幻水2プレイ日記?〜カナタ少年の日記〜

 

1

はい。僕カナタです。

15歳、ユニコーン少年兵部隊とかいう部隊に所属してました!(過去形)

「気が早いな、カナタ。もう着替えたのかい?僕も同じだけどね、キャロの町に戻れると思ったら、軍服なんて着てられないよ」

そう、過去形というのは今日で兵役が終わるから、(と言ってもこの日記を書いているのは大分後になってからだから、やっぱりコレも過去形。)

着替え中に声をかけてきたのが、一応親友のジョウイ。

この場合、先に着替えてるのはお前だ!とかいうツッコミをすべきだと思いつつ、ジョウイのとんちんかんな行動には慣れている僕は、―――「戦いなんてなければ…」とか言っていたジョウイに

「着替え中に声もかけずに天幕に入ってくるなー!」

ボディーブローをかますだけにとどめた。

「カ、カナタッ…!?;」

「いや、まあ全然気にしてないけど!」

ジョークジョーク!(笑)と言うと、ジョウイは冗談にしては激痛が…;と腹部を押さえている。

そんなジョウイはさておき!

僕は外へと散歩に行くことに決めた。

ぶっちゃけると眠くないからだ!

出る前に、ジョウイとの騒動で起こされた同僚二人から、休戦条約を信じるか信じないか、戦うか戦わないかの同意を求められたけれど―――国の思惑がどうであれ、ナナミの所に帰れるなら帰る!と断言した。

結果。3人全員から沈黙と、微妙な眼差しを向けられた。

ゴーイングマイウェイのどこが悪い!

 

 

(まだ敬語でない時代の2主です>笑 
書いてる海月も違和感…>吐血)

2

「どりゃーーー!!!!」

「カナター! どこまで行く気なんだい!?」

「寝るためにはまず運動!どこまでもランニングですーー!」

「ラウド隊長に見つかったら怒られるよ!?」

知るか!あの陰険っ鼻隊長など!

走り回る途中、「なあカナタ、キャロに帰ったら、おれ、おまえの姉さんに…」とか何か不穏な事を言いかけた同僚に、「ナナミが欲しくば僕を倒してからいけーーー!!」と喧嘩を吹っかけなどもした。

うむ。絶好調―――と思っていたが。

 

「……………」

「カナタ?」

でも、そうやって野営の周りを見て回ってみると、何か妙な気配を感じた。

不穏な気配と言うかなんというか…

特に、妙な人影も見てしまい、その予感は高まるばかりだ。軍服自体は同じハイランドのものだったけれど…何故逃げる?

ハイランドの軍服を着たスパイなのか、本当に味方なのか…どちらにせよ、背筋が総毛立つような嫌な予感に、到底今夜は眠れない気分だ。

…チィッ。あの隊長のテントにも乱入かましてみるか、何か情報探りに。

 

 

「―――おかしい。」

「何がだい?」

「あの陰険な隊長が!服を着替えてるのにも拘らず何も言わずに僕らを帰すなんて!! 整髪料をバターと入れ替えた時なんて一日中人に当り散らしてた隊長が!!」

「アレはカナタの仕業だったのか!?」

無論!

嫌な予感を感じつつも、テントに戻り、目をつぶって寝た振りをしていると――――敵襲があった。

うーむ。当然の予測と言えば、当然だったけれども。

 

(ようやく2スタートといった場面ですね。)

3

「敵襲!?」

驚くジョウイを引きずり、同僚が飛び出して行った後に続いて僕らも外へと向かった。

―――当然、自分の命だけを守る決意をして。

(まあ、余裕があればジョウイも守るって事で!)

余裕がなければ切り捨てよう。(鬼)

…今まで敵が来なかったとは言え、ここは戦場なのだから。自分を守るので精一杯。

そして、東の森に逃げろと隊長からの指示を受けた。

………というか、おかしい!

「敵がいない…」

テントに火は放たれ、負傷した同僚もいたものの、周りに敵兵の姿はなかった。(奇襲ですぐに逃げた?)

