幻水5混在記その1〜出会いは全力疾走〜

 

 

 

「ぎゃあああああああああっっ!!;」

 

ゴッチーン。

 

…ビッキーのテレポートミスにより、カナタは思いっきり空中に投げ出されていた。(いや、場所と時間はミスではなく、位置がミスだっただけのようだ。…というか、見事にカイルともバラバラに投げ出されている。)

「頭がーー!;脳細胞が死滅しますー!!;ていうか、下で巻き込んだ人大丈夫ですかー?」

ゴッチーン。と嫌な音がしたが、カナタが床と激突した音ではなく、放り出されたカナタが他人をクッションにして大ダメージを免れた音だったらしい。

しかも、相手が男だった為、あんまり反省の色は見えない。

「…というか、ここはどこですか??;」

よいしょと立ち上がり、辺りを見回す。

…とてつもなく広く、美麗で、高そうな建物だ。

「……………えーっと。」

巻き込んで気絶した相手を観察する。

黒を基調とした、かなり独特の衣装だ。

「……………うーんっと。」

ゴソゴソとカナタは懐から”資料”なるメモを取り出す。

「…じょーおーきし。」

キラキラと眩いばかりの金髪(昏倒している為、後頭部しか見えない。)を見つめ、ポツリとカナタは呟いた。

 

女王騎士。

 

その名もずばり、女王に仕える偉い騎士だ。

「…じゃあ、ここって王宮な訳ですか…」

 

 

女王騎士→王宮→不法侵入→牢屋送り→ 首を斬れ。

 

 

「…―――死ぬのは嫌ですーーーー!!;」

 

ダッシュでカナタは逃げ出した。さすがのカナタも、死刑は嫌なようだ。(?)

そして、その背中を追う様に、「こっこれは…!?女王騎士ともあろうものが誰にやられた!?」と、怪事件発生の声が上がっていたりした。

 

 

 

〜その頃のカイルさん〜

 

「……………(汗)」

―――ここはどこだろう…?;

王宮の通路に放り出され、困ってはいたものの、立ち振る舞いや所作から貴族らしい空気が流れていた為、全く問題はなさそうだった。(声をかけられても笑顔でかわしている。)

 

 

 

(この王宮はなんでこんなに人が走り回ってるんですかーーっっ!!;)

 

特に、銀髪の王子らしい人物や、兄を求めて走り回っているちみっこの姿に、カナタは柱に登って難を逃れるという状況にまで追い詰められていた。

「兄上〜〜っ!兄上はどこなのじゃーーーっっ!!」

すっとことー!と走る少女と、その後をついて回る女王騎士。

その女王騎士はにこにことしているが、何とはなしに強そう(色々な意味で)な雰囲気が感じられる。

現に今も、

 

「どなたか柱に隠れていらっしゃいますか〜?」

 

と、逃げられそうに無い視線が送られてきている。

追い詰められたカナタは、古来から伝わる『動物のフリで難を逃れる』という手段をとることになった。

 

「…ぽ、ぽんぽこぽーん。;」

 

「…あらあら、タヌキさん。タヌキさんなら仕方ありませんね〜」

「何をしておるっ!兄上をさがすのじゃー!」

すっとことー!

「…ふうっ!;難を逃れましたー!;」

 

早くカイルと合流して、王宮から逃げ出そうとカナタは心に誓った…。

 

 

 

(結局幻水5プレイ日記になりました>笑)

 

 

幻水5混在記その2〜知らない所で噂は流れる〜

 

 

 

「ううー;この重苦しくも活気があって膿み腐ったお貴族臭がなんともですー;」

ぐったり。

まさにそんな様子で、カナタは潰れていた。

カイルはそれほどではないが、カナタにはこの国の文化は肌に合わないらしい。…やはり、庶民派の成り上がり(?)主人公だからだろう。

「大体苦手なんですよー;この一触即発というか、大人のやり取りで綱渡りの政治してますーみたいな空気ーっ!!;」

「…大丈夫?;」

ぐぢぐぢとベンチにのの字を書く少年に、似たような空気の中育ったカイルはなんともコメント出来ない。

ポッポポッポと寄ってきたハトや猫に餌を撒くばかりだ。

「ねちゃっとした陰謀やら策謀やらはノーサンキューです!!;こうっ苛々するんですよーー!(怒)」

…少年自体も、割と陰謀やらを策謀やらをめぐらせるタイプだと思われるが…同属嫌悪か何かだろうか?

「ストームフィストで闘神祭とかいうお婿さん選びがあるらしいですけど!断固として出演拒否です!!大体ッ僕と貴族☆とか、僕と礼儀☆とかっ!全然似合わないと思うんですよー!カイルさんは僕が投獄されてもいいって言うんですかー!?(泣)」

「うん、わかったから…;」

だいぶ情緒不安定のようだ。

というか、カイルにしても王宮から出るというだけの行為で、あれだけの事件(女王騎士謎の襲撃事件☆)が起きる相手を、わざわざそんな大変そうな場所には連れて行きたくないだろう。火薬庫に火を投げ入れるようなものだ。

 

とにかく、カナタは多少なりとも(不敬罪で投獄されるだろう)自分を知っている為、危険を冒さずにすんだことを心から喜んだ。

「わ〜い♪じゃあ、ついて行けそうな話になるまで休憩ですねー♪ねー!カイルさん!それに、…カイカさん、ん?;」

「?」

「カナタ?」

 

―――(黙っていた為、気付かなかったが)いつもと違って、1人多かった。

 

「カイカさーん!?」

なんでいるんですかー!?;と、カナタの絶叫が轟いた。

 

 

 

閑話休題。〜リムちゃんは面食いに育っているイメージ〜

「結婚するのじゃったら、兄上のように強くて綺麗で格好良い相手がいいのう…」

「あ、じゃあああいう方達ならどうですか〜?」

「うっ…た、確かに黒髪の者と赤いバンダナの者は、兄上に勝るとも劣らぬかもしれぬ!」

「茶髪の子はどうですか?」

「わらわは子どもっぽい相手は好かん!」

 

 

 

「とっ逃避はさておき!; そうですよねっ…!;引継ぎデータはなしだったとはいえ、幻水4の後なんですから一応出番は有りですよね…!;」

「?」

きょとんとするカイカに、カナタはぶつぶつと自分に言い聞かせる。

「カイカさん、迷子には気をつけてくださいね…?」

「…(こっくり)」

「闘神祭に行かなくて正解の気がしますねー;」

確実に迷う。そして、連れ去れる。色々危ない。

「あ、ところでその婿選び大会ですけどー☆ 何か、二大派閥がどっちもビミョーな婿を立候補させてるみたいですよー♪」

だいぶ落ち着いたのか、カナタはいつも通り不敬罪丸出しの発言をした。

「陰謀の気配がぷんぷんしますね!陰謀なんてもー先にやったもん勝ちですしね!僕なんかだと、いっそ二大候補同士をスキャンダルの噂を流して出場できなくしちゃえばいいのにって思いますね〜☆」

「?」

カイカが首を傾げる。

「例えば、―――二大候補同士がデキてるとか♪

「カナタ!;」

…ふと、気がつけば住民らの耳がこちらに向いていた。いわゆる耳ダンボだ。

「ギゼル様と…」

「ユーラム様が…」

 

カップル!(笑)

 

―――確かにお互いに「君」付けで呼び交わしてらっしゃるし!

…と。噂は、ストームフィストまで広がったという…。

 

 

 

「い、今のって僕のせいじゃないですよねー;(ドキドキ)」

「……………(汗)」

「??」

 

(ついでにカイカさんも出してみたりする。)

 

幻水5混在記その3〜一般人は近づけません。〜

 

 

 

「なんだかんだで色々陰謀があってー、お婿さんはゴドウィン派のギゼルって人が選ばれたらしいですー♪ロリコンですねー☆」

「カナタ!;」

完全に不敬罪だ。

ずじゅーとジュースを飲みながらカナタは危険な発言をしていた。

どうやら闘神祭の間、3人でのんびりしていたらしい。

「というか、次はついて行こうと思ってたんですけど…次は時期女王のお姫様の儀式の準備だとかで、一般人は入れない所に行くみたいですよー。
… これ、完全に企画倒れじゃないですか…?」

「……………(汗)」

確実に尾行したらバレそうな為、今回もカナタはサボる様子だ。(というか、禊らしいので覗き見をする訳にもいかない。見つかれば変質者だ。)

ちなみに、カイカに至っては、まったく何も考えている様子はない。微妙に街中に多く生息する白い猫を可愛がっているばかりだ。

「せっかくですし!今の内にここの王子のプロフィールでも紹介しちゃいますか♪」

「その紙、どこから取り出したの…?;」

謎の資料を取り出した少年に、カイルは今更ながら突っ込んだ。

「えーっと、名前はカルム王子ー。名前はついに「カ」のつく3文字って制限になったみたいですねー。」

ちなみに、今までは、カイルとカナタの名前の文字だけでやりくりをしていたりする。

「目の色はカイカさんと違う、鉱物的な青でー身長は、カイカさん以下カイルさん以上ーっと。」

「………(どうやって調べたんだろ…;)」

「性格、温厚、温和、妹思いで――…ん?;」

「え?どうしたの??」

ふいにカナタの言葉が止まった。何故か微妙に目を泳がせていたりする。

「……………いえvなんでもないですー♪さっ!シリーズを追うごとに色っぽくなって行くジーンさんの姿でも見に行きましょーかっ♪カイカさんも行きますよー!;」

「…(いやいやっ)」

「紹介はもういいのっ!?;」

謎を残したまま、カナタは逃げて行った…。

 

(3本目にして閑話休題的な話…。)

 

幻水5混在記その4〜いきなりロンリー☆〜

 

 

「ラフトフリートの提督に砂金泥棒(未遂)を届けようとしたカルムさん達は、何か提督の部屋と間違ってお風呂場に突入しちゃったりしましたけど、無事にお届け出来ましたー☆
…で、ファレナに戻った翌日っ!妙な策略で微妙な雰囲気に満ちた婚約パーティーに出席!…で、その夜には二次会ってことでv現在血肉沸き踊る残虐パーティーの真っ最中です!!;」

『パーティーじゃないからっ!;』

謎の通信機でカイルとコンタクトを取りつつ、カナタは単身王宮内でレポートを繰り広げている。

…これくらい無茶をしないと、話が進まないのだ。

「今日は狸と狐のパーティー♪って感じですね!前日にお母さんとの最後のお別れ的なイベントもありましたしっ!…って言うか、幻水初の両親の揃った主人公さんでしたけど…儚い夢でしたね…(泣)」

『……………』

「(微妙に落ち込んだ空気に気づいた)あっ!それよりも現在の報告をしますねー!; 王宮内部には前に話に出てた…絶対残ってるな〜と思ってた…王族専属の暗殺者さん達が大量に沸いてます♪」

わー!わー!と剣戟の音が響いたり、響かずに人体が床に崩れ落ちるような音がする。

「で、肝心のカルムさん!お部屋に現れた暗殺者を…問答無用で瞬殺してます。;強いですね。ボコボコにやってます。」

王宮内を歩く一行を追い、カナタはこそこそと後をついていく。

「あっ!ここであのギゼルの付き人っぽいドルフという人と、キルデリクとかいう人が現れました!…某ロボットアニメのWな主人公に似てる感じで、海月さんの反応が微妙です!!;」

