写真
一枚の写真…
それがすべての始まりだった…。
「カナタの為においしい料理作るわよ〜♪」
御機嫌な様子でスキップをしている少女、ナナミだ。
その腕には、トマトの入った籠があり、どうやら彼女が畑からの帰りだと言う事が、推測される。…それで何を、…いや、何の恐怖生命体を作るのかと言うのかまでは推測できないが、
まあ、そんな時である、ナナミはある一枚の紙を見つけて足を止めたのだった。
「?」
ひょこひょこと近づき、それを拾い上げた。
するとそこには――――――…
「…………」
今日は天気が良い。
故に、ムクムクと一緒に屋上でまったりと過ごすのには、もってこいの日なのであった。
「ムム〜…v」
「うん、気持ちいいね、」
ぽかぽかのお日様。
膝の上にはムクムク。
ああ…平和……
「カイルさーーーーーーんっ!!」
バタバタバターッ!と駆け込んできた音と声に、一瞬平和と静寂の敵対者、カナタがやってきたのかと思ったカイルだったが、よくよく聞いてみると、少年よりも少し高い声だった。
カナタの義姉のナナミである。
「ナナミちゃん、」
「落とし物拾ったから届けに来たのっ!」
はいコレ☆と、ナナミから何かを渡され、一体何を落としたのだろう?と首を傾げるカイルだ。
……。
…その紙、いや、写真だった。
それはカイルの寝ている姿の物で…
どう考えても盗撮で…
「カナターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!(怒)」
屋上からムクムクが飛び去る…。
何故だ……何故落とす…!
廊下に転々と落ちているカイルの盗撮写真を見て、フリックは思った…。ついでに泣いてみた。
隠し撮るくらいなら落とすなっ…!
今、フリックはまさに、血の涙を流さんとす心境だった。
間違っても他の者が拾う事のないように、注意し、兵達と協力しながら、警戒しているのだ…。……何しろ、一枚でも減っている事があろう事ならば、カナタ、カイルのどちらからも恐ろしい目に合わされてしまう。
「フリックさ〜ん!!」
「、ナナミか、」
丁度良かった、(カイルにばれる前に)カナタを呼んでもらおうと思い、フリックは疲れた表情で、背後を振り返った――――――…
「……………(///怒泣)」
「―――――」
そして固まった。
そこにいたのは、ナナミと、そして…――――廊下に乱舞した自分の写真(日常風景隠し撮り)を見て、ぶるぶると震えるカイル……無論、怒りで、
その右手は理性と怒りがせめぎあっているのがわかるように、鈍く輝いていたりする…。
ソウルイーター発動…。
「おっ!落ち着けーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!(滝汗)」
けーーーけーーーけ〜〜〜〜…(エコー。)
そして、原因。
「わーーーーんっ!!(泣)僕のカイルさん写真in肌身離さないぞv日常ピンナップ編が〜〜〜っ!ばらまいてるのに気が付かないで歩いてましたーーーっ!(泣)まさかポケットが破れてるなんてーーーーっ!!(涙)四次元ポケットも困ったもんですーーーーーーっっ!!!!!!全部回収です〜〜〜っっ」
カイルと徹底交戦まで後、85秒…
END