拍手で使用されたSSです。
〜童話拍手ネタ〜
<テド4>
ある日のことです。
海の中にカイカさんが落ちました。
どっぽ〜ん!!
「カイカーーーーー!!(怒汗)」
落ちたカイカさんを見て、テッドさんは叫びますが、普通は叫んでも落ちたものは戻ってきません。
しかし、その時です、何やら海の中から妙な女神様…もとい、レックナート様が現れました。
そして、こうおっしゃいます。
「貴方が落としたのは、無表情で喋らない、でも感情豊かで尽くし系、無意識フェロモン放出のまんじゅう大好き小間使い…」
と、そっと無表情ながらも、ずぶ濡れネズミできょとんとしているカイカさんを海中から引き上げました。
テッドさんは、なんだこりゃ…と思いながらも、カイカさんが無事救出されたことに内心ほっとしました。
しかし、レックナート様は更にもう一人小間使いさんを引き上げて見せました。
こちらは…なんというか、溌剌としたタイプです。
「そして、こちらが…小さな頃性的虐待を受けて、根性と性格が捻じ曲がりながらも、カリスマ性で人々を惹き付け戦いで大活躍、でも根は可愛らしい小間使い…
――――さあ、同人界で多いのはどっち?」
「知るかーーーーーーッ!!(怒)」
「…」
「え〜っ!テッドひっどーい!」
テッドさんの怒声が海に響き渡ります。
(※どうでもいいですが、後者は友人耶麻チアサ氏宅の4主くんです。)
<主坊>
「は〜い♪拍手ありがとうございます〜♪お待ち兼ねの主坊です〜♪僕も出番を待ち構えてました!」
「………(汗)」
「でも、実際のところ。メルヘン劇場でこの手のネタやりすぎて、ネタが品切れなんですよね〜?カイルさんーどうしましょうか〜??」
「さあ…;―――手に持ってるの、何?」
「あははv着物ですー♪ こうっ!時代劇ごっこでもして、帯をくるくる〜であ〜れ〜お代官様〜ってやろうと思ったんです!」
「………」
スコーン!と棍で頭を殴られた、とても良い音が響いた。
<テド4>
『赤ずきん』
昔々、ある所に小間ずきんちゃんという、可愛らしい小間使い的な子供がいました。
…いえ、やはりどこかでネタが被りそうなので、カイカずきんちゃんといたしましょう。小間ずきんちゃん改め、カイカずきんちゃんがいました。
カイカずきんちゃんは、ちょっとツギ当てのついたよく着古したずきんが似合う小間使いでした。
その為に皆から、カイカずきんちゃんと呼ばれたり、カイカと呼ばれたりしていました。普通の呼び方です。
「カイカ、別荘にいる父上の忘れ物を届けてくれるかい?」
「…(こっくり)」
カイカずきんちゃんは、小間使いなので主人の息子のスノウぼったまから頼まれれば、断ることなどできません。
それがとても遠くて、子供一人ではとても危険な道を、通らなければならない場所でもです。
でも、スノウぼったまは悪意があって頼んでいる訳ではないのです、何も考えていないだけなのです。そして、自分で行くには右腕が動かないだけなのです。
「カイカー危ないから、気をつけてね?」
「何かの作為を感じます…狼には気をつけて、」
「知らない人に物もらってもついて行くなよ?」
「寄り道はしないだろうけど…道からは外れるなよ、」
「…(こくり)」
カイカずきんちゃんは良い子なので、良いお友達もたくさんです。
…でも、良い子の上、とても可愛らしい子供なので、悪い大人(狼)からもとても狙われてしまいます。
そんな子が一人森の中に行くのですから、まさに危険極まりないですね。
「ハァハァ…そこのずきんの可愛い子…っ、まんじゅうをあげるからこの茂みの中へ…っ」
「…!(♪)」
森の中におつかいに入った途端、いきなりのピンチに見舞われるカイカずきん。
でも、カイカずきんちゃんは好物につられて、全然そのピンチには気付いていません。
「『裁き』ッッ!!(怒)」
そんな時に助けてくれるのが、狩人さんのテッドさんです。
弓を使ってないと言っても、狩人のテッドさんです。
「てっど」
「お前!アレだけ変な奴(狼)にはついて行くなって言っただろうがッ!?(怒)」
「…ごめんなさい」