『???;』

連想してしまい複雑な心中となった人は、他にもいると信じたい。

「ニヨニヨしながら現れた敵に!カルムさんの忍耐もキレそうです!」

両親や妹、それに大切な城内の者らの命が失われているかもしれないという危機に、美少女のようなカルムの顔には激しい焦燥が浮かんでいる。

それに、暗殺者がリオンの昔を知っているようなことを言って、リオンを動揺させた為、それに対しても怒りのような感情を覚えているようだ。

キルデリクがあの独特な動きで切りかかってきた瞬間――――

 

 

「…グチャグチャ言ってんじゃねェーッッ!!このクソ×××××がッッ!!(怒)」

「グホッッ!!;」

 

 

「……………(汗)」

『…今の、何…?; えっと…そうじゃなくて、誰…??(汗)』

「…カルムさんです。」

『………え?;』

「カルムさんです。…ええ、そうなんです…ッ!;このサイトでは今更って感じですけど!―――二重人格なんです!!;」

各天魁星、裏表が激しかったりギャップがあったりしたが、今回が初めての二重人格だ。

「うぜェエ!(怒)死ねコラーッ!!」「王子〜!;」「あ〜あ…;やっちまったよ…;」などとという声が響く中、カナタは説明を続けた。

「や…;さすがにどうかと思ったんですけど、プレイヤーの好みの性格を今まで設定してた訳でー;残る好みの性格が凶暴凶悪系しかなかったらしいですよ―――――じゃなくて。そんな裏事情はともかく!;何かストレスとかが原因であんな人格が出来たらしいです。ちなみに記憶は残らないらしいですし、どっちが本体かも不明です!;」

『そうなの…?;』

「みたいです…;ていうか、本当にこの性格で行っていいんですか!?;」

問題はかなりあると思われるが、あの美少女顔で伏字にしないといけないような罵声を叫ぶのが楽しいと思う。

「表のサイトが発禁サイトになりますよ!?;」

『誰と会話してるの!?;』

言っている隙にも、暗殺者2名はボコボコにされている…。

「うわーフルボッコですね!;メッコメコにされてますよ!;」

『…詳しくは言わなくて良いから…;』

そして、伏字にしなければとてもではないけれど聞かせられないような罵詈雑言が止んだと思うと、カルムは驚いたように辺りを見回していた。

「あれ?どうしてもう戦闘が終わってるんだ…?」

「そんなことより王子…っ!早く逃げないと…!!」

「ふ…ふ、っふふふ;お、お遊びはここまでだ…!」

倒れていた筈のキルデリクとドルフがよろよろと起き上がり、そんなことを言ったが…どう見てもお遊びだったようには見えない。

とりあえず、カルムの味方が助けに来たりなんだりとあって、一行はファレナから脱出することとなった。

 

 

 

 

「…所で、脱出時のカルムさんの変装衣装カイルさんの服と似てて、微妙な気分です…!; ていうか、赤い服の方が目立つと思うのは僕の気のせいですかー!?前のが地味ですよー!?」

「カナタ…;(地味って…;)王族の衣装だからっ…;」

「?」

出番がなかったカイカだ。

 

(今回の敵はムカついて、とてもイライラvv>笑 
…故に、プレイヤーの苛々のせいで、王子の性格がこんなことに…v>笑 )

 

幻水5混在記その6〜戦争はお断りしたいです〜

 

 

とりあえず、クーデターやら政権争いやらが起こってしまい、傷心中の王子一行は、ルナスへと向かった!

しかし、そこにもギゼルが差し向けた捜索隊の魔の手が…!

「クーデターを起こしたゴドウィン派と対立する、バロウズ派の手を借りる為に今!カルムさんはレインウォールへと向かった…!…って、感じでしょうか?」

「カナタ…;」

なんであらすじ風なの?;と、カイルは困った顔で伝えた。

そう、ここはレインウォールに向かう途中にある、ハウド村…バロウズ家お抱えの芸術家達の住む村だ…。

斬新過ぎる家が装飾や建築物に、カイカが興味津々に妙な形をした柱を見つめている。

「って、言うか爆笑しますねー!この時代を間違えたような芸術センスー!!」

というか、カナタに至ってはゲラゲラと爆笑してさえいた…。

「芸術は人それぞれだから…;」

とカイルも言うものの、どことなくごく一部の貴族が好きそうなセンスだなぁ…と感じてしまっている。

「とにかく、この村抜けて、えーっとレインウォールに向かうんですよね?…って言ってる傍から、バロウズ家関係の人に見つかって船で移動することになってます?」

「うん、」

どうやら川から移動するようだ。カナタらは港から出航する船を見守りつつ…―――いや、カイカは港の隅でごそごそと何かしている。

「カイカさん?」

「…窓セット。」

チャラーン。カイカは窓セットを手に入れた。

「カイカさん!;元に戻して!!;」

「いいじゃないですかーどうせ、窓セットなんて使わないんですしー。」

「っ…!;…その、窓職人を仲間にする時に必要だから…!;」

「あ。それはそうですね!」

「…」

微妙に残念そうな気配を見せたカイカを説得し、窓セットは元の場所に戻されることとなった。

 

 

そして、3人は徒歩でレインウォールへ向かった。

その間に、バロウズ邸のイベントは終わってしまっていたが、ゴドウィン軍とバロウズ軍の戦闘には巻き込まれずにすんだようだ。

 

「…でも、今回の戦争(イベント)難しいですねー。」

初めての戦争は難しいものである。

カルムは(割と物凄い)死人を出しつつ、敵を全滅させ大勝利を収めた。

草原が血に染まるとはまさにこのこと、といった感じだ。

カナタは呑気な感じだが、他2人は当然気分が悪そうだ。

指揮を執ったカルムにしても、犠牲の多さにぐったりと弱った様子を見せている。

しかし、凱旋は凱旋。バロウズ家の当主のサルムにより、カルムは休む間もなく大げさなまでに英雄として担ぎ上げられていた。

「…それにしても。」

カナタは、身振り手振りが大げさなサルムの演説を見て呟いた。

「…―――あの動き、面白すぎて聞いてられないんですけど…っ!(笑)」

「…カナタっ;」

勝利ムード漂う中で大爆笑などをしたら、タコ殴りにされてしまうだろう。さすがに、カイルが立ち直ってぷすぷす笑うカナタをたしなめる。

「もう宿に戻った方がいいのかな…;(遠い目)」

「いえっ大丈夫です…!(笑)レポートする為に耐えて見せますぶはうっ!!(笑)」

「…あ。」

「え?」

カイカの声に、カイルは笑う少年を止めるのも忘れ、その視線の先を追った。

 

 

「ゴドウィンの野望を打ち砕く為に――――ボフゥッ!!;」

「触るなこの樽っ腹がァーッ!!」

 

 

ドスゥッ。

と…肩を叩かれかけたカルムが、男の腹に拳を叩き込んでいた…。

「あ;」

「ぶはあーっ!!(笑)」

「…」

堪え切れずゲラゲラ笑うカナタと、すぐに人格が元に戻り「え?何があったの?」と呟くカルムだけが、静まり返った広場の中で声を出していた…。(サルムは地べたで痙攣を起こしている)

―――とりあえず、この件は白昼夢ということで処理されたらしい。

 

 

(システム慣れ始めましたが、戦争イベント不安です…>遠い目)

 

幻水5混在記その7〜夜這いは犯罪覗きも犯罪〜

 

 

「新しい仲間ゲットだぜー♪ということで、色々協力を断られた結果、カルムさん達は伝説の軍師を見つけ出す旅に出ましたー♪しかも、投獄されてるらしくてずばり監獄破りです♪」

「…!」

何故かパチパチと拍手をするカイカに対し、(牢破り等に)身に覚えのあるカイルは黙って他所を向いたままだ。

その間も、一行はすったかすったかとバスカ高山を抜け、ドワーフキャンプ(地下)からアゲイト監獄へと進んでいる。

見事なまでの新しい経験だ。こんな事は、普通に王子をやっていては、出来ない経験だろう。

「…ってこうやって言うだけなら、ものの数秒程度の出来事ですけど…うろちょろうろちょろしたり敵と戦ったりで、物凄い時間かかってます!後つけてる方も疲労困憊ですよ!?;特にもっさもさとか言うエリアボス的モンスターにカイカさんが暴走するのを止めるのが大変でしたー!;」

「…」

「カイカさん、もさもさ嫌いだから…;」

 

まあ色々ありつつも、軍師ルクレティアを無事仲間にすることが出来たりしたようだ。

 

「女軍師さん続いてますねー♪」

是非トレードして欲しい…そんな言葉が顔に書いているようだ。女性好きだとかそういう意味ではなく、ただ単に自分の軍師をチェンジ!したいだけだろうが…。

まあそれはともかく。

しかし、無事に脱獄したのもつかの間、今度はラフトフリートに進軍してきたとか何とかで今度は海戦がスタートした。

「戦闘にはかかわらないので、一時休憩ですー♪」

「カイカさん、あっちにも猫が…v」

「…(♪)」

ふひーと、まったく関係のない町でカナタらは寛いでいたりする…。

当然カルムらは勝利を収めた。

 

 

で。

 

 

その後の夜。

「さっすっがっにっ!ちゃんとレポートやらないと拙いですよねーっ!」

カナタは単身、バロウズ邸の壁にへばりついていた。…もとい、ル●ン並の技術で屋敷の中を覗いていた。

「僕の勘が告げていますー!ロードレイクの件でアレコレ探偵イベントもありましたし!今夜カルムさんの所でイベントがあるとー!」

ふっふっふー!;と笑いながら、見上げた職人魂で、カナタは窓からそっとカルムの滞在する部屋を覗き込んだ。

あれこれ画策するまでもなく、夜気を入れていたらしい窓は開いていた為、カナタはあっさり中の音を聞き取ることが出来た。

「………寝てますね。」

カルムは寝ていた。

見た目は完全な美少女な為、婦女子の部屋に夜這いに来てしまったような落ち着かなさがある。

「(いえっ!;きっとすぐにイベントがありますから起きますよ!)」

そう。そう思った次の瞬間に、タイミング良く部屋のドアが叩かれた。

 

「殿下、カルム殿下。わたくしです。サルムでございます。」

「―――あ?」

 

ギンッ!とカルムの目が開く…。

ご機嫌麗しくない、カルムであってカルムでない人格が目を覚ましたようである。

「――――(僕は壁…僕は壁です!壁の花…)」←※壁の花は意味が違います。

この後、大体何が起こるか予測がついたカナタは、黙って気配を消すことだけに専念していた。

 

王になれだの、新しい国を作るだの、現在の敵対国を後ろ盾にするだのととつとつと語る相手に、カルムは「何言ってんだこの×××野郎」という目つきをしている…。

「………(怒)」

そして、眠いのか特に暴力は振るわず…――――黙ったまま、自分の服をひん剥いた。

「殿下?」

「――――…え?」

途端、カルムの目つきが変わる。

何事が起きているのかわからなかったようだが、カルムは目の焦点が正面の中年男と、自分の乱れた服装に合うと―――

 

「うわあああああああああああああ!?!?!?;」

 

と、絶叫した。

「王子ーーーーーー!?」

「違うっこれは違う!わしは何も…」

「王子になんてことを(するんですかっ王子!)…!;」

「リオンー!;」

夜中のバロウズ邸は、火のついたような騒ぎになった…。

 

「…さ、戻って寝ますか…♪」

まったく関係のない騒ぎに、カナタは他人事他人事…vと呟きながら、クモのごとく降りて行った…。

翌日、サルム卿王子殿下に夜這い事件(?)が町の噂になったという。

 

(戦争イベント慣れません…orz)

 

