| テンプレトリップ神子に厳しい話?

 

「ふぬらぁああああ!!??」

 

「――頑張って下さいませ長様ー!!」
「――っカッコイイです〜!!」

 

全身の魔力が吸い取られるような衝撃の中、必死の応援を受けつつ、決死に魔力供給を続けていた。
一体何故こんな事になっているのか……

「………説明してもらいましょうかっ!?」

茫然自失でいる王子とそのお付きと、硬直している異界の神子だとかの少年に尋ねる。
後、騒いでる部下共…修繕師呼んでこいっ!
城壁まで貫いているだろう大穴を見て溜め息を吐く。

 

魔法大国××××、この空を浮かぶ国は、国の中心にある城――その最奥に秘事があった。
国一つを浮かべる程の魔力を供給する、その動力源は神獣であった翼ある獣の1柱である。
神獣を術で縛りつけ、その力を使用する事で国を丸事浮かべているのである。

つまり、神獣の封印の解けたら―――落ちる

一国が滅亡するかしないかは、今この双肩にかかっている訳である。
重い…重過ぎる。…物理的にも精神的にも…
後、この場所は城の深部であり、国の中央である為、この場にいる人間は真っ先かつ確実に潰れる。(だから部下らからの応援が凄いのだ…)
で、そんな有事が起こった原因はというと――…

 

「ほぉ…?可哀相だと思ったから封印を解いて逃がしたと?」

魔力を搾り出しているせいではない青筋が、額に浮かぶ。

「で、獣が逃げ出した瞬間に私が来た、と。国が落ちて死ぬ国民は可哀相ではないと。そうおっしゃる訳で?ハッハッハッ!」
「長!いくらしんどいからって厭味は大人げないです!」
「いいからお前は非番の魔術師…ええっと髪の青いヤツ呼んでこい!竜族と恋人のヤツだ」
「了解しました!」
「長様頑張って下さいませ〜っ!」

命がかかっている為に必死だ。

「あ、あの…またあの子を閉じ込めるんですか…?」
「はい?神子サマ何かおっしゃいました?神獣様方から真名はおろか種族名すらも剥奪された最重罪人の翼ある獣がどうかいたしましたかなっ!!ちなみに封印されて国の維持に使われているのは刑罰の為でもあるのですが!」
「長!大人げないです!」

説明くらいしておけ!と怒鳴りたいのを我慢してるだけマシだと思え。
しかし、神子だか何かをこんな大事な場所に連れ込んだ甘ったれ末王子は、国王に報告して尻叩きにしてもらおう。

「あ、うっ、そのっ…今みたいに貴方がすれば」
「ハッハッハッ!人間は寝食とらないと死にますなぁ!!」
「じゃあ交代で…」
「魔力が馬鹿高い長様以外があんなことしたら、10人がかりでも30分経たない内に干からびて死んでしまいます!」
「馬鹿とは何だ!………ああ、神子様であるなら一週間くらい代理に出来……」
「馬鹿王子ー!早く神子様連れて逃げてぇーッッ!!」

よしっ関係者以外いなくなったな。

「はぁっはぁっ…ゲホッゲホッ!長様ッ参上致しました!…非番なのにっ――――って、きぃゃああああ!?何事ですかコレ!?」
「かくかくしかじかで、見ての通りだ!時間がない為、可愛く恋人へ協力を要請せよ!」
「(可愛く!?)は、はいっ!」
「捕獲部隊は行けそうか!?」
「無理です!」
「なら捕獲の協力要請も頼む!…その、報酬は有給休暇をやるから個人で頼む…か、可愛く、だ」
「(ひぃいいいっ!;)は、はいぃっ…;」

部下が一人犠牲になったが、最善策がとれた。
…他人任せ?
誰かこの支え役を代わってくれたら、元神獣でもボコって来てやる。

「って…………あああああああぁっ…しんどっ…! 後、1時間以内になんとかしてくれ」
「長様っ!どうしたんですかっ!」
「お腹でも痛いんですかっ?」
「、」

近い。

 

「…………その、用足しに行く前で、な…」(もじっ)

 

「「「「「「……………」」」」」」

「長様ー!」「用足しの時間を稼ぐ為に人を集めます!」「むしろ受け止め…」「変態!」「…ぐふぅ!」
あぁ…もう、騒がしいなぁ…


何気に最強魔術師長な主人公の話。
魔術師間ではアイドル的存在(笑)最年少で魔術師になり、膨大な魔力故に成長が止まり、見た目ちみっこのままとかの裏設定。
後、 うっかり神子様は尻叩きとかされました(適当)

 

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