「〜〜〜〜はぁ…; で、どこまで行くんだよ?」
「べっそう」
そうカイカずきんちゃんが言うと、テッドさんは良い人なので、ついてくれるのです。
途中沸いて出た変質者さん(狼)を次から次へと弓で射抜いてくれるので、カイカずきんちゃんも安心ですね。
そうして、何とか無事に別荘までたどり着いた二人でしたが…
「おおカイカ!忘れ物を届けてくれたのか、…その忘れ物はお前をここへ呼び出すための口実だと分かっているね」
はぁはぁ。
…主人までも狼さんでした。
こんな所に置いておけるかーーーッッ!(怒)と、テッドさんの矢が乱れ撃ちでした。
そして、カイカずきんちゃんは、とてもここで暮らすのは危ないので、テッドさんに小脇に抱えられて、新しい新居…テッドさんのお家に迎えられました。
小間使いではなく、一人のカイカずきんちゃんとしてです。
そして程なく、カイカずきんちゃんが育った頃、二人は両思いとなり、幸せに暮らしたということです。
めでたしめでたし?
<主坊>
(↑つづき)
「わかりました!カイルさん!;あ〜れ〜お代官様ーごっこはやめときます!;」
「…そうして。」
「じゃあ何か別のこと考えなきゃダメですよ!!童話ネタ拍手なのに、何もしないなんて主坊の沽券にかかわります!!」
「う、ん…; でも、本当に何すればいいんだろう…?;」
「そうですね〜…僕はもうお色気を希望したかったんですけどね〜」
「………」
「うーんっ!; ―――あっv そう言えば、幻水3の劇シナリオの『ロミオとジュリエット』はやったことないですよ!(メルヘン劇場では)」
「そういえば…」←でも、恥ずかしいなと思っている…。
「僕がロミオでカイルさんがジュリエットで決定ですね〜♪ 四次元ポケットからロミジュリの台本取り出し〜♪はいvカイルさん♪」
「…ありがとう;」←断れず受け取り。
………。(閲覧中)
「………」
「………」
「こっ…恋の翼…!;広げ…っ 僕っ…不死身っ…!! くっ臭過ぎなナンパ台詞ですーーーッッ(0□0///)」
「………〜〜〜(///)」←言われる方も照れる
「い、いえっ!でもカイルさんに言うのなら言えます!!;いえっ言ってみせます!!心の猛りのまま僕の思いをぶつけてみませますっっ!!;」
「やめて…(///)」←耳まで真っ赤
「おおっ!カイルさん!!僕の魂ーーーっっ!!」
公演取りやめ。
<主坊+テド4〜シンデレラ〜>
昔々、あるところにシンデレラという呼び名のカイカがいました。(?)
カイカは元々海から流れ着いた拾われっこで、拾い主のフィンガーフート伯の家で小間使いをしていました。
毎日毎日、いっぱい働いていたので、それでいつも灰塗れ―――なおかつ使うと灰になっちゃうような危ない真の紋章の持ち主―――だったので、それでシンデレラ(灰かぶり)と呼ばれていたのです。…または、フツウにカイカと呼ばれておりました。
ある時の事です、フィンガーフート家に一枚の招待状が届きました。
それは、小国ながらも、王家である、オベル王国からのパーティーのお知らせです。ちょうど跡取り娘がお年頃なので、顔見世とついでにお婿さん探しをしようという試みなのですね。
小さいとはいえ、一国一畳の跡取りになれるわけです、フィンガーフート家もそれなりに乗り気で、跡取り息子のスノウを連れてパーティーに行く事になりました。
…もちろん、カイカはお留守番です。
「それじゃあ行って来るからね、カイカ」
「…(こっくり)」
そして、お家の事を任されたシンデレラは、ひたすら明日の朝食の下ごしらえである、おイモの皮剥きを始めます。
「…」
むきむき。
「…」
むきむき。
「…」
むきむき。
…ひたすら皮剥きです。
別段シンデレラは、この生活に不満がある訳ではないのでした。たまに、おやつのまんじゅうがもらえますし。
「…」
ただ…
カイカに心残りがあるとすれば、それは…パーティーのデザートに出るかもしれない、おまんじゅうの事です。
シンデレラは、ようやく手を止めて、まんじゅうを思います。
ああ!パーティーに行って、まんじゅうをお腹いっぱい食べられたなら、どんなに幸せな事でしょう!