幻水5混在記その8〜軍の名前が決まったよ〜

 

 

「話はずんどこ進みますー!ロードレイクの暴動がバロウズ家の仕業とわかったり☆その時失われたファレナ王家の持つ3つの紋章の内の1つを、カルムさんが宿したりー♪と!」

かなりはしょっている。

というか、さすがにそんな騒動が起こっている邸内を覗くのは無理だったようだ。

「まあそんな訳で、舞台はダー?ハダー?…ダーカダ??」

「ダハーカ、;」

「その船に移りました!…というか、船の町なんで町ごと移動しました!」

「…(♪)」

大きな船が嬉しいのか、カイカはご機嫌のようだ。

「とりあえず、カルムさんの衣装が正式なのになりましたね♪」

「うん、」

新しい衣装に着替えた後、大喜びのリオンに引っ張って行かれるカルムを覗き見る3人。

どうやら女性陣には好評のようだ。

「………でも、あの服って誰のデザインなんでしょうか…?」

「誰って…?」

「いえ、妙に露出上がってたり身体の形がわかるデザインになってるみたいですし…」

「…………」

多分、女性作だろうなー…と、薄ぼんやりと悟っているカナタだった。

気のせいか、今回は(も?)女性がとても強い。

 

「さあっ!それは置いときまして!幻水恒例のイベント!名前決めです!!」

どうやってか、総督の部屋を盗み見しながらカナタは言う。

とりあえず、軍の名前を決めるらしい。

「恒例の『オレンジ』も出ましたね!…後、『ユニコーン』って言うのは、僕に対する嫌がらせかなんかかの意図を感じさせます?」

「………(汗)」

コメントに困る。

「一応、おさらいとしましては僕は『ぼっちゃんラブ城』とv『オレンジドラゴン軍』です♪」

「…『ぴーすけ城』;(///)」

「まんじゅう船こしあん軍。」

妙に瞳をキラキラさせながらカイカも答える。…気に入っているようだ。

「さあっ!今回はどんなネーミングになりますか…!?」

 

うーん。と、カルムは悩んでいる。

「うーん;急に言われても…」

「そうですねぇ…」

リオンも一緒に2人で頭を悩ませる。

…そこへふと、カルムの脳裏にこの船、ダハーカの船首が浮かんだ。

 

「『ドラゴンヘッド』軍!」

 

「「「………」」」

あれかー!;

 

異国の文化の香りが漂う、「竜?」と疑問系になるような三つの竜の頭。

ダハーカの象徴のような、目立つアレだ。

「アレ…気に入ってたんですか…;というかアレ竜なんですか!?;僕とドラゴン揃いですか!?;」

「さあ…;」

「…」

 

 

王子談:何かインパクトのある名前の方がいいと思って(照)

リオンコメント:そうですね、インパクトがありますね!

 

 

まあともかく、軍の名前は決まった。

そして、王子一行は、2年間の水責め(この場合干上がらせる方)にあったロードレイクの水不足を解消する為に進むのだった。

 

(面白い名前が浮かばなかった…!orz)

 

幻水5混在記その9〜本拠地の名前も決まったよ〜

 

 

ロードレイクの水をせき止めているのは、ビーバー族が無理やり作らされたヘイトリッド城塞である。

それを何とかする為に、ビーバー族の村へを訪れることになった一行。

 

「…ぽろぽろ出てきてるの見て思ったんですけどー…」

カナタは遠い目で、人間を怖がって隠れてしまったビーバー達を眺めて呟く。

「可愛いのか可愛くないのか、判断に苦しむ種族ですー…僕的にはも一つです!;」

「え?可愛いと思うけど…」

ふわふわもこもこ肉球v

げっ歯類特有の前歯は無視するのか、カイルの可愛さの許容範囲はかなり広いようだ。

「そーですかー…;」

いやまあ、そんなことはどうでもいい。

とにかく王子らは、城塞を何とかする為にビーバー族の手を借りることになったが…何故だかその後、軍師の提案によりセラス湖の遺跡、そう。シンダルの遺跡へと向かうことになったのだった。

 

で、そこで意外な人物と遭遇するのだった。

 

「ツヴァイクって人…かなりこう、大人気ないというか自由奔放というか、鬼畜メガネというか…な感じですけど、今のところカルムさんにストレスがかかってませんね!」

キレた人格が出てきていないことからも、それは窺える。

ゴーイングマイウェイなシンダルの遺跡学者に、リオンらはブーイングだったが、とにかく中へと進んでいる。

そして…中に入った王子らを待ち受けていたのは…

 

「…わ、若いローレライさんですーー!!;」

 

少女時代のローレライを見て、なんだか驚愕してしまうカナタだった。カイルも多少驚いている。(カイカは知らないが)

「わわわわわわ若いとか言っちゃ失礼なんでしょーケド、何か年上の知り合いの人の少女時代を見るのって不思議な感じですねー!;キリィさんが牢屋に入ってたの見た時にはこんなにビックリもしませんでしたよー!?;」

「……………(そうだねって言ってもいいのかな…;)」

反応に困る話題だ。

その間にも、カルムはローレライとの一騎打ちイベントを行っている。…それを見ているのは、カイカだけだが。

 

とりあえず、ローレライに勝ち、カルム一行は遺跡の奥へと進んでいる。

どうにも黎明の紋章を使わないと、奥へは進めない仕組みになっていたらしい。

「よし!―――じゃあ僕らはここらで戻りましょうか!」

「いいの?;」

「いいんです!大体後ろからついていってて、締め出されたら目も当てられません!ラフトフリートで、ハイ・ヨーさんの知り合いのレツオウさんのご飯でも食べましょうー!」

「…」

ご飯、という言葉にカイカも無表情ながらも顔を輝かせたような気配を見せた。

…そんな訳で、戻ることになった。

 

その間に、人工湖を管理していたらしいシンダルの遺跡を使い、城塞を水攻めにしてロードレイクに水を戻すイベントが行われたりなんかした。

 

「おー…せっかくストレス溜まってなかったのに、海上戦でストレス溜めて暴れてますねー。」

「………(汗)」

「…ぶつかってる。(訳:味方の船同士がぶつかってる)」

苦心しつつも、一応大勝利を収めたようだ。

その後、城塞に火船が突っ込んだり、人が脱出した城塞を水で吹っ飛ばしたりと、色々あった。

で、人工湖の中から謎の遺跡が発見され、見事に本拠地をGETすることになったりした。

シンダルの遺跡らしいものを無邪気に喜ぶ仲間らだったが…、同時刻にゴドウィン側に「私が育てたようなものですからね」とか何とか言われてしまったカルム王子は、大変機嫌が悪くなっていた。

 

「あー…怖気がする。今度ギゼルの××野郎と顔を合わせたら、―――確実に野郎を鼻の穴から上下に裂く…!

「やめてください王子!はしたないですよ!!;」

 

ちなみに、その妹君も、宿せないだろうと予測していたギゼルに太陽の紋章を宿す挑戦をさせられた為、(枕を相手に)大層暴れていた。

「このこのっ!今に見ておるのじゃ!あの男などこうしてくれるわ!」

「そうですよ姫様!いいですか、何かされそうになったらそんな感じで股間を蹴り上げるんですよ!」

「うむっこうじゃなっ!えいえいっ!」

「…でも、絶対に王子相手に使っちゃダメですよ〜?」

「む?わらわが兄上にそんなことをするわけがなかろう!」

…割と似たもの兄妹なのかもしれない。(別人格の兄とは言え)

 

 

 

おまけ。

「大変ですカイルさん!!」

「どうしたの?;」

「―――今回、ゼラセさんっていうちょっと黒い系不思議女性が仲間になったんですけど、…神出鬼没不思議キャラがレックナート様と被っちゃいましたー!!レックナート様の出番がピンチです!?」

「………(汗)」

 

ついでに、本拠地の名前は妥当に『黎明城』ということになった。(理由:「黎明の紋章で出現したから。」)

割と被ってそうな名前である。

 

(戦争イベントなんて大っ嫌いだぁーッ…!>涙 
…だって。難しいんだもの… |||orz)

 

幻水5混在記その10〜一休みも良いけれど…〜

 

 

本拠地、

一段落、

「…と、きましたら〜」

 

仲間集めだ!

 

わー♪とばかりに新しい本拠地内を探索し、更に目ぼしい戦力を得るぞとばかりに、王子一行は城内と城外を行ったり来たりしている…。

ビッキーと瞬きの手鏡を手に入れたのが大きいようだ。

「というか、このビッキーいいですね…!何かシャッキリしてますよ!」

「カナタ、失礼だから…;」

「むー;時を駆け過ぎた少女ですね!」

「…」

とにもかくにも、行ったり来たり、行ったり来たり…カナタも既に後をつけるのを諦めた程の勢いで、町を飛び回っている。

…この分では、町の噂で王子が大量発生しているとでも思われてしまう程の動きだ。

ある時は温泉町ヤシュナ村で呪いの本をもらったり返したり、滝つぼでは巨大な亀を召還したり本拠地に持って帰ってきたり、またある時は本拠地でよくわからないゲームをしたりと…まあ色々あった。

ようやくカナタらが、彼らの停止した姿を見たのは本拠地の浮かぶ湖の上である。

「おー…物凄い釣ってますね〜…」

…カナタらもぷっかりと船の上に乗って、そのはしゃぎっぷりを見ていたりした。

―――そう、カルムは思いっきり釣りの楽しさに目覚めていた。

しかも、競争相手がラフリートの面々ということで、更に楽しく盛り上がってしまっている。

「一杯釣れるね…」

「…」

一応カイルもしてみた所、あまりの入れ食い状態に少し引いてしまっている。(…カイカの方は、湖の魚ということで海の魚が見たくなったのか、落ち込んだ様子を見せていたりする。)

「明らかに3匹も釣ったら小船が沈みそうな魚まで釣り上げてますね!;」

「…陸地も近いから…;」

苦しいフォローだ。…というか溺れても大丈夫、というのはフォローになっているのかも不明だ。

「あ、そうだ。話は代わりますけどー」

「?」

不意にカナタが話題を変える。

「この城って、シンダルの遺跡な訳ですよねー?」

「うん、そうみたいだけど…」

 

「―――――さっきからバカスカ釣れてる?壺とかって、シンダル遺跡から流れ出たお宝じゃないですよね…?」

 

「………」

「…カラヤ壺。」

釣れた壺を見て呟くカイカ。

もちろんカルムは、バカスカ売り払っている。

「…いわゆる、グ●グル現象?」(※この場合、某少年漫画のネタで、大事な遺物を売り払っちゃったよー!;の意味。)

「…っ多分大丈夫だから!;」

だってうち(ドラゴンヘッド軍)、貧乏だから♪を免罪符に、武器防具補強資金の為に釣れた?壺を売りまくるカルムらだった。

 

 

(楽しすぎて阿呆のように釣りゲームをし続けてしまう…ッ!;
はっ!?;これは罠!?; )

 

幻水5混在記その11〜王子のニセモノ現る!?〜

 

 

「王子!楽しいからって一体何時間釣りをしたと思ってるんですか…っ!腕をそんなにしてしまって…――今度からわたしが止めた時にはきちんと止めるようにしてくださいっ!」

「あんた達もだよ!誰が勝っても、もう一度もう一度って…加減を知りなさい!」

「ごめん…リオン…;」

「「「ごめんなさい…;」」」

 

「…見事に湖の魚を捕り尽くす勢いで、釣りをし続けてカルムさんの腕が「腕が動かなかったんです!」現象に…;」

「……………(汗)」

「…!」

何事も加減をしなければならない。…でないと、腕が死の筋肉痛に襲われてしまう…。

 

