突然現れた魔法使い(いえぃ。ふぁんたじぃ〜…)に、俺の恋人に惚れたからお前が邪魔だ!お前をロウ人形…もとい、猫に変えてやると宣言された。
勿論俺は、
「望む所だー!!」
と了承した。
何故だか魔法使い(仮)から、望んじゃうのー!?と叫ばれた。
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勿論、俺が了承したのには理由がある。
俺が猫になりたい程、無類の猫好きであるとかではない。
―――理由は、件の俺の恋人にある。
俺の恋人は浮気魔である。
それはもう取っ替えひっかえである。
顔が良いのは、性格を隠しすのか、浮気相手は入れ食いである。
イケメンは死ねと恋人になる前は何度叫んだことか…いや、勿論恋人になってからも叫んだ。
―――言言い忘れたが、俺の恋人は男である。俺も男である。あるある地獄である。…うん。ふざけましたゴメンナサイ。
まあ何故付き合ったかは俺の人生最大の謎だが、惚れたものはしょうがないと割り切って考えたい所存。
しかし、付き合ってからますます悪化する浮気癖…
病院へ行けと、(頭の)
ヤラれる前にも病院へ行けと、(性病の検査)抵抗する日々…
いや無論、浮気については腹が立つ。
貴 様 去 勢 し て く れ よ う か…!
…と思ったことは一度や二度ではない。(口に出したことはないが)
しかし、浮気よりも腹が立つのは、目の前で浮気をしておいて、「どや」顔でこちらを見ることだ。
なんやそれは。
嫉妬して欲しいんのかと。
うっかりノリで関西弁で突っ込んでしまう程だ。
―――まあ、そこで俺は考えた。
恋人に対する、アイツの感情と俺の感情は違うと。今更ながらそう悟った。
俺は思う存分1人を愛し愛されたいものだが、アイツは嫉妬でもって愛を確かめたいらしい。
ならば、俺は恋人を止めようと思う!
そして―――愛玩動物となろう!!
俺がアイツとは違う感情でアイツを好きなのは間違いないだろうし、ならば嫉妬とかそんなものを考えない別枠の存在となりたい。
………しかし、人間がペットになるとかどんなプレイだと自分でも思う。
首輪や鎖や全裸は、のーさんくー。以ってのほか。
どうするかとうんうん考えていると――――
冒頭へ戻る、と。
そんな訳で、いっちょ猫ライフを送ってきます。
親兄弟には自分捜しの旅に出るとメールで報せ、いざ出陣!(ツメで押すとか大変過ぎる)
にゃーご。