ちびりそうになった時に使え☆」
「何か大層な紋章だけどいいのかよ―――って…!;」――――『断罪の紋章』。
(死ぬ気で倒せって!?;)
天然さんと鬼軍曹。
アーメス追撃戦の後のセーブル突入で、久しぶりにロイもメンバーに加入できました。
「え?ロイも来てくれるのっ?」
「何だよ、オレが入っちゃ不服ってことかぁ?」
「ううん!そうじゃなくて…ロイ、リオンが怪我してから着いてきてくれなかったから、嬉しいなって…(照)」
「そっ…そうかよっ。ま、ま、付き合ってやらぁ!(照)」ほわほわ笑う天然王子に、つられて照れるロイ。
天然、それ故に最強。
美少年攻撃
「同じ顔なのに、ロイだけズルイな。」
「あ?;」拗ねたようにそう呟く姿を、ロイは間違っても自分と同じ顔だとは認めたくなかった。
―――何故なら、この混戦の中においても、相手は少女のように可愛らしかったからだ。「王子様っ前っ前ーッ!!;」
「こんな攻撃ミューラーさんのに比べたらどうってことないよ!」必死にモンスターを壊滅させる、ニックとリヒャルトに、慌てて2人も加勢に加わった。
お薬を片手に一時休憩する4人。…何とか生き残ったようだ。
「で、何がズルイって?」
「え?だから、『美少年攻撃』。…同じ顔なのに、僕は参加出来ないし…」
「「………。」」―――行儀良く座るその姿からは、どう見ても少年少年した様子が見えない…。
いや、女々しい訳ではないが、見た目の色素の薄さが、どうにも大きなマイナスポイントのようだ。「そりゃあ…王子さんに男らしさが足りないからじゃねーか?」
「あっ;そんなにあっさり言って…!;」
「ええっ!?;」だって。どっちかと言えば美少女だから。(後、別人格の方は性格がアレ過ぎる。)
「男らしさ…」
うーんと悩み、ふとカルム(表)はロイをキッと見上げた。
「…こんな感じっ?」
「……………」上目遣いだ。
100%上目遣いだ!…正直、可愛かった。
けれど、世の中の平和の為に「全然ちげーよ。」と没にしておくロイだった…。
闘技場での決闘(プレイ日記より再録?)
闘技場へたどり着いたカルムらだったが、そこには囲むようにして弓矢兵達が待ち伏せしていた。
「残念だったな、くっくっくっくっ…」
…と悪役丸出しでキルデリクが立っているのに、カルムはイラっときていたが、カルムが切れるよりも早く、黄昏の紋章が兵たちを焼いた。
まさかの身内割れに、今度はカルムらが優勢になったが、キルデリクは一騎打ちを挑んできたのだった。しかし…
「ここは私が出ます。闘神祭決勝戦での屈辱を晴らすことにもなる!」
と、ベルクートがカルムの代わりにと名乗りを上げた。
それに続いて、闘神祭で痺れ薬を飲まされて欠席したリヒャルトまで手を上げる。(―――一体どっちに出てもらえば…!;)
わたわたしながらカルムは考えた。
「えーっと…;→『ロイの仇だ。僕がやる。』…!;」
「死んでねーよっっ!!;」縁起でもない!;と抗議の声を上げるロイ。
結局…
「ベルクートさんです!ベルクートさん!絶対ベルクートさんに出てもらってください!!」
「痛い痛い痛いっっ!!;」力説するマリノに肩を砕かれかけ、カルムはベルクートに一騎打ちに出てもらうことに決めたりした。
兵法技能
「ロイ君、次にまた王子の影武者として指揮を取ってもらうかもしれませんから、王子が指揮をとってらしてる時の身振り手振りを見ておいてくださいね。」
「身振りだけでいいのかよ? 指揮の取り方も何も知らねぇんだけどよ」ロイの何気ない返答に、ルクレティアは非常に形容しがたい顔になった。
「…………………うーん。そうですねぇ〜…こう言っては何ですけど、――王子には指揮の才能がないんです!」
「はあ!?;」力説だ。
「いや…でも、アイツ…王子さん、勝ってるじゃねぇか?;」
「それは王子が必死に努力なさっているからですよ。」あまりの力説っぷりに、思わずロイもフォローに走ってしまう程だ。
