一度はやってみたかったネタシリーズ - 子供編8-

 

 

とにかく、カナタの火は消し止められた。

 

「落ち着いて見てみれば…」

カナタはくるりと周りを見渡す。

「僕と同じ事になってる人結構いますねーあはは☆」

辺りには少年と同じように、燃やされ灰になった(?)兵士らが、死屍累々と倒れていた。

「みでぃあむー」

子供はつついて遊んでいる。

「ミディアムレアくらいじゃないと死んじゃいますよーてか、ウェルダンでも全然僕は困らないけどー」

親(?)は人非人な程に呑気で、子供は子供で無邪気な鬼のように非道だ…。

「うう…回復…;」

「紋章ばっかに頼ってると人間ダメになりますよ!僕のように自己回復して下さい!」

「せ、せめて…『特効薬』…;」

「『おくすり』なら妥協します。でもその前に〜僕とカイルさんの愛の結晶は!?後ついで!一体ここで何が起こってるんですか?」

「る〜は!?」

両者とも、不可解発火現象よりも、当然我が子を優先して考えているらしい。

口が聞けそうなその兵士を捕まえ、カナタは意味なく往復ビンタ。子供はその上に乗って拷問体勢である。…周りの、他に倒れている兵士らは、死んだフリで巻き込まれないようにしていた…。そんな所は、この軍の協調力と言うか何と言うか、非人道的な部分であったりする。

「こ…こども…カイル様に似た…;札を…」

「えーいハッキリシャキシャキ喋れですー(怒)」

「しゃべろー」

びしばし。

「カナタッ!!;」

 

ようやく追い付いたカイルが、その暴挙を止めた。(ついでに回復もしてあげた)

 

 

話をまとめてみると、カイルによく似た子供が屋上にいるのが目撃された。そしてその子供を保護しようと考えた者や、取り敢えず面 白そうなので(好奇心に負けて)見に行こうと考えた者らが屋上へと押し寄せたのだ。で、結果 …中を覗き込んだ瞬間に『火炎の矢の札』を思いっきり食らわされ、この大量の黒焦げ兵士が発生製作されたのであった。

「てか、札なくなるの待てば問題解決じゃないですか?」

「ん」

「『ん』?」

大量発火犯の片割れが、何やら可愛らしく、懐から紙の…いや、札の束を取り出した。

 

「………」

 

―――――厚さは、大体でも5cmはありそうだ。

「かなたが危ないから持ってろーって。」

「カナタ…;」

「さすが僕ですね!;防犯体勢はバッチリ☆です!!」

この場合は、余計な事をしやがって…が正しいコメントだろう。

 

「でもまあ!;普通に考えて、親兄弟の僕らが声をかけたら問題解決なんですし!問題なしです!」

「そうだけど…;」

「る〜!」

片割れの子供は、慌てたように出入り口に向かって呼び掛け始めた。

「あ、でも…」

「?」

ふいにカナタが何か思い付いたように口を開いた。

「いえ、何か中身はカイルさん似じゃないんでしょうか〜?って思っただけです、過激ですしー(笑)」

「………」

カイルは考えるように黙り込んだ。

…。

暫く考えた後――――…

「………(汗)」

「Σえ?;何で目線逸らすんですか!?;」

 

 

―――――付き人談:ええっ!坊っちゃんはお小さい時から、それはもうっ!とても元気な子でしたよっ!!(喜)

 

 

続く

…だらだら続く。

オチはどうしよう…(考えろよ!?;)