東の森に向かい、暫く走り続け、ジョウイもその事実に思い当たり怪しいと思ったのか、戻ろうと言い出した。

僕もそれはそう思った為、隊長に報告という嫌な作業(しかも命令違反。今更ながら!あっはっは!>笑)には目をつぶり、道を戻り始めた。

 

―――その道すがらには、数分しか経ってはいないのに、傷つき死を前にした同僚達が倒れていた。

「…どうして…が…」

「しっかりしろ!」

―――――誰が?

最悪の事態を考えろ。

「ジョウイ…」

「…だめだ。」

同僚の心配をしたと思ったのか、ジョウイは力なく首を振って答えた。…ダメなのは見てわかる、そこまでの傷を負っているのだから…。

しかし、問題は…

「―――僕らが生き残れるかどうかだ。」

 

 

(割と鬼思考。同僚が全滅したのが悲しくない訳ではありません。>多分。)

4

「すっかり手筈通りです、ルカ様。皆、何も知らずに森へと逃げ込みました。今では伏兵の餌食のはずです。」

「ははは!都市同盟の裏切りによって死んだ犠牲者という訳だ。おれも剣を振るえばよかった。暫くあのクソジジイの相手ばかりだったからな、腕が鈍ってしょうがない。」

あー…やっぱり。

「こ、これはいったい…」

うん。政治的な思惑による、犠牲ってヤツだね。

――――思いっきり腹が立つ。

「隊長に確かめようジョウイ」

せめてもの嫌がらせだ。

どっちみち見つからずにこの場から逃げるのは、不可能そうだし、一発嫌がらせぐらいしてやらないときがすまない。

「き、貴様ら何故東の森へ逃げなかったんだ!!」

「思っくそ怪しかったからですよ!あんなバレバレの陽動にのってたまりますかー!そこのその人!偵察かなんかで僕に顔見られて逃げた人でしょう!この偵察失格のへぼ軍人ー!」

「どういうことなんですかラウド隊長?説明してください、何故僕らを…それにその男は誰ですか?」

「ジョウイ…さっき、ルカ様って言ってたよ…」

「ほう、自分の国の皇子の顔も知らんとはな…」

それはその通り。顔は知らないけれど、名前くらいは時事問題として僕でも知ってる。興味は全くないけど!あっはっは!

―――そんな事はともかく。

逃げるか。

周りの兵が少なかったのが幸いして、僕らは何とかその場から逃げ出せた。

…あ〜〜〜ナナミの所に戻れるかなぁ?;

 

(このペースで毎日更新…て、いつ終わらせるつもりだろうか…?>遠い目)

 

5

「はぁはぁはぁ…だ、大丈夫かいカナタ、怪我はないか? しっしかしラウド隊長は何故…」

「問題なし! つか…多雨bん、隊長の暴挙は最近後退してきてる自慢の金髪に関係してると思うよ。(嘘)」

「そんな訳あるか!(怒)」

ちっ。噂をすれば影か。

いつの間にか追いつかれていた。

「お前らは良い兵隊だったのに残念だ。かかれ!」

 

返り討ち!(瞬殺)

 

「おのれぇ…じたばたとしつこいヤツだ。そこで待ってろ!!すぐに戻ってくるからな!!」

…面白い。おもちゃのようだ。

「このままじゃいつかやられる…カナタ、他に方法はない。この崖に飛び込もう。」

「………………イヤダ。」

「カナタ!?」

ジョウイの提案に首を振る。

「何を言って…!;」

「自慢じゃないけど!この年まで泳いだことのない人間にいきなりダイブ何て出来るかーーー!!(怒)」

つか、崖下りるって言ったのが何で飛び降りるにー!?(怒)

言っている間にもわんさか敵が来て、わんさか殲滅していく。

…あはははははははははー!!(怒笑)

「このままここでレベル上げだーーーー!!;」

「頼むからヤケになるのはやめてくれー!!;」

というか、あの陰険の腰抜け隊長ボコって、人質にとればいいんじゃないか?

