チャイナドレス

 

 

「チャイナドレスですーーー!!」

「!?」

バーン!とカイルの前に現れたカナタだ。

…しかし、その姿は一瞬カイルを固まらせるのには充分な物だったりした。

 

まず頭に2つのお団子(つけ毛)

そして、小脇に抱えたオプションのパンダのぬいぐるみ。

手には肉マンの入ったせいろ…。

一番大きなポイントはそう、彼が宣言した通りのチャイナドレス…

 

一応、腰の辺りまで開いたスリットの下には、いつもの黒いスパッツを履いている為、直視し難い光景だとかそう言う物ではないが、――――どう反応すればいいのかわからない。

「………」

「………;」

カナタはソッと、パンダのぬいぐるみをカイルに進呈した。

「ありがとう…;」

そして、頭に付けていたお団子のつけ毛をカイルの頭に乗せる。

そして――――

「………………………しくしくしく。このっこのお題ならっ!絶対に僕がカイルさんにチャイナドレスを着せるだろうと予想されてるような気がして、身体張って意外性を追求したんですよ〜っ!(泣)ムチャクチャ後悔です〜〜〜〜〜っっ!!(涙)」

「………(汗)」

もはやかける言葉もないカイルだったが、黙ってカナタの頭を撫でてやっていた…

 

 

「やっぱりカイルさんにチャイナドレス進呈です〜(泣)」

「!?;」

ズボッと、花の刺繍のされた赤いチャイナドレスを頭から被せられるカイルだった。