→畑

 

「…………」

――――――何故か、畑に来てしまった。

さすがにこんな所にはいないだろう…………カイルはそこまで考えて、ふと思った。『いるかもしれない』と、

畑で何か怪しい植物を栽培しているかもしれない…。

「………(汗)」

そう考えて、嫌な汗が背中を伝った…。たまに、思いもつかない妙な事をやらかしているのだ、あの少年は…

とにもかくにも、カイルは聞いてみる事にした。

 

「あの…カナタここに来てませんか?」

「いえ、今日は来ていないみたいですが…?」

畑の恋人、トニーに尋ねてみると、あっさりと期待外れの言葉が帰って来た。

「そうですか…」

カイルが礼を言ってその場を立ち去ろうとした瞬間…

 

「きゅっv」

 

ボコッ…ともぐらが地面から顔を出した。

「!v」

 

 

―――――――――結局、カナタに渡すはずだったチョコレートはト言うと、もぐらの手に渡ってしまった……。

無論、カナタがもぐら殲滅大作戦に乗り出した事は言うまでもない……。

 

エンド。