何かそんな気がしてきた。

 

そうこうしている内に、どさくさに紛れてジョウイが岩に誓いの跡とかを残し、崖の上から突き落とされた。

………………………その時、僕は自分が水に浮かべない体質だと初めて知った…。

 

(飛び込めないカナタ。)

 

6

「おい、ほらいい加減に目を覚ませよ。もう一回、流しちまうぞ。」

 

はっ…ここは!?

「ゲホッ!ゴホッ!!;」

ずぶぬれで身体は水浸し、溺れた疲弊感で、体は重かったが、何とか起き上がれる程度に体力は残っていた。…何とか命は助かったようだ。

―――そして、目を開き身体を起こすと、目の前には熊のような男が立っていた。

「………(熊さん?)」

「やっとお目覚めかい?おい、お前名前は言えるか?」

「僕はカナタ…」

そう名乗りながら、どうやら相手が自分を助けてくれたのだろう事に気がついた。

でも、一応…

「都市同盟が急に攻めて来て…でも…」

「都市同盟?何言ってるんだ? 休戦協定が結ばれたばかりだぜ。そんな事あるかよ…ん?お前ハイランドの人間か?」

…敵が味方か判断するためにそんな事を口にしたものの、クマさん(仮称)はどうやらその都市同盟側の人間だったらしい。

うっかりうっかり☆(というか、よくそんなところまで流されて無事だったなぁ僕…。)

まあ今更「いえ、違います」といっても嘘くさい事この上ないので、正直に所属して『いた』隊名を答えた。

…もう誰も(僕とジョウイ以外は)生き残ってはいないだろう隊の名前を。―――クソッ!

 

(ビクトールさんと邂逅。)

7

…あ。ジョウイも無事に同じ所へ流されて来てたのか。

「ダメだ、途中で見失った。」

そう答えるのは、青いマントと青い衣装とどことなく青い雰囲気を醸し出した人だった。

捕虜になると言う事らしかったが、自分の悪運の強さにわれながら惚れ惚れとしてしまう。(ジョウイはまだ流されて行ったらしいし。)

抵抗するつもりもなかったので、だるい体調でのたのたと歩く。別に急げとも言われず、ペースも僕に合わせてくれたので、割と良い人達らしい。

 

…しかも、割り当てられた牢屋も、牢屋と言うより倉庫のような場所だった為、割合快適な住み心地なのだ。

「さあて、暫くはここがお前さんの部屋だ。狭いし、快適とは言えんが、今は捕虜扱いだから我慢しな、」

「はーい」

元気よくお返事!

「夜は冷えるから温かくして寝た方がいいぜ」

む。これまた良い人らしい。

言われた通りもふもふと毛布を被り、僕は早速休眠をとる事にした。

…あーーー…ダメだ。水恐怖症になりそうな体験だったぁ…。悪夢は見ませんように。ガクッ。

 

 

次の日から僕はちょっとした手伝いをする事になった。

ドンと来いだ!

「さあて、お前…えっと名前は?」

「カナタです!」

「そっか…」

ポールと言う兵士は、人懐っこい笑みを浮かべて、色々と仕事を教えてくれた。

…居心地が良くてヤバイ。

ナナミさえ居ればなぁ…どこで過ごしても問題ないんだけど…。

 

―――――あ。ジョウイの事思っくそ忘れてたvvあっはっはv

 

(彼らはそれでも親友です。)

 

8

「よし、カナタ、トウタ良く聞け、ここから先は恐ろしい化け物が出る荒野だっ気を引き締めていく」

「はい、ゲンゲン隊長」

小麦が足りなかったため、ゲンゲン隊長とトウタと一緒に町に買出し。

逃げるつもりは全くないから、いい感じの気晴らしになる。

コレといって愛国心もない為!まったり旅…。

「よし!寄り道して帰ろう!」

「いいぞ!ゲンゲン隊長に任せろ!」

「わーい!」

フフフ…この辺りの地理を網羅してくれる!(笑)

 

ふー…一働きした後のご飯はうまい。

あの後、近所の町を訪れまくり、トウタがくたくたになった頃に帰宅した。…ちょっと周り過ぎた!あっはっはv

「どうだい今日の飯は?料理番に頼んでちょっと多めにしてもらっといたよ。お前さん、頑張ってるからな。」

「ありがとーです♪おいしいですよー!」

明日への英気が養われる!