そんなロイに、ルクレティアはあっさり首を縦に振って答えた。「王子も自分が全体指揮に向いてないのをご存知ですから、怪我人が死人にならないように回復係を満遍なく配備してるんです。…知識としては覚えていらっしゃるみたいなんですが、戦闘中にうまく指示を出すのが苦手みたいですね。…混乱が過ぎますと、ご自分で突撃されますし…」
「……………」あっちか。
「まあ、そういう訳でロイ君はそのままでいいですよ。どうしてもというなら、基本だけを覚えておいて下さいね☆」
「……………」ついでにオレも貶されてねぇか!?…そう思いつつも、突っ込むに突っ込めないロイだった…。
この軍は本当に女性が強い。
一度は考えてしまう未来ネタ。(6年後以降の話)
「ミアキスっ妾の子の性別はどっちじゃった!?」
「元気な男の子でしたよぉ〜!」
「男の子か!兄上のように凛々しくて格好良くて美人に育てて見せるのじゃっ!」
「楽しみですね〜♪」
で、3日後以降…
「……う〜む、兄上というか母上に似てはいるのじゃが…」
「……ええ、」まだぷにぷにのふわふわではあったが、期待通り、どことなく前女王系統の顔立ちをした赤ん坊だ。
「…妾の髪色が出たせいか、兄上と言うより兄上の恋人のあのロイとかいう男に似ておらぬか?」
「瞳も見ようによっては金茶ですからね〜?」ただ色合いがリム系統の色が出た。
「…面白そうじゃから、外へ出せる年頃になったら一度兄上に預けて会わせてみせるか。」
「ロイ君がどんな顔するのか、是非見たいですね〜♪」
(うっかり一度は考えてしまうネタ>笑)
始祖の地到達で考えてしまうネタ。
inルナス
「行こう!今度こそ全ての決着をつけないと…!」
「そうですね、王子!」
in始祖の地
「っっ帰るぞー!撤退撤退ぃぃっ!!;」
「はいっ王子!;」ガチガチガチ。
歯の根も合わぬ程震えながら、カルム(裏)は素早く前言を撤回した。(過保護にもすぐにチェンジしたようだ。)
まあそれもその筈…何の防寒具もない状態で、こんな薄着で居ては凍死しかねない。「さささささむっ!!;あんたコレ絶対に人選ミスだろっ…!!」
「ロイが普段から背中丸出しの露出狂なのが悪い。」
「あんたと露出変わらねぇよ!!;」
「毛の部分抜いたら、お前のが露出狂だよ」寒くて機嫌が悪いのか、メコッとロイを蹴りつけている カルム(裏)だ。
「王子っ!わたしの上着でよろしければ着て下さい!」
「確実に凍死すんぞー!?;」
「リオン…気持ちは嬉しいけど、今は出直して風呂に入りたい…――そうだ、毛だ。」
「はぁ?あんた頭大丈夫か?…ぶはっ!!;」←悪気なし。
「ロイみたいに髪を下ろしたら、少しはマシかもしれない…!」
「そうですね、戻ったらきちんと編み直して差し上げますから、そうしましょう王子!」強制的に発言を止められた者が出たが、それはさておき。まあそういうことになった。
で。
「……………」
シャラ〜ンと腰まで伸びた銀の髪。
編んでいたせいで、軽くウェーブがかった所が別の世界の生き物のように見えてしまう。
…完璧に美少女だ。「……あんた絶対オレに似てねぇよ…」
「うるせぇ死ね××。もー温いならなんでもいい。」
「早く戻って防寒具を手に入れましょうね!」
(腰に巻いてるのは上着なんじゃないかなとの疑問有…。)
見分け方。
「リオンちゃんは、どうやって王子とロイ君を見分けてるんですかぁ〜??」
「えっと…そうですね、わたしには全く違って見えるんですけど…、一目で分かるポイントは…」
「うんうん、」「王子は(どちらの時も)、わたしやサイアリーズ様達(肉親)を見る時、瞳が宝石みたいにキラキラしているんです!」
「…キラキラ?」
「はい!」
身内を見ると嬉しくなるとか。
(別にロイ君の瞳が曇っている訳ではありません。>笑)
なんちゃって夢オチネタ☆
「…王子、今まで黙っていて申し訳ございません、実はロイ君のことなんですが…」
「ロイの?」
「以前の報告書ではファレナ女王家に連なる血筋ではないと申し上げましたが…実は、女王陛下の実子ということが判明しました。」
「え!?じゃあロイと僕は兄弟!?;」