シンデレラは、狂おしい気持ちでまんじゅうを思います。
まったくの無表情ですが、それでもカイカがうっとりとした気持ちになったその時です。
ぼん!
「じゃじゃじゃじゃーーーん!!呼ばれて飛び出て登場!良い子と主坊と、ラブリービューティーなマクドールさんと不幸な2主さんの味方の魔法使い!カナタ参上です!! 主・坊・! ここ、ポイント☆ですよ♪」
悪い魔法使いさんの登場です。
「悪いってなんですかーー!!(怒)」
「カナタ…;」
そして、こちらが良い魔法使いさんのカイルです。
衣装は、黒と白とで、とてもわかりやすい善悪の見分け方ですね。
「ごほん! えー気を取り直しまして…シンデレラさん!貴方はとってもいい子だったので、僕が暇つぶしを…もとい、願いを叶えてあげましょう! どんな願いでもいいですよ!」
「どんな願いでも…?」
「世界征服とかでなきゃ、OKです! カイルさんに怒られますからね☆」
「………(汗)」
当然です。
怒られなくてもしてはいけない事ですね。
シンデレラは、魔法使いの言葉に、少し首を傾げましたが、躊躇いなく自分の望みを口にしました。
「まんじゅう…」
「「………」」
おなかいっぱい食べたいです。
…そう、シンデレラの瞳が告げていました。
「えええ〜; パーティーは!?」
「まんじゅう…(ふるふる)」
「カナタ、無理強いは…;」
「だって!話が進まないじゃないですか〜!
…でも、オベルのパーティーに行ってお婿さんを狙うっていうのも向いてなさそうですし…いっそ王子様とお見合いでもさせてみましょうか? 狂皇子は却下ですし、この辺りの玉の輿だとトロイさんとかお勧め物件ですか? 玉の輿に乗れるとまんじゅう食べ放題ですし…」
「…まんじゅう(ピクッ)」
「カナタ、そんな理由で結婚するのはダメだから;」
「じゃあどうしましょう――――」
「オーイ、カイルー。仕事(と子守り)終わったかー?」
普通の魔法使いテッドさんの登場です。
もう出て来ないかと思ってしまいましたが、何とか間に合いましたね。
「………」
「…」
―――シンデレラと普通の魔法使いさんの目と目が合います。
ボロボロのくたびれた小間使い服で、灰塗れの汚れた顔であっても、ご近所でも評判のきらりと光るような容姿や、海色の瞳は非常に魅力的な訳でして…
もしかして、このままフォーインラブ?になるかと思いましたが…。
「よし!これです!!テッドさんこの人進呈ですーーー!!メンドウ見てくださいー!」
「カナタ!;そんな勝手に…」
「はあ!? 何だ!?;どういう理由で…っ!;」
「…」
シンデレラは悪い魔法使いに頭をぎゅうぎゅうと、テッドの胸元に押し付けられています。無抵抗ながらも、ちょっと息苦しそうにしています。
…とにかく、シンデレラはテッドが面倒を見る事になり、正式に魔法使いに弟子入りする事になりました。(何故?)
シンデレラは気立てがよく、可愛らしく、料理上手の尽くし系で、ちょっと間抜けな所がチャームポイントだったので、その内にやっぱり愛が生まれたりして、二人はいつまでも幸せに暮らすことになりましたとさ。
「無理矢理にもめでたしめでたしですーーv!!」
そう、ハッピーエンドということでした。