…うっかりこのまま居ついちゃいそうな予感が…!!

 

9

今日の仕事は床拭き。

磨くぜ磨くぜ床をーーー!!拭くぜ拭くぜ油をーーー!!…って、何故に油が室内に!?

まあそんな疑問はさておき!掃除はテキパキと終了!

汚れた布巾は…まあ面倒なので、道具袋にでも突っ込んでおこう。(燃えなきゃいいけど。)

 

いつも通り用事を済ませたその晩、

「おい、誰か忍び込んだらしいぞ!!」

そんな緊迫した声に起こされた。

プスープスーといい気持ちで寝てたのに。

「カナタ!いたら返事してくれカナタ!!」

「…うぃ〜ここだよ、ジョウイー」

聞き覚えのある声に、寝ぼけつつそう返事を返す。

…返事をするまでに多少間があったからか、妙にジョウイは疲れた顔をしていた。

………ん?ジョウイ?

「大丈夫だったかい?元気そうで安心したよ。さあ、兵士が集まってくる前に逃げ出そう。」

扉を棍でぶち破って助けに来たジョウイに、感謝すべきか否か…むう。別に武器を取り上げられていたわけでもなし、一人で逃げるくらいは出来たのだけれども…まあ、いいか!

断るのも面倒だったので、とっとこジョウイの後についていく。

…コレだけ暴れてて、逃げられる訳もないと思うけど。(入り口塞がれて、2人VS大勢はちょっとな〜)

 

「ようし、そこまでだ。大人を怒らせる前に、大人しく捕まっておいた方が良いぞ」

「くっ…この人数じゃ…」

「当たり前だ〜こんちきしょ〜―――強行突破だ!」

やると決めたら無理でもやりぬけー!うおりゃーー!!

 

どぐしゃ!

 

「大丈夫か!カナタ!」

「も一つ…ガクッ!」

割りと痛かった…(怒)

この恨み忘れるか〜フリックさんめ〜〜(怒)

 

(根に持つタイプです。)

 

10

「ええっと、とりあえず名前からだな」

「ジョウイ…ジョウイ、アトレイド…です」

「カナタです。」

「それは知ってるからいいぞ!;―――ジョウイね。カナタを助けに来たって事は、お前もハイランドの人間か?」

ちっシャレが流された。

「そうです、」

「一応幼馴染の親友って括りです。」

「括り!?;」

「そうか…あの時見失ったもう一人がお前だな」

「そういえば、お前達が何であんな目にあっていたのか、聞いてなかったな」

「それは…」

話しにくい所を…

同僚が皆殺しにされた事は…さすがの僕でも怒り心頭っちゅーか何と言うか…まあ、黙ってても仕方がないので、話そう。

「実は…」

僕は事情を説明した。

…ルカ・ブライトによる策を少しでも多くの人間(敵のが尚良し。)に知らせるのが、復讐につながれば良い!

「ふーん、こいつはきな臭いな。ルカ・ブライト…名前は聞いているが…」

ジョウイなんて名前も覚えてなかったけどね!あっはっは(笑)

「それで、お前はカナタを助け出した後、どうするつもりだったんだ?」

「カナタを助けて、二人でキャロの街に戻るつもりです」

「つまり、まだ逃げ出すつもりという事かい?」

「はい。」

 

バカ正直に答えてどうするんだジョウイ…。

嘘付けとまでは言わないけど、即答すんなよバーカ。

 

「…カナタっ…全部口に出て…ううっ(泣)」

「あっはっは!わざとに決まってるよジョウイ!(笑)」

 

(いじめっ子です。ですます口調でないと、
少々口調がきつくなる罠v>笑 )

 

11

「まあ僕としてもここ居心地いいんですけど、キャロの町には義姉が残ってるんで、義姉だけでも確保したいんです。…あんな陰謀知っちゃって、身内が無事で居る保証もないんで…」

