止められない、おそらく一つ二つの要所を占拠し、国境が変化するまでは止まらないだろうし、周囲も止める事などしない…勝てる要素があるのだから、

 

(僕はもう、実在しないのかも知れませんね―――――…)

 

 

 

 

 

トランの英雄…

そう呼ばれていたのはいつの頃だっただろう―――…

本当は呼ばれていなかったのかも知れないし、そう遠い事でもなかったような気がする…

それでも他人が自分の名を呼ぶ時には、それが覗き見えていたようだった…

聞こえなかったのは―――…

『坊ちゃん、』

『カイル、』

…懐かしい想い出の人達。そして―――…

 

『カイルさん…』

 

「………」

 

 

実在していないのは名?それとも今の自分自身―――?

 


カナタ:だから短ッ!!;

カイル:………………;