一度はやってみたかったネタシリーズ - 子供編2-

 

 

「はい、もう一回。お父さんの名前は?」

「かなたー」

 

カナタの隣に座っているミニチュアカナタは、カナタに手を握られながら、呑気に質問に答える。…一応子供であるが故の配慮だろう。

とりあえず、珍騒動という事で、暇なメンバー達が続々と周りに集ってしまっている。場所はいつもの酒場である。…酒を飲まない者が集まってしまう酒場というのも、どういった物だろうか?レオナにとってはいい迷惑だろう…。

まあそれはともかく。つまりはその野次馬っぷりに、カナタが頭を抱えるだけの状態だった。

少なくとも、彼にわかる事は、あまりにこのちみっこが自分に似ているので、この子供がまったくの無関係な存在という事はない、…という事くらいだった。

 

「オレはカナタが作ったクローンに一票だな、」

「た、他人の空似じゃ…;」

「オレは意外にカナタが浮気して、他所に子供を作ってた!だな」

「「それはないだろ」」

「生き別れの弟じゃない?」

「ナナミが喜ぶだろうなーそれは〜」

「子供でも同じじゃないか?」

「いや、それは…」

 

「聞こえてますよそこーーー!!(怒)」

シャーッ!と威嚇するカナタだ。

他人の不幸で騒ぐのは好きだが、自分の不幸を娯楽に使われるのは嫌いらしい。(オイ)

しかし、この場合は落ち着かなければならない。

「えーっと…」

とりあえず、カナタは考えた。

「………DNA?DNA鑑定?今はすっごく早く出来るらしいですし?;…いやでも、そうじゃなくて〜?;」

「かなたー?」

子供は不満そうな、不機嫌そうな顔で、カナタを見ている。

どうも元々、『おとうさん』ではなく、名前で呼んでいたらしい。…父の威厳もクソもないが。

「むむむ〜;」

しかし、それは無視してカナタは考えをまとめた。

 

1. 正真正銘自分の子供で、記憶にないだけ。

2. 浮気で他所に作ったお子さん。

3. クローン体が逃げた。

4. 生き別れの弟。

5. ゲンカクじいちゃんの隠し子。

 

…最後3つは確実に違うだろう(つじつまが合ってない)し、2番は有り得ない。精神論とかそういう話ではなく、物理的に

「9〜10の時…?ムリすれば…いやでも??(汗悩)」

「かなたー」

「いやいやそんな生々しい話はー…って事は1番??むーんっ;」

「かなたー…むぐぐ〜(怒)」

悩むカナタ…それにしびれを切らした子供は、よく分からない怒声を発すると、すっくと椅子の上に立ち上がった。

カナタ以外の面子は「おおっ!?」と声をあげる。期待の声だ。

「…かなたー」

「分裂?分裂ですか?」

「ひとのはなし聞けーかなたの〜×△〜〜◎〜!!(聞き取り不能)」

 

ゴッツーン!!

 

…見事な踵落としが炸裂した。

足の短さもある為、威力は充分ではないが、技の切れとスピードは申し分ない。

拍手が周りから沸き起こった。

 

「いっ…一体何さらしてんですかーーー!?(怒)」

「おとーさんが〜△◎〜□〜から◎×ーー!!(聞き取り不能)」

「がーーー!!仕返しですーーー!!逆さ吊しくすぐりーーーーー!!」

「ぎゃーーー!!あはははははは〜〜!!」

 

端から見る分には、ほのぼのな光景に、一同は…

「カンペキ親子だろうなぁ」

…と思った。

 

続く

もっさこもっさこ続きます。

更新小分けですか?あはははv

どうでもいいですが、テド4本…作っちゃいました。…ものごっつー分厚いのが出来ちゃいましたよ…ええ;半分以上が裏な恐ろしい本ですが…ふふふ;病気がここに極まりました。

(…主坊本は?)

別ジャンルの本が先になるのでしょう…(涙)

カナタ:うわ〜殴りたいですねー…(怒)