 

「で。レルカーに腕をさすりさすり出かけるカルムさんですけど!戦争の臭いがプンプンするんで、僕らはお留守番です!」

思いっきりレポート拒否体勢だ。

そのレルカーでは人狩りやら女王騎士の悪行やら戦争やら放火やらが発生し、カナタらがまったり水遊び(泳ぎに非ず。)を楽しんだ後、救助活動で髪をチリチリさせたカルムらがぐったりと帰ってきた。

市街戦と海上船が同時に発生し、物凄い戦争イベントが起こったようだ。

しかし、そんなふらふらの状態で帰ってきたカルムらを迎えたものは、セーブルで起こっているという珍事件だった。

 

セーブルに、王子が山賊行為を働いているという噂が起こっているらしい。

「はあ!?」

と言うしかない事件だ。

「王子のニセモノですか!?」

なんとなく脳裏に、肌が黒かったり目つきが悪かったりするようなわかりやすい偽者像が浮かんでしまう。

「…別に、身体的に偽者とわかるような特徴はありませんよ?むしろ、本人としか見えない容姿らしいです。」

「いえ、つい…;」

ルクレティアの素直な意見に、べるの風ギャグはスルーされてしまった。

「僕の偽者か…」

どことなく、どんな相手なんだろうという好奇心が勝ったような呟きだ。

「王子が山賊なんてする筈が…ないじゃない、ですか…」

「そうだよっそんなこと…する筈がないはずだよねぇ…?」

リオンとサイアリーズが怒髪天をついて怒るが…その言葉がどんどん小さくなる。

「なに?」

カルムは首を傾げるばかりだ。

 

(まさか、本当に本人…というか別人格でストレス発散の為にした訳じゃないよね?;)

(有り得ません!別人格と言っても王子の身体は一つです!ずっと一緒だったんですから…!;)

 

ごにょごにょごにょ;

…何やら少し惑わされたようだが、とにもかくにもセーブルに偽者をぶちのめしに行くことになった。

 

 

「え?次回に持越しですか!?;というか僕らがレポートする意味ってあるんですか!?もー帰っていいですか!?;」

「それはダメだと思うから…;」

「…だめ。」

仕事は最後までやり抜こう。

 

( 戦争イベントがっ…戦争イベントがーっ!>バンバンッ!>怒泣)

 

幻水5混在記その12〜小さな頃から悪ガキで〜

 

 

「インザ☆セーブル!では、ただいま絶賛大不評なカルムさんです♪」

偽王子が山賊行為を働いているというセーブルでは、かなりの不満が高まっているようだった。

当然、本物であるはずのカルムも、山賊王子の汚名を着せられかなり白い目で見られている。

セーブルへの関所でも間違えられ、先に派遣されていた仲間からもリオンやサイアリーズが傍にいなければ見分けがつかないと言われ、更には街中でのこの白眼視…。―――かなり、人格が交代しそうになっている…。

「これはかなりのストレスっぽいですね!」

「大丈夫かな…;」

「…!」

濡れ衣を着せられる宿命にある天魁星に、心配そうな視線を送る3人。

そして、当のカルムはリオンら(内心怒髪天中)に慰められつつ、街中に入っている。…さすがに、ここで人格が変わって暴れるとまずいというのは別人格にも判る為、必死に堪えているようだ。

「…なんか、どっちの人格かわかりにくいですから、普段のカルムさんを「カルム(表)」さんで、暴れる時に出てくるカルムさんは「カルム(裏)」さんって呼びましょうか。」

「カッコまで言うの…?;」

表記上の問題である。

「王子…わたし、ニセモノ見つけたらガマン出来ないかもしれませんけど、止めないで下さいね?」

「リオン…」

そして、リオンの怒りも限界を迎えようとしているのか、そんなことを言っていたりする。

…当然、顔は笑っているが目は笑っていない。

 

 

そんな訳で、乱綾山にニセモノ狩りに来た一同だ。

猛禽類っぽいモンスターがギャアギャアと騒ぐ、道なき山をわっせらわっせらとツタを使って登る。

…クリティカルの出具合が、一同の張り詰めた神経を表しているだろう…。

「ああっ!いろんな意味でハラハラしますね!!;」

「カナタ、静かにね;」

「…(ぷるぷる)」

近づくものは全て狩られそうな雰囲気だ。

山賊の仲間を瞬殺し、ロイという名前の相手が、王子の偽者だということが判明した…。

 

「もうお開きかぁ。もうちょっと遊べると思ったんだけどなぁ、」

 

目の色が金色ということだけが相違点の、目が死んだ王子が部屋の中で寝転がっていた。

「な、何かこっ恥ずかしいこと言ってて見てられないんですけどっ…!ギザギザハートですか!?15で不良ですか!?」

「カナタ;」

こそこそ見ているカナタに、恥ずかしいと言われる程の小悪党な振る舞いをする偽王子だ。

色々と荒んだことを言い終わった後、

「サイコーに面白かったぜ!」

ハハハハハハ!と高笑いをするロイ。

それに対し、ストレスを溜めに溜め込んでいたカルムは―――

 

「…―――オマエがコイツのことを、知ったかぶりで貶すんじゃ…ねぇえええぇ!!(怒)」

 

ボコオッ!!と、右ストレートを決めた。

殴られた当人は、「ええええええええ!?;」と驚愕しつつ吹っ飛んだ。意味は、「オレよりガラ悪ィ!?」という感じだろう。

溜めに溜め込んだ鬱憤を晴らすように、一騎打ちになだれ込みコンボを決めるようにボコボコと攻撃が決まる。

血は飛ぶ、罵詈雑言は飛ぶ、カツラは飛ぶの大混戦だ。

 

「この×××のッ××××ガキ××××を××××して××を××××!!×××!(以下、聞きに耐えない罵詈雑言が続きますのでカットします…。)」

 

「どっちが王子殿下なんですかっ…!?;私には判別する事が出来ません…!(泣)」

「一目瞭然じゃないですかっ!!王子は口は悪くても性根は腐っていません!!」

というか、判別したくないダインは涙目で叫んでいる…。

 

 

そんな訳で、ボコリにボコった後、カルム(裏)は表かと見紛うごときキラめく笑顔で汗(返り血も)を拭った。

「ふぅ…スッキリした。」

「やりましたね王子〜v」

「やったぞリオ〜ンv」

やるの字が『殺』という字に感じたが、うふふ♪あはは♪と笑い合う2人に、観客は何も言えなかった…。(肉親の1人は笑顔で頷いていたが…)

 

(一応見たんですが…BADED見るの、かなり辛かったです…>遠い目 
無抵抗かつ一方的にボコられるの…かなり見てられない感ですね…! 
ジョウイとの一騎打ちでも思いましたが…ああ!ストレスが…っ!>プルプル )

 

↓せっかく見たので、ネタにしようとしたけれど没になったネタ。

「噂に聞くとここで負けるとエンディング分岐があるらしんですよっ!見てみませんかっ!?」
「カナタ!!」
「大丈夫です!これは某暗殺者からパクった薬ではなくて、ちょっと痺れる痺れ薬ですから…!」
「やめてっ!;」
「?」
何を思ったかカイカがフッと、カナタの手の吹き矢に口を当てて吹いてしまった…。

「うっ!;」

とたんに、一騎打ち中のカルムの体勢が崩れる。
その後は滅多打ちだ。

「カナタ!!;」
「ああっ!面白…大変なことに!!大丈夫です!
――秘儀!異次元視!!この技は他の平行世界の未来を見る技で…!」
「そんな技持ってないでしょう!?;」
「はっ!見えました!カルムさんが負けるとそのまま眠り続けることになり、
ドラゴンヘッド軍は敗北して相手の山賊の人も戦死するらしいです…!」
「どうするのっ!?;」
「どうしましょうっ!」

「…いつまでも調子に乗ってんじゃねーぞゴラァ!!(怒)」

あ。キレた。

「あとそこのヤツも後でブッ殺すッ!!(怒)」
「バレてます!!;カイルさん!逃げましょう!!」
「ちゃんと謝って!(怒)」
「…。(反省)」

 

幻水5混在記その13〜黒幕その名は…!〜

 

 

「もうやめてーっ!!;」

山賊仲間らが、ボコられ抵抗する気力もなくなったロイ(「煮るなり焼くなり好きにしな…」とぐったり中)を庇って、飛び込んできた。

どうやら他に黒幕がいるらしい。

しかし、それでも好きでやったのは自分だとロイは言い、(余程リンチが堪えたのか)観念して罰を待つ。

「(もういっそ)バッサリやってくれよ…」

「そんなことはしないよ。」

首を振るカルム。

 

「それくらいで気が治まる訳ないだろ―――…基本は生かさず殺さず嬲るだ。」

 

…もとい、カルム(裏)だ。どうやらまだ元に戻っていなかったらしい。クックック…と笑う笑顔は、まさに肉食獣か何かの気配だ。

最初は目も表情も死んでいたロイも、山賊仲間と一緒にひーっ;と顔を青ざめさせている。

「王子、そろそろ戻らないと…戻れなくなりますよ。」

リオンに言われ、カルム(裏)は頬を膨らませつつも目を閉じた。

「…、―――あれ?」

そのすぐ後に、きょとんと目を見開いたカルム(表)が出た。

「えっと…あれ?確か、僕の偽者と対峙して…?」

「それから王子がニセモノを倒したんですよ!」

「そう、だった…?」

「そうですよ!その証拠に、この人達も改心してサイアリーズ様の作戦に協力してくれるそうですよ、」

「その通りだよ、」

自信ありげに頷く叔母の姿に、カルムも納得した。…納得出来ないのは、カルム(裏)の初見者らだろう…。

「本当に似てるんだね、あ。装備も調えたいし、黎明城の皆にも見せてあげたいな。」

「いいですね♪」

「少しだけだよ、寄り道してると逃げられちまうんだからね。」

「それってオレら晒し―――ゲフウッ!;」

「「ロイーーッ!!;」」

のほほん♪とお花を飛ばして天然発言をするカルム(表)に、ロイが何事か言いかけたが…リオンの鉄拳がそれを黙らせた。

 

「き、基本は遊戯●的な方向なキャラ付けらしいですね…!;何がなにやら…;」

「………(汗)」

見ている方もハラハラしている。

 

 

そして、寄り道しつつも戻ったセーブルで、ついに黒幕が姿を現した。

変装したリオンらが、バレバレな演技で「きゃぁあ山賊よ〜!助けてぇ〜!」と悲鳴を上げると…―――馬鹿息子が現れた。

 

「ユーラム・バロウズ推参!」

 

と、何故か高い所から現れ、はしごを降りるときに転がり落ちたベタベタさだ。

「推参って…呼んでないのに自分から押しかける的な意味があったよーな、なかったよーなですね…」

「…うん;」

「ああ!;やっぱ一瞬でボコボコにされてます!;―――でも、あの逃げ足だけは感心する所ですね!」

ユーラム君には逃げられたが、とりあえずセーブルでの偽王子事件は終着を迎えたらしい。

領主の館で「あんた、カルムの影武者をする気はないかい?」「…これで王子(裏)が多少無茶しても、言い訳が出来ますね」「クックック…そうだな。」とか言う会話があったとかなかったとか…。

 

「とりあえずっ!;影武者&他2名GETですね!!さあ!この後どうなるんでしょうか!むしろ早く進めて終わらせて欲しい気満々です!!」

「カナタ、投げやりにならないで…;」

「…」

 