「いえ、違います。そのことなんですが…」「今まで黙っていて悪かったね…」
「叔母上!」
「実は、あんたの母親はあたしだったのさ!」
「え…じゃあ僕の本当の父親は―――ギゼル!?;」
「…って夢を見た。」
「…あんた疲れてんなら、医務室行けよ。;」
(捏造ネタで有りそうで恐い。>笑
幻水では髪の毛の色の遺伝とか考えちゃダメだよね! )
好き嫌い。
「――そう言やぁ、あんた、回復アイテムにチーズケーキの類持ってねぇよな。何でだ?」
「………」
「………」別になくても構わないけど、と素朴な疑問を口にしたロイに、カルムとリオンは物凄く微妙かつ暗い表情で沈黙した。
「な、何か悪い事言ったかよ!?;」
「いえ、別に悪くはないですけど…;」
「うん…;」
「なんだっつーんだよ!;」
「ううん、あの別に甘い物がキライな訳じゃないんだけど…ただ、チーズケーキだけはどうしても…;」
「ええ、見ているだけで胸が一杯になるだけで…;」
「はあ?;」虚ろな視線になった2人に、それ以上ロイは問い質す事は出来なかったが―――その言葉の真実は、数日後某道具屋の前で判明した。(某R氏証言「た、確かに見てるだけで胸焼けがッ…!;」)
(そんな訳で、うちの王子はチーズケーキが苦手です。>笑
でも念の為に1個袋にありましたが、
それは自分用ではありません♪>爆)
ミアキスちゃんとリオンちゃんv
「う〜ん…」
「どうかしたんですか、ミアキス様?」難しい顔で眉を寄せているミアキスに、リオンは何気なしに声をかけた。
「あ、リオンちゃん。それがですねぇ、今ちょっと悩んでるんですよぅ」
「はぁ、何をですか?」「――――もし、王子とロイ君の精神が入れ替わったら、その場合どっちが王子になるんでしょうね〜? 外見は同じなんですから、やっぱり中身が優先でしょうかぁ?」
「王子とロイ君は似てません!;…それよりもまず、王子とロイ君の精神が入れ替わる事自体がないと思うんですけど…;」
「え〜わかりませんよぅ、真の紋章とかシンダルの遺跡って何が有るかわからないんですしぃ!」
たまに突飛な事を言い出すミアキスに、苦労するリオンだった…。
彼と彼と彼の事情〜デート?お出かけ編。〜
心なしか、カルムと2人で出かけることが多くなっている今日この頃のある日。
正直護衛の1人もなしに出かけるのは、どうかと思ったりするものの(暗殺者は沸くし)、まあ長い時間のことでもなし、気分転換にもなるしと付き合っていた日のことだ。昼食の時間が過ぎて、小腹が空いた。
わざわざ城に出直すのも面倒なので、道具袋に入ってある食材で調理することにしたものの…――後から思えば…やめときゃ良かった!の一言だ。
「じゃあオレは水でも汲んでくるから、任せたぜ。」
「え、うん、わかったっ!」楽な作業をロイが選んだ結果…戻ってきた時には、(何故か)炭のニオイがした。
…少し、少し考えればわかることだった。
いくら視察と言う名のサバイバル生活(野宿・野営)が多かったとは言え、(←カルムから聞いた。)
王子は王子!貴族は貴族!箱入りは箱入り!…料理が出来るかどうかは最初に確認すべきだった。
鼻に絡みつくような目に沁みるような…咳き込みそうになる匂いに涙が出てくる。…いや、出ないが。「遅ェ。」
じゃりじゃりじゃり。
…明らかに食べ物の音ではない音が、カルム(裏)の口元からしていた。
そのシュールな光景に、思わず orz と土下座体勢だ。「あんた…作れないなら最初っからそう言えよ!;」
「焼いたり煮たりは出来るぞ。」※見てるのは
「出来てねぇよ!!」明らかに炭だ。(多分原材料は肉。)
「煩せェこの××!ちょっと表面が炭になったくらいでガタガタ言うな!××無しが!」
「8割炭だろソレ!?」
「食えればいいだろそれで。スラム育ちが食い物粗末にするんじゃねェッ!」
「逆だっての!スラム育ちだから食えるギリギリのもんがわかんだよ!明らかにソレは食えないもんだよッそりゃあ!」文句があるなら本人に食わせろーッ!