そして忙しいことに、またもその日の夜。ビーバーロッジで焼き討ちがあり、早朝まで救助活動に追われたカルムは、煤焦げてヨロヨロになったと言う…。

その為、同時に起きたレインウォール陥落は無視されることとなったりした。

 

(攻略サイトを2本使って必死にプレイ中…!; 
完全版攻略本プリーズ!!; )

↓おまけ。

今のところ、こんな感じの関係。

マクシミリアン騎士団関連のイベントにて、街中で…

「また山賊!?」
「オレに対する嫌味かそりゃあ!?」
「違いますよ王子!町で出るのは追いはぎかゴロツキですよ!」

(…この絡まれイベント、幻水にしてはエロス(下品?)な会話だった…>笑)

 

幻水5混在記その14〜「お兄ちゃんは結婚なんて認めません!」現象〜

 

 

珍しくゲオルグが帰還していたその朝。

「悪い知らせですよ、」

「ゴドウィンの奴等、リムの戴冠式をやるらしい…」

 

と、爆弾発言が投げかけられることになった。

 

「ええっ!!?」

一瞬頭がフリーズしてしまったリオンは、少し間を空けてから驚愕の声を上げた。

祭り上げられる稚い少女を想像し、その場にいた全員が難しい顔をする。

「とうとうあの子をお人形さんに祭り上げるわけかい…殴りこんでぶっ潰してやりたいよっ!!」

「サイアリーズさまっ落ち着いてください…―――カルム王子?」

サイアリーズを宥めて諭そうとしていたルクレティアが、ふとカルムへと声をかけた。

周りの視線を浴びたカルムは―――ふぅっ…と薄幸の美少女のごとくその場に崩れ落ちた。

「王子っ!!しっかりしてください!!;」

「…っっっ!!」

しかし、床に倒れこむ直前に、逆にゴムのごとく跳ね起きてくる。目つきが違う。

「リリリリッリリリリリリリムがっ!?リムがっ!?リムがあの変態とけけけっけけ結婚っ正式な結婚をっっっ!?!?!?」

「カルム(裏)っ落ち着きな!;」

「ふざふざふざーっ!?;」

「あらあら」

動揺しすぎて、毒舌さえも吐けない様子だ。

表と裏の両者が動揺した為、本人の中では錯乱しそうな程のショックが起きているらしい。

しかし、それでもカルム(裏)は少しでもストレスを軽減しようと、武器を振り回して大暴れを行った。(幸いゲオルグが阻んでいる為、城には被害は出ていないが)

「どうしましょうかねぇ、王子がこの様子では今後の話も出来ませんしね?」

「王子ーっ落ち着いて下さい!!」

 

「通りすがりの配達人ですー!この場は僕にお任せを!―――必殺!…『バロウズ卿宅にあったリム姫の絵』!!」

 

………。

収まったらしい。

 

「ふうっ!これで何とかなりましたね!ドサクサに紛れてかっぱらってきたかいがありました!」

「あの、あんまり無茶苦茶なことはしないでね…;」

「どうせもー無茶苦茶なんですから、僕が何しようが問題ないと思いますよ! あ、次は戴冠式のお祝いに来る群集諸島代表の人に、話をつけに行くらしいですよー」

「…」

 

 

で。群集諸島から船が寄港するというニルバ島。

…そこに着くまでが、大変だった。

海での船旅に慣れていないカルムとリオンは船酔いでふらふらになり、―――久々の海に船から飛び込もうとするカイカを止めたりと、…大変だった。

「やっぱりカイカさんは海のが似合ってるんですね〜…」

「そういう問題じゃないから!;カイカさんっせめて船が止まるまでは…っ」

「…!っ…!!(ぶんぶんっ!)」

 

着いた途端、カイカは海に飛び込み、カナタとカイルは港でぼんやりそれを見ていたりした。

…ちなみに、カルムらは話し合い&灯台に立てこもった海賊を退治に行ったりした。

「リノ・エン・クルデス号ですか…コレ絶対データ引継ぎあったらまんじゅう号になってましたよ…。カイカさんの歴史は葬られてますね〜。まあ本人は気にしないでしょうけど。」

「あ。向こうで人形劇が…」

「『フレアとブランド』…?;カイカさんには内緒にしてた方がいいですね;」

確実にホームシックにかかる。

…そして、カルム(表)も何気にホームシックにかかってたりした。

「…スカルド提督…どうしてか父上を思い出しちゃうね…(暗)」

「王子…」

ずーん…と凹むカルム。…この様子では、帰りも確実に船酔いになるだろう。

 

 

(ニルバ島に行く前にカルムさんは失恋した乙女のごとく泣き腫らした目をしていたとかいうネタを入れ忘れた。
…どうでもいいんですけどね!>爆 )

↓おまけ没ネタ。

「…ふれあ。(しゅん)」
「おにぃちゃん??」
「どうしたの?」
「なかないで〜っ」
「ああっ;カイカさんのしょんぼりで周りの子供らがつられてベソかき出しました!;」

子供にみとっと、たかられるカイカさんの図。
ちなみに、
カイカさんは子供に集われます。
カイルさんは子供に慕われます。
カナタ少年は子供に暴れられます。
カルムさんは子供に尊敬されます。
接近率は上から順。
…どうでもいいよ!!;

 

幻水5混在記その15〜一難去ってもまたドーンと災難。〜

 

 

「何だかんだで!妹さんの戴冠式が済んじゃったのでカルムさんの部屋からは物凄い陰鬱な空気が流れてます!!」

「うん、そうだね…;」

「僕もナナミが結婚とかになったら暴れる気満々ですよ!」

「…」

何とか立ち直ったのか、カルムは目を腫れぼったくさせながらも、リオンに率いられてよろよろと部屋から出てきた。

…どうやら、気分転換に仲間集めに行く様子だ。

しかも、影武者であるはずのロイまで引きずられている。

「…長期で出かける時に影武者する役目だと思うんですけど、一緒にニルバ島まで行っていいもんですかね…」

「……………(汗)」

「…(♪)」

よくないとは思われる。(が、2往復もした。)

そして、ニルバ島でのイベントでは、

海だー!沈没船だー!魚人だー?紋章砲だー!

という懐かしいイベントが発生し、更に城では大蛇が現れる等、モンスター映画もビックリな戦いがあったりした。

 

「王子が元気になってくれて嬉しいです!」

「そりゃあんだけ出歩けばなぁ」

「何か言いました?」

「…イエナンデモ;」

しかし、せっかく回復したのもつかの間…

 

「王子、妹さんに剣を向ける形になっても戦い続けられますか?」

 

と、ルクレティアに鋭く問いかけられ、またも凹むことになった…。

「せ、切ない戦いですね…;」

「………」

「…」

親友、父、その他と戦った主人公らは、コメントしがたいものがある。

…カナタは思いっきり割り切って戦っていたが…あれは、また別問題だろう。

 

で、ショックも引かぬ間にドラードへ出撃することになり、色々な策謀が成されてドラード内部へ攻め込むことが出来た。

そこにはアレニアが黄昏の紋章を宿して待ち受けていたりと、色々あったが―――一番辛かったのは、城壁で迷子になったことだろう。

「ああー…特に、協力攻撃で全体攻撃出来る人が入ってないのが痛いですねー…」←Wリーダー攻撃主義者

「そうだね…;」

「…」←一閃で片付けてた人

 

最終的に、アレニアがお姫様だっこをされて窓から逃亡という、スペシャルな技を見せ付けた後、ミアキスとの一騎打ちが起こり…ようやく一段落が着いた。

…「姫様をお守り出来ませんでした…ッ!」と涙を流すミアキスに抱きつき、カルムも「ここまで迷子で辛かったよぉおおぉっ!!」と泣き、周りの人間も「ミアキス様ーっ!!」「総大将のおばさんよりもそこらで会う兵隊のが手強かったなんておかしいだろーッ!!」と泣きに泣いた…。

…質より量が勝るという、良い経験になっただろう…。

 

 

「でもミアキスさんがゲオルグさんの女王殺害を目撃したとかでゲオルグさんが黙秘して出て行ったとか!妹姫様と戦闘になるとか!まだまだ踏んだり蹴ったりなカルムさんの戦いが続きます!!」

「………(汗)」

「でもまだまだこれは不幸の中盤くらいな気がしますよ…!さあカルムさんはベストEDに迎えるのか乞うご期待です!?」

「…。」←新聞が真面目な物なので、少しつまらないカイカさん。

 

(ええいっ戦争ッ!てぇいっ戦争ッ! 
…戦争イベントなんて、軍師にお任せ☆で終わって欲しいです… 
…初めてですよッ!幻水シリーズでここまで戦争に苦労するのッ…!>泣 
元々苦手でしたけど…T-T )

 

幻水5混在記その16〜最終決戦?は血涙が流れる…〜

 

 

レックナート様が出たり、(テレビ電話のようだった)

家計図泥棒の大怪盗が出たり、(カイカが喜んだ)

他にも大穴に突撃したりとしたが…―――一番カナタが喜んだのは…

 

「え?獣の紋章の眷属の封印球で人がヒョウの姿に?――――しまった盲点でした!!ちょっと僕戻りますね!!ええっ!自分の世界軸にっvvv!!ちょっと獣耳を永続的に出来るように研究してきますーーーーvvvvv!!!」

「お願いだからやめてーっ!!;」

 

面白紋章の存在が明るみに出て、ひゃっほい♪とカナタは喜び走った。

…今後、ますますカイルが被害に合うのは間違いないだろう…。

 

 

で。

 

 

「リムスレーア様自ら反乱平定の為、軍を率いて出陣するとのことです。」

と、ついに妹姫との対決になってしまった。

 

「とりあえず、戦争のどさくさで妹さんを攫って戦争を終わらせちゃえー♪幼女誘拐作戦ですね☆」

「カナタ、人聞きが悪いから…;」

「?」

とりあえず、そんな感じで作戦が決まる中、サイアリーズは微妙な動揺を見せていたりした。

 

そして会議が終わった後、カルムに変装したロイがリオンの元にやってきて正体を見破られたり、

影武者を完璧にやる為には傍にいた方が良いというのを建前に「オレの傍に居て欲しい」的な発言を、軽くスルーされ拗ねて帰るようなイベントが発生した。

「甘酸っぱい恋の予感ですかっ…!ていうか、あの出会い方で恋に進展するなんてどれだけマゾなんですか…!(笑)」

「カナタ…(怒)」

「失言ですー!!;えーっと、とにかく甘酸っぱい恋ですね…!リオンちゃんはかなり天然さんみたいですから、まるっきり伝わってないみたいですけど!(笑)」

「誰と誰が?」

「そりゃあロイって人とですよ!」

…カイカでもカイルでもない声の問いかけに、カナタはあっはっはー♪と軽く答えた。

「…。」

「え?」

カイカがカイルの服の袖を引いて指差した先には、銀色のしっぽがあった。

 

 

夜会話…

 

「あん?なんだよ…オレの…ぉぉおおおおおおぉっ!?;」

「オマエの首を寄越せ…」

ギラーン☆と、殺意に瞳を輝かせたカルム(裏?)が、ナタを片手に山賊部屋に現れた…。

「ルクレティアぁ〜?影武者の役は首だけあれば、この××××××でも出来るよなぁー」

「うふふふーダメですよ〜出来ませんよ王子ー、それに、そんな恐い案山子を作っちゃいけませんよ〜。」

「じゃあせめて××出来ないように去勢だけでも…」

「はっ離せぇええええええ!!;」

「バカーっ!ロイを離せ〜〜!!(泣)」

………。

「―――いや、でも僕もナナミに手ぇ出すヤツが出たらあんな感じになりますよ!」

「……………(汗)」

フォローにもなっていない。

その後、侵入者との会話もそこそこにすっ飛んできたサイアリーズに「あんた一生リオンに恋愛させないつもりかいっ!?」と最後の説教をされ、何とかカルムの暴走は収まった。

 

 

「さあっ!次回はいよいよ波乱の最終決戦?カッコ疑問系!!108星が揃わない内に幻水は終わらないですーっ!って訳で様々な悲劇が待ち受けそうな感じです!…戦争イベントがどうしてもクリアー出来ないプレイヤーによってCDが叩き割られるのが先か!コントローラーが破壊されるのが先か…!これは見逃せない展開ですー♪」

「どっちにしろ壊れるの!?;」

「冗談ですーv…多分。」

 

 

(キシャー!>怒 
夜会話後にセーブなしで戦争イベントが始まる為、キレそうになっています…ッ!
もーッ!戦争イベントなんて滅んでしまえ…ッ!;
…今回の天魁星の性格がおかしくなったのは、きっと戦争イベントのせい…>違。
ああああっ!;コントローラーを破壊するまでの勢いでぶん投げたいですッッ!;)

比較的楽に戦争イベントをクリアで出来た主人公
→カイルさん、カイカさん

リセットを繰り返しても死人が出て半泣きでクリアしていた主人公
→カナタ<<<<<カルムさん

…トーマス君は…微妙?
というか、それでも幻水2は納得出来るクリアが出来たよ…orz
どうすればいいんだっ…!;

 

…後、今の所CPは(こんなんでも)ロイ王で突っ走ってますよ?(吐血)
プレイ日記中には、描写はないようにしてます…が?;
た、多分っ!;イエー;(?)

 

 

一回休み。

 

 

カナタ:えーっと、何か本体が思わず『orz』の記号と同じポーズで凹む事実が発覚して不貞寝を決め込んだらしいんで、プレイ日記はお休みらしいです。
     …誰も期待してないんですから、他の何かきっちり書けって感じですね。(ぼそっ)
あvいえいえ、それでも取り急ぎ報告があるんで、こんな形で更新ですよー♪…それより主坊な企画を片付けろって言うんです…(ぼそっ)←もはや隠しきれていない本音。
――――はーい☆じゃあ、代理でカルム(裏)さんから一言どうぞですーv

 

 

 

カルム:ぅ、あああああああああああ!!(怒)旅の封印球(セーブポイント)きっちり出入り口にあったぁああああぁああっっ!!クソッ死ねぇえ!!(怒)>封印球で投石攻撃
ロイ:だぁああああぁッオレは関係ねぇだろーッッ!!(怒)>生贄的に丸太に縛られ

 

 

 

 

カナタ:あっはー♪こりゃ凹みますねーv…っていうか、まだ本拠地のMAP覚えられてないんですか!?;駄目過ぎます!?ていうか、さくさくクリアしてくださいよッ!?;

 

 

(いわゆる全私が泣いた状態に…ッ!>涙 
ますますキャラが歪んで行く…; 
…というか、ふと脳裏に↑が浮かんだので、突発阿呆ネタ…>吐血)

 

幻水5混在記その17〜感動の再会…と見せかけての大混乱劇〜

 

 

「えーっと、今回の戦争…もはや、プレイヤーがやけっぱちになって作戦を変更しました…。名付けて人を見れば敵と思え!殲滅大作戦☆です。」

「…何?;」

「いえ、ごくフツーのプレイ方法だと思うんですけど、敵兵は殲滅せよ!とゆっくり動いて陣形組んで、敵を皆殺しにして目的地に到達したらしいです。
フツーに考えて、それが一番楽な進め方だと思うんですけどね…殺さずに目的を達するなんて、殺し屋としても最高の方法ですよ!無茶ですね!」

まあ、そんな訳で無事に戦争イベントを突破した。

ちなみに、今までで一番死傷者が出なかった…。50人以下で大勝利って…orz

 

 

「さあ、可愛いリム!お兄ちゃんが助けに来たよっ…と。」

「似ているのは顔だけですか。」

などと、ロイとゼラセの会話があったりなんだりと、陽動作戦はうまく進んだ。

各チームが、戦争の恨みを晴らすがごとく敵を瞬殺粉砕している内に、カルムらがとっとこ妹姫を奪取しに向かう。

その道の途中で女王騎士の1人ガレオンが立って居たりしたが…それも、カルムが「頼む、通してくれ!」と言いながらも(無駄に)烈火の紋章で爆散させたりした。

 

「兄上…来てくれると、…信じておった…!」

兄上ぇええ!!リムぅうぅ!!姫さまぁあ!!と三者三様にボロ泣きの感動の再会となろうとしている寸前…、―――暗殺者からカルムを守り、リオンが脇腹を刺された。

こう、思いっきりトスッと。

 

「…ていうか、負傷者を1人作っておけば〜とか云々抜かしてますけど、思いっきり死んだら死んだでそれでよし的にブッ刺してますよね〜…。本気で負傷させるだけなら足でも狙えって感じです〜」

1人レポート中のカナタは、そんな光景を見てそんなコメントをしている。

 

そんな中、敵が刺すまではしなくとも姿を現すと知っていた様子を見せるサイアリーズが、リムをがっしりと確保していた。

「どうして!?」

「さあね…あんたにはわからない…わからなくていいんだよ、」

リオンが刺されたことと、叔母の不可解な行動とのどちらに驚いて良いのかわからない様子で、カルムは混乱する。

妹は叔母がソルファレナに連れて行き、リオンは重態。

ミアキスは姫様ー!と叫び、カルムもリオーン!と頭を抱えて叫ぶ中、リオンの治療をサイアリーズから言い渡されたガレオンだけが、割と冷静だった。

 

とりあえず、黎明の紋章が光を放ってリオンの脈を回復させたりなんだりで、本拠地に戻ることとなった。

そして、医務室の前で泣きそうなロイから掴み掛かられたりしたが、リオンはなんとか峠を越した。

で。

「…カイルさん、」

「………何?」

「いえ、あそこでロイさんの格好したカルムさんが号泣しながら喜んで悲しんで叫びながら走り回ってるんですけど…気のせいですか?」

「…さあ;」

「…??」

「まあ、泣くのはストレス発散にはいいらしいですしね…;見なかったことにしましょう!王子のままじゃ出来ないこともありますし!」

山賊部屋では、身包み剥がされたロイ本人が憤慨していたが…まあ、それはさておこう。

 

 

 

(こんな扱いばかりですが、ロイ君好きですよ…。
「…さっきは悪かったな。血が上っちまってよ…」 
と謝られた時は、何か赤面ものですね!)

幻水5混在記その18〜遭難?いいえ、救助活動です。〜

 

 

「はーい♪こちら幻水5のプレイ日記のレポーターを務めているカナタですよー☆」

「……………(汗)」

「現在、昏睡状態のリオン嬢を紋章の力でどうにか起こそうと、竜馬騎士団にご挨拶に行くのを建前にシンダルの遺跡を探索しているカルムさんらをレポートしてる最中ですー♪―――………と、見せかけてうっかり遭難しています…!

「迷子。」

深き薄明の森の遺跡…そこは、人も立ち入らぬ森…というか入ったら遭難するような危険な森だった。

ギャースとカナタは頭を抱えて絶叫していた。

 

その分カルムらは…

 

「地図が落ちててラッキーでしたねぇ〜」

「うん、でも見ながらでも迷ったね…;」

何でこんな所に地図が?と首を傾げるシンダル遺跡フェチ2名をよそに、のほほんと会話をするミアキスとカルム…。

とりあえず、一行は迷いつつもシンダル遺跡に突入&帰還出来たらしい。

 

…割と、あっさりと森を踏破できたようだ。

 

 

カナタ一行が森を脱出するまでリム姫の暴れっぷりをお楽しみください。

「わらわと兄上との再会を邪魔するとは…!せっかくどさくさに紛れて兄上の腰に抱きついて兄上を堪能しようと思っていた所を…っ!この不届き者らがーッ!!貴様らなど地獄に堕ちると良いわーー!!」

「ぐっ!;」

「ああっ!;ギゼル様が男にとってはどんな攻撃よりも辛い攻撃を受けて!地獄へ落とされて…!?;」

女王などに即位してしまえば滅多な事ではそんなスキンシップは取れぬと言うのにーっ!と叫ぶリム姫は、容赦なく急所を蹴り上げていらっしゃった…。

そんな姪っこの姿に、叔母は「暫く見ない内に、立派に育ったねぇ…;」と生暖かい視線を注いでいたりした。

 

 

 

「あああああーっ!!;なんでこーなったんですかー!?うっかり僕が地図を落としたからですかー!?;」

「カナタ、落ち着いて…;」

「…」

ひーっ;と頭を抱えて半泣きになるカナタを宥めるカイル。…カイカの指し示している『すり抜けの札』に気付くまで、この混乱は続きそうだ。

とりあえず、再生の記録が再生されたり、レックナート様が出たと、何がなんだかわからない内に黎明の紋章の力がパワーアップし、カルムらは急いで城に戻って行った。

 

(うっかり一日自転車で暴走して、 
熱中症のようなものになった今日この日…)

幻水5混在記その19〜滋養強壮には大うなぎが効くかもしれない。〜

 

 

「こちらカルムさん所蔵の黎明城ですー♪」

ビチビチビチッ

「見事にリオンちゃんが回復した結果、本拠地も活気に満ちてる感じですよー♪」

ドッパーン!

「…ええ、現在カルムさんはリオン嬢のお見舞いにと、魚を釣りまくっています…(汗)」

 

湖では、どっぱーん!どっぽーん!と、容赦なく巨大魚が釣り上げられていた…。

そして、それを感心したように見学するカイルとカイカの姿があったりする。

 

 

「ふーっ;龍神魚を釣り上げて、ようやくカルムさんも動きましたねー;」

どうやらお見舞いに足る魚を釣り上げるまで粘っていたようだ。

滋養強壮には大うなぎの方が効きそうな気がするが…まあ、とりあえず厨房に届けられている。

「………ていうか、この養殖システムですけど…軽〜く、湖の生態系壊してないですか…? チョウザメとか特に…」

「カナタ…;」

その辺りは突っ込まないお約束だろう。

 

 

とにかく、そうこうしている内に、ゴドウィン側が敵国と手を組んであれこれとちょっかいを出してきた。

敵国が動きを見せた場合は、その討伐に出ると約束をしていた竜馬騎兵団がまったく動きを見せなかった為、今度はそれの話し合いにカルムらは向かうことになったりする。

で、ドワーフらの地下水脈を通って行くことになったのだが…

 

「吹っ飛ぶトロッコ…!カッコイイです!?」

「うわぁ…!」

「…!」

目にも見えないぶっ飛んだ動きを見せたトロッコに、興味深々だ。

「カナタ、…あれ、後で乗せてもらえるかなぁ…?」

「ど、どうでしょうっ…!;僕はあーゆー乗り物恐いんで乗りたくないです!;」

「…!」

「ああっ!?カイカさんまでっ!?;」

レポートそっちのけで、面白い乗り物に釘付けになった3人は…ついでに、ドワーフらを襲いに来た暗殺者をバキバキ倒した。

ついでに、トロッコで轢いた。(結局乗ったらしい)

 

 