煩せぇ死ね!この××ヤロー!…と、言い争いの末、無理矢理ロイは炭(確定)を食わされたらしい…。
(短かったのでこっちに。
王子は炊事洗濯家事手伝い全般苦手だと萌える。
不器用さんバンザイ!)
↑のおまけ。
「例えば、木の皮までは食えても、腐って液状になった皮は食えないだろ!?;」
「…カルムの料理が、腐って液化した木の皮と同じだと?」
「あ”」
「××ぶちまけて死ねッ!!」
「例えばの話だっつってんだろー!!;」
…でも、正直それくらいの味だったらしい。(フォロー?)
(生きる為に、泥水までは啜れても、毒杯までは仰げない。
革靴までは食べれても、テレビまでは齧れない。)
弱点。その1
ふと、カルムを見てみると、あの銀色の髪の一部が耳元に解れかかっているのがわかった。
長さから言うと、編みこんでいる筈の長い後ろ毛のようだ。「………」
別にそれをどうこうしてやる義理は、ロイにはなかったものの、普段乱れた様子の無い(ヘンなイミでなく)相手だけに、妙に気になってしょうがない。
「オイ、髪解れてるぞ」
「ひぁっ!?」…。
「…〜〜〜〜(///)」
「―――、」何気なく、落ちた髪を耳の後ろにかけなおしてやると、かなり過剰な反応が返ってきた。
しかも、相手は真っ赤になって口を押さえている。「王子さん…もしかして、あんた耳弱い?」
「え、そ、そんなことな…」ふっ。
「あっ(///)」
耳に息を吹きかけた所、カルムはビクっと身を震わせる。
…面白い反応だった。―――思わずロイの口元がニヤリと歪む。
「じゃあこうしたらどうなるんだよ?」
「ああっ、やっロイ、やめて…あっやあっ!(///)」
きゃあきゃあ!;とカルムは追い詰められ、ロイはますます悪乗りし――
「死ね。」
「ぐはっ!;」カルム(裏)からストレートパンチをくらった。
…でも、顔は赤かったらしい。
弱点。その2
弱点を知られ悔しかったカルム(裏)は、猫のように身体を横たえつつ(無論ロイのベッドに)、ロイの観察をしていた。
…弱点探しだ。「――…」
イスを傾け、机に足を乗せているロイを、じぃ〜っと見つめる。
思いつくものは、耳を引っ張る。
脇をくすぐる。…弱い気がする。
カルムの柳眉がきりりと上がった。
ロイ本人はというと、視線に気づいているのか、首の後ろで腕を組んだ体勢のまま我関せずといった様子を貫いているが―――…「、」
ふと気づいた。
そして、その思い付きを実行しようと、そっと気配を消して足音を立てないようにロイの背後に近づく。
ちょうどタイミングよくロイの手が、首元から離れた為、即座にカルムは動いた。
――左手で後ろ髪を持ち上げ、右手の指先でロイのうなじを――つぃ、と撫でた。「うわっ!(///)」
…ビクリと跳ねたロイの反応から見て、どうやら当たっていた(=弱点だった)らしい。
「………」
「………」ニィィと笑んだカルム(裏)の表情は、乙女のようでもあり、悪魔のようでもあった…。
「くそっ!させるかよ!!」
「ひあっ、ぁっ……クソ!この…――ん!」
「っあ”!; 吸っ!?あんた何考えて…この!」
「うんんっ、やっ舐め…!!!?」
ちくしょー!テメー!このー!…と、何のやり合いになったのかわからない乱闘の中…
―――その部屋の前では、同室の兄妹が膝を抱えて顔を赤くしていた…。「…一体いつまでやってるのかなぁ?;」
「さあ…?;」入るか、入らざるか、それが問題だ。
(ふと、王子の弱点が耳から首筋で、
ロイ君の弱点がうなじから背筋であればいいと考えたネタ…。
うん、自分でも自分がダメ人間だとわかってる!>吐血笑)