「半端ない動きでした…;」

よろりとジェットコースターに乗った後のような様子を見せるカナタに対して、カイルとカイカはまったく平気そうな様子だ。

ちなみに、カルムはダメだったようで、三半規管が弱いタイプと強いタイプに分かれている。

「えーっと、で…;この後カルムさんはどうするんでしたっけ…?;」

カナタは壁に手をつきつつ、謎のメモを取り出した。

「…『レルカーorロードレイク防衛戦』…?………戦争イベントじゃないですかーッ!(怒)」

また滞りますーーーっっ!!と、カナタの怒声が上がる…。

 

(またも戦争イベントが…orz 
混戦になって「王子がッ!;王子がいねぇ!!;」と焦って叫ぶ海月に、
妹が生暖かい視線で「王子なんかいないよ…」と一言。
「…ちげーよ!!;主人公ー!;ダメ人間みたいに言うなー!(怒)」
な日常会話。あ、日射病治りました。
ちなみに、その時の結果はリセット…;orz )

 

幻水5混在記その20〜逃げるコマンド?いいえ、作戦です。〜

 

 

とりあえず、時間稼ぎの戦いは終わり、慌しく引越しが進められた。

「おおー;シリーズ初ですね〜;まさかの宿星全員での逃亡イベント…;」

「そうだね…;」

夜逃げだわっしょい!と素早くも的確な逃亡劇に、何となく感心してしまうカナタだ。

とりあえず、カルムらは船で逃亡…と見せかけて、地下に潜ることになったらしい。

ドワーフらの住居を間借りして、暫く自由に動けることになったカルムらは、竜馬騎兵団が何故動かないかを調べることになった。

そして、その原因は小竜や卵がある、女人禁制の町ゴルディアスにあるかもしれないということで、男性メンバーだけでその町へ向かうことになったりした…。

 

「…何か、シャレなのか何なのか漢たちの陣でバッサンバッサンやってますよ!?;」

「………(汗)」

「楽しそう。」

まさに漢!という感じだ…。いや、どんな感じだかはわからないが、カルム本人は何か楽しそうである。

そんな感じで楽々進んだ一行は、竜の子と卵がゴドウィン側の手によって人質になっていることがわかった。

しかし、入り口には見張りの兵が立っている為、目立った戦闘は出来ない為―――お兄さんちょっとこっちへ…v作戦が実施されることになった。

 

重ねて言うが、女人禁制の町で男性パーティーである。

 

竜馬騎兵団の1人、クール系美形ラハルが見事なお色気光線を発揮し見事に敵を昏倒させることが出来た。

「ま、まさか公式で女装を実施するなんて…っ!これは僕に対する挑戦ですね!?負けてられません!!」

「カナタ、何する気!?;」

「いえ、ちょっと色々と色々なことをです!!…話を逸らしまして〜vこれカルムさんでも女装しても違和感なかったかもですね!」

「無理だから!;」

見事に前女王にしか見えなくなってしまう。正体がバレバレだ。

そんな会話が向こうでも行われていたのか、ラハルが理由を力強く説明する。

「いえ、そういう問題ではありません」

「?」

「この場合必要なのは、大人の色気むんむんの女性なのです!残念ながら殿下には不可能です!」

「あ〜…なるほどな、」

「そうなんだ、」

純情系少女、悪くすればロリ的魅力になってしまう。

同じ理由でカイルにも無理だ。この場合適当なのはカイカだろう。

「?」

「…カイカさん、ちょっと危険かもしれないんでフードでも被っといてください。僕はカイルさんを守るので精一杯です。」

脱線しすぎた。

 

とにかく!

暗殺者達が子竜と卵を人質にとっていたのを、カルムらは素早く打ち倒したが、そこにいつものちゃっかりドルフが参上し「動くと卵を割る」という脅しで、こう着状態に持ち込まれた。

その危機をゲオルグが登場することで脱したのだが、敵は素早く状況を読んでその場を脱し…

 

「鍾乳洞で滑って転べっ!このクソッたれがーーーッッ!!(怒)」

「王子殿下ー!?;」

「わー!!;顔から滑って行ったんじゃねぇかーっ!?;」

 

…いや、カルム(裏)の投封印球(不要物)攻撃に、鍾乳洞内を滑って行った…。

久しぶりのキレっぷりだ…。

 

(…うっかり、4本くらい幻水5小説を書き散らしています…>遠い目 
何をしているのかと考えなくもなす…;>目を逸らし)

 

幻水5混在記その21〜ここが僕らのお家です〜

 

 

竜馬騎兵団を仲間に引き入れ、取られた本拠地を取り戻すことになった。

で、ルクレティアからの指示は遺跡のダムスイッチをもう一度押しに行くということだったが…見事な水攻めが始まることとなった…。

いきなり水位を上げた湖に、敵が乗っ取った城は阿鼻叫喚図となる。

「あーーー…僕、この場合絶対死にますね!ええっ!;だって浮かないんですよっ!」

「カナタ…;」

「特訓。」

どうやら帰ったらカナタには、地獄の水練が始まるようだ…。

 

まあ、何はともあれ城は簡単に取り戻すことが出来た。

その湧き上がり様はと言うと、まさに…

「カイルさんっカイルさんっ言ってもいいですか!?;」

「え?;いいの…?;」

「むしろ一緒に言いましょうっ!!せーの!」

 

城捕ったどぉおおぉぉ!!

 

…な雰囲気だった。

 

 

「で、次は『キルデリクorアーメス追撃戦』な訳ですね………って、あれ?」

「あ…」

「いない。」

カルムの姿が軍議の間から消えていた。

少し待って、と言っていたようだが…しばらく待っても帰ってこない。

「こっこれはもしかしてっ…!;」

「うん…;」

「…」

迷子。

水位が下がり、また広くなった城にカルムはすっかり戻ってこれなくなったようだ。

 

 

探しに探すと、何故か竜馬の上で揺れに揺られていた。

「なんでレースしてるんですかーっ!!?;」

「…本人もわかってないみたいだから…;」

「…竜。」

ひわーっ;となっている様子だったが、最終的に2位という成績を収めて竜馬から降りることが出来たカルムだ…。

その後、アーメス追撃戦に向かい辛くも大勝利を収めた。

後、セーブルに突入時には久しぶりにロイをパーティーに迎えることが出来て、うきうきの様子だ。…しかも、まだ漢たちの陣をしつこく使っていたりした。

 

(本拠地でエンドレス迷子…っ!>泣 
せっかくレベル2のお城に慣れたとこだったのにっ…!>涙 )

 

幻水5混在記その22〜お風呂は良いね人類の文化の極みだよ〜

 

 

「なんと言うかですけど…やー凄いですね〜;」

「……………(汗)」

「まさか、リオンちゃんの怪我の経過も良好で、一段落ついたからって…半日もお風呂に入り続けますか…!;

お風呂イベントとはかくも厳しいものである。

「付き合わされた某ロイ氏なんて!茹だって別の生き物みたいになってますよ!?;」

「医務室送りかな…;」

 

しかし、その予想は甘く、そのまま温泉村にルクレティアと一緒にアーメスの親善一行と会いに行くのだった…。

無論、親善のためまた風呂に入ることになった。

 

 

「さーて!;そんな訳でストームフィスト戦に入りましたー☆黄昏の紋章が使われたとかでスルー出来なくなったんですね!
  お風呂パワーを発揮したカルムさんは!見事な快進撃でストームフィスト入り出来ました♪懐かしの友達シュン君とも合流出来て後はキルデリクを倒す為に地下から闘技場へ向かいますけど―――…」

…無駄に敵にたかられている、カルムらの姿があった。

「あああああああああああ;orz っ…―――経験値とお金を集める為につけてたオオボタルの紋章っ…!付けっぱなしです…ッッ!!;」

「あー…;」

見ているこっちがションボリする事態だ。

しかも、もうそのままの状態で突き進んでいるため、5歩ごとに敵が沸く始末だった…。

「しかもっ!(泣)だいぶ初期からうっかりつけたままにしてた『おふね』もまだ付けっぱなしですしっ…!どんだけ天然ですかーー!!(号泣)」

「……………」

「?」

というか、カイルも常にあひるちゃんを装備しっぱなしだ。

「もうやってられるかーっ!;」と逃げ出そうとしたロイ(強制連行)は、味方からの攻撃によって無理やり引きずられている…。

 

 

そうこうしながらも、闘技場へたどり着いたカルムらだったが、そこには闘技場を囲むようにして弓矢兵達が待ち伏せしていた。

「残念だったな、くっくっくっくっ…」

と悪役丸出しでキルデリクが立っているのに、カルムはイラっときていたが、カルムが切れるよりも早く、黄昏の紋章が兵たちを焼いた。

まさかの身内割れに、今度はカルムらが優勢になったが、キルデリクは一騎打ちを挑んできたのだった。

しかし…

「ここは私が出ます。闘神祭決勝戦での屈辱を晴らすことにもなる!」

と、ベルクートがカルムの代わりにと名乗りを上げた。

それに続いて、闘神祭で痺れ薬を飲まされて欠席したリヒャルトまで手を上げる。

 

「…なんか、「どっちに出てもらえば…!;」って感じで困ってますね;確かに、こういうセーブがない場所で選びにくいイベントが発生すると、困りますよねー。」

わたわたと慌てているカルムを見て、カナタはそんな発言をした。

今回はいつもよりキャラの自由度が少なかったため、こういう誰が喋るか選べるイベントは、微妙に貴重だ。

 

「えーっと…;→『ロイの仇だ。僕がやる。』…!;」

「死んでねーよっっ!!;」

縁起でもない!;と抗議の声を上げるロイ、…の後ろからにゅっとマリノが現れた。

「ベルクートさんです!ベルクートさん!絶対ベルクートさんに出てもらってください!!」

「痛い痛い痛いっっ!!;」

力説するマリノに肩を砕かれかけ、カルムはベルクートに一騎打ちに出てもらうことに決めた。

…後はもう、ベルクートが圧勝するのをきゃーvきゃーv言いながら観戦するばかりだった。

 

 

しかし…まだまだ、オオボタルの紋章付きでダンジョンを歩かねばならない一行に、未来はあるのか…?

 

「…まさにデッドオアアライブな生き様ですね…;」

「うん…;大丈夫かな…;」

「…」

 

(ああ;ある意味ピンチというかなんと言うか…; 
頼むから外させてくださいっ…!; orz )

 

幻水5混在記その23〜最後の1人はやっぱり…〜

 

 

「えーv前回に引き続き敵寄せホイホイになってるカルムさんは、やっぱりもさもさ敵を寄せ付けながら頑張ってましたー♪」

「…もさもさ?」

「カイカさん、モンスターじゃないですから…;」

「しかーしっ!ここで大変な事態が…っ!」

 

道具袋がいっぱいになってしまった…。

 

「僕もうっかりカイルさんとムササビ狩りに行ったら、袋がぱんぱんになったことがありますけど!これほどとは…!です!」

もはや笑うしかない事態だ。

「ああっ!;しかもカルムさん、捨てろって怒られても勿体ないからって必死に整理してます!;貧乏性ここに極まりですね!;」

もさもさ沸いてくる敵を片付け、ついでに持ちきれない道具を撒き散らし…それでも何とか、ギゼルの自室へと向かった。

そして、そこにいたものは―――

 

「ああ、やっと来た…―――」

「あんた叔母ならコイツなんとかしろよっ!」「身内ならしっかりと躾をなさい!」「サイアリーズ、俺ではカルムを抑え切れん…!;」

 

サイアリーズの姿に、半泣きでボロボロの一同が同時に罵声を浴びせた…。

 

 

………。

 

 

黄昏の紋章バトルもそこそこに、「勿体無いと思うのも程ほどにしなっ!大体あんたはいつでもそうやって判断を先延ばしにして…リオンが復帰したらこってり絞ってもらうんだよ!(怒)」と、とくとくと叔母からの説教を受けるカルムの姿があったとかなかったとか…。

 

 

 

で。

 

とりあえず、ストームフィストを占拠出来たので、あれやこれやと苗を買いに走るカルム…。

――――ついでに、トマトの苗と最後の108星をレインウォールから持って帰ってきたりした…。

「…トマトの苗と同格なんですか…?;ていうか、見事にロイさん盾にしてあのイヤーン;なレインウォールに行って帰って来ましたね…;」

とにもかくにも!108星は見事に揃ったのだ!決戦を待て!

 

(今回のシナリオ担当者にはエロス人がいると見た…!; 
幻水ではあんまり描かれてなかった気がする 
敗戦弱者のあれやこれやがっ…!!; )

幻水5混在記その24〜ソルファレナ奪還。〜

 

 

今度こそ真の決戦前夜を終え、ついに翌日リオンが復帰した。

幾分体調の方が気にかかるが、とにかく医務室から出てこれるようになったリオンの姿に一同は喜んだ。

「背中が寂しいのがなおってよかったですねー」

うんうん、と何故だか感涙の涙を零してカナタも喜んだ。

…確かに、パーティーからカイルが消えるたびにトランを往復する少年の背中は、寂しいものがある気はするが…。

「……………(汗)」

まあ、とにかくソルファレナ攻略戦は始まった。

 

戦争の途中敵が急に撤退し、何かと思えば叔母が黄昏の紋章で堰を決壊させようとしていたり、

それを止めに走れば、ゼラセとサイアリーズの女の戦いTHE☆紋章戦が行われていたり、

カルムの手で叔母をボコる羽目になったり、

その戦いに負けたサイアリーズを、アレニアが戦死したと嘘の報告をしたり、

太陽の紋章が暴発(?)して、堰が決壊したり、軍師ルクレティアが既に手を打っていたりと…

「お、女の戦いって恐ろしいです…ッ!!;」

とカナタを激震させることとなった。

 

しかし、嫌な現実は続くもので…無理がたたったのか、それともカルムらが容赦なく戦ったのが悪かったのか…サイアリーズの宿す、黄昏の紋章がリオンに宿り、サイアリーズは息を引き取ることになった。

その最後を看取ることも、号泣することも出来ずにカルムはソルファレナへ攻め込むことになり…

 

「うわああああああああああ!!(泣)」

 

…漢たちの陣の一撃で、アレニアとザハークを吹っ飛ばしたりした。

「…八つ当たりですね…!;」

死ぬ程恐ろしいストレス発散法だ。

「協力した仲間さんも引いてますね!」

「っカナタ…!あれ…!」

さすがに、漢たちの陣の一撃でやられるのは業腹だったのか、2人は『烈身の秘薬』を飲んで再び挑みかかってきた…。

「…リオンちゃんとの協力紋章攻撃はうらやましいですけど…――いえ、多分僕だとジョウイと一緒にやらされたでしょうからそれは置いときまして――、その後やっぱり漢たちの挽歌で、しかも止めはニセモノ攻撃ですか………(汗)」

「……………(汗)」

ストレスの溜まりっぷりが半端でないのか、実力が違いすぎるのか殆ど遊ぶようなレベルで止めをさしている…。

そして、その勢いでリムの元へと乗り込み、そこで待ち受けていたギゼルをも一騎打ちで打ち負かした。

 

「義兄上って呼ぶなぁあああぁッ!!虫唾が走るッこのノータリンの×××の×××××がーーーーッッッ!!」

 

「………あーあ;せっかくの感動シーンが物凄いことになりました〜…;」

しかし、それでも「お見事です義兄上…」と言って倒れたギゼルは、さすがかもしれない…。

「あ、兄上が…!?……………あれはあれで、かっこよいのじゃっ…!」

「姫様…やっぱり兄妹ですねぇ〜」

しかも、鈍器でどれだけ強く殴ったというのか、命まで殺めてしまっている…。

むしろ殺す気でボコったとしか言いようがない。

「人の姉妹に手出す×××野郎を、始末する良い練習になったなぁ〜…?」

「ちらちらこっちを見てんじゃねぇっっ!!;」

「何がですか?」

リオンは姉に含まれるらしい。

 

 

「とにかくっ!!;首都も奪還できましたし!;残るは持ち逃げされた太陽の紋章のみ!;次でラストか!もしくは次の次で終わりですね!!」

「…カイカさん?;」

「…(怒)」

「ああっ!;こんな終盤になってもまんじゅうが出てこないんで物凄く機嫌が悪くなってます!?;急いで黎明城の台所を占拠ですー!!」

 

(…サイアリーズ叔母上の行動に、 
ふと、『花咲ける青●年』という漫画を思い出しました… 
知っている方は、同年代…?>笑)

幻水5混在記最終回〜幽霊大集合。でも大団円〜

 

 

聖地ルナスへ向かうと、清めの泉の奥に黎明と黄昏の紋章の力で、遺跡に向かう道が開かれた。

一体どういう造りになっているのか…それは謎だが、道を抜けるとそこは極寒の地だった。

「ささささささささむさむ寒ーーーーー!!;」

「これはちょっと…;」

「…」

暖かい気候から、いきなり凍結した大地の中へと放り出されては溜まったものではない。

カルムらも肩を擦りながらひたすら歩き続けている。…無駄に露出が高いのが仇になっているようだ。(ロイも含め)

「ていうか!地面まで凍っててスケート出来そうですよ!?」

「あっ!!;カイカさん!!」

「?」

しゅるーっと、慣性の法則のままカイカが滑って行った…。

 

遺跡の入り口で宿星達が追いつき、3組(18人)のメンバーに選ばれなかった者らはそこで待機となった。

「あー寒かったですー;…はっ!カイカさん…!それは極寒の地では蒸かせないからとかなんとかで作られたまんじゅうですね…っ!?」

「揚げまんじゅう。」

「いいのかな…;」

…普通に待機していたら死にかねないので、ちょっとした宴会のような様子になっていたりした。

その間もカイカらは、3チーム別行動であれこれと仕掛けを外さなければ進めない、いやらしい遺跡を必死に踏破し続けていた。

 

 

「さあっ!何か遺跡の仕掛けも解除されてるみたいですし!レポート続けますか!」

すっかり暖を取った後から、寒さに耐えつつ死にそうになりながらも突破したカルムらの道を、少年はすたすた歩く。

…今回は、最後のレベル上げをサボった為に、歴代で一番レベルの低いままで行くラスボス戦だ。

「おおっ!;ドルフ戦でリオンちゃんが圧勝してますよ!!;まさに鬼気迫る勢いでボコってます…!;」

しかし、相手は薬品の使いすぎで、血も流れず痛みもないという、アンデット化しているような体質の持ち主だった。

倒した後もすぐに起き上がってきた相手に…

 

「リオン!その×××にサブミッションッ!!(怒)」

「はいっ!王子!!(怒)」

 

「ああっ!!;あの元ネタは某ターちゃんの痛覚を感じないからこそ!動けなくなってしまう程のダメージを受けるという恐ろしい攻撃技ですか!?」

…ではなく、黎明の紋章で何か良い感じに消滅させていた。

そして、次の扉を抜けるとそこにはゴドウィン卿が待ち受けている。

「…むむっ!;なんか潔さが何となく好印象なチョビヒゲ親父ですね!;」

ファレナを強く豊かな国にしたかったと語るその姿は、人間外見ではないと思う程に潔かった。

カルムなどは、息子よりも親父の方に好印象を抱いてしまっているようだ。

 

…しかし、太陽の紋章は大変だった…。

 

「レベル上げサボったのと前衛に魔防が低い人がいるせいですよ!!;」

「……………(汗)」

しかも、うっかり効かない魔法封じを使ったりで、まさに生死をかけたきわきわの戦いになっていた…。

「ていうか何人か何回も死んでますよ!!;」

とにかく!地道な肉弾戦でちまちまHPを削り、カルムらは勝利した。もちろん止めはニセモノ攻撃だ。(何故?;)

 

 

「リオン!」

 

戦闘が終わり、全てが終わったと見えたその時、真に選ばれた紋章の持ち主でなかったからか、はたまた黄昏の紋章というだけに命を削る紋章だったのか、突然リオンが倒れた。

慌てふためくカルムらだったが、声をかけるのも虚しくついにリオンは目を閉じ―――…

「……………」

「……………」

「……………」

「……………」

「…2人とも、動かなくなったんですけど;何が起こってるんですか!?;」

「…多分、聞かない方がいいと思う…;」

「一杯来てる。」

「何がですかー!?;というかその視線はどこに向けてるんですかーー!!;」

死んだり殺したりした知り合いの方々の力によるものか、カルムが泣いて転んで必死で抵抗したからか、無事にリオンの魂は戻って来た。

後。最後の出番と見たレックナート様が、それは黎明の紋章、引いては太陽の紋章の力だと説明して消えていった。

………今回は目立つことが出来なかったレックナート様だった…。

 

 

 

 

「とにかく!終わりましたーーー!!めでたく女王騎士ENDですねーーー!!」

「うん、色々あったけど、1人でも多く大切な人が残ってくれて良かった…」

「…」

「ていうか、本当に幻水4の匂いがなかったですねー;カイカさん…何の為に来てもらったんだか…;」

「?」

趣味である。

「さあ!とりあえずここでカルムさんに一つお知らせしといたことがあります!」

「何を?」

「じゃん!」

…幻水3に出てきた仮面の劇支配人ナディールの肖像画だ。

「…演じる快感に目覚め、役者を目指す某人が…もしかしたら、こんなんになっちゃうかもって送っときました♪ほら、探偵調べで『昔は旅芸人だったみたい。三人組の劇団だったらしいんだけど、解散しちゃって今は劇場支配人になったようだね。』ってありましたから♪」

「カナタ!!;」

 

その頃、お別れが行われている本拠地で、「行かないでーー!!;」「ぎゃああああっ!!;」という謎の争いが勃発していた。

 

「…でもまあ、宿星違いますから、別人だと思いますけどね。」

「……………(汗)」

「さー!元の時間軸に戻りますか〜〜♪♪…って、ハッッ!!;」

「今度は何?;」

「……………イエ、ナンデモナイデス…;」

例え元の時間軸に戻ろうとも、ローレライと同年代である彼らは良さ気な年齢になって存在していることに、カナタは気付いたのだ…。

ちなみに、完全に母親似だったらしいカルムは、フェリドパパのふぇの字も見えない美人さんに成長していると嬉しい。カッコ希望カッコとじる。

「僕は何も知りません何も気付いてません…;せめてこのサイトでの幻水3くらいの扱いで…;いえ、僕の扱いではなく作品の〜;」

「……………(汗)」

「?」

 

とにかく!幻水5終了だ!!

 

「ありがとうございましたーーー!!;(ヤケクソ)」

 

(最終感想v 
―――何か、幻水3とか幻水4をやり直したくなりました…v>笑 
後、スタッフロールが謎過ぎました…orz)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふー…vこれで、通常主坊更新に戻れますねーv………って!何でロイ王こんなもさもさ書いてんですかーーー!!(怒泣)」

まだまだやれば出来るもんだなぁ…と自分でも感心する今日この頃。

さて、どうしよう?(笑)