「うーん…まいったな、」

ビクトールさんは暫く考えるように机の前をウロウロしていた。

「まあ、少しゆっくりしていってくれ。部屋は牢しかないが、食事と寝場所は用意させておくからな」

そういう事になった。

 

 

牢にジョウイと一緒に戻され、少し狭くなったスペースに腰を下ろす。

ふーやれやれ〜。

「すまない…結局、君を助けられなかった…。あの後、僕が目を覚ましたのは、トトという名前の村だった。」

う〜…眠い…。いいから寝かせて欲しい。

つーかトト?そう言えば、(寄り道しまくった時に)小さな女の子がお兄ちゃんがいなくなったとか言ってたけど、あれがジョウイの事だったのか。

全く気がつかなかった!(笑)

「気を失って川岸に打ち上げられている僕を見つけてくれた女の子の家で傷の手当てを受けて、数日経った頃傭兵部隊が少年を一人捕虜にしたって言う噂を聞いたんだ。君のことだと思って、助けに来たんだが考えが甘すぎたよ…すまない。」

「ぷー…気にすんな〜むにゃむにゃ〜…」

「カナタ!頼むから寝ないで話を聞いてくれ!(泣)」

 

(生存本能>友情。)

12

ふおーーーー!!(泣)

「悪いなぁ、一人分増えたもんでちょっと粗末になっちまったがガマンしてくれよ。」

朝ごはん!成長期の大事な朝ごはんが減った…!

ポールが何かいってるのも聞こえず、悲しみの中、いただきますをする。

くそうジョウイめ!(怒泣)

「すいません、スプーンをかしてもらえますか?」

スプーンがなきゃ飲めないならよこせー!

無論、ニンジンはもらった。

 

 

その晩。

またしてもジョウイが逃げ出す準備をしていた。

日を置いた方が成功率は上がるとは言え、僕もナナミが心配だ。とやかく言わず、付き合おう。

「カナタ、君が今持っている物を見せてくれないか?」

「逃げ出すのかい?」

「もちろんさ。捕まってすぐに逃げ出すとは思っていないだろうからね。」

「逃げ出すとは思ってなくても、外から侵入されないように警戒は強くなってると思うケドねー。よし、まあ道具ね、道具…」

「えっと…火打石、油のついた布、ロープ…」

「うん、それにスカーフに仕込んだワイヤー、ベルトに剃刀、ブーツの先に仕込み刃とー、後は針とか?」

「凄いを通り越して恐いよカナタ!?十分すぎるのに何で逃げ出してないんだい!?」

「面倒だったから!(それに居心地良すぎて!)」

「断言しないでくれ!!;―――とにかく、ここを出よう!」

 

(デンジャラスな装備…。)

 

13

手持ちの道具(何を使ったかは具体的には秘密♪)で、牢から脱出!

ジョウイはポイっと油の付いた布に炎を放ち、それを放った。よく燃えそうだ。

「よし、今だ。行くよカナタ」

「ジョウイ、放火は重罪だよ!」

「今はそんな事を言ってる場合じゃ…!;」

はっは。ジョークジョーク。

まあ、すったかたーと傭兵隊の砦からは逃げ出した。グッバイ…!僕の朝食…!

 

 

「カナタ…あの奇襲の夜に見たのは…ラウド隊長とあの男の話していた事を考えると、キャロの町に戻るのは危ないかもしれない。」

「うん、思いっきり危険だね。」

「でも、どうしても一度戻って確かめたい。」

何を確かめるのか僕にはよくわからないが、とりあえず戻る事には賛成だ。

「それにキャロの町には君の義姉のナナミも待ってる。多分…君の事を心配してるよ…」

「言われなくても…キャロの町に戻ろう。」

ナナミの為にも!ダッシュで!

…ああ〜でも、想像以上の危険が待ち構えてるような気がするな〜…。

どう考えても、国家機密に関わっちゃった以上、個人では逃げるくらいしか対抗手段はない訳だし…。

もうナナミを確保して、クイックターンで逃げ出そうっと。

 

(獣的直感。)

14

おおー…こ、これは…

とりあえず寄った町の中では、ゲンゲン隊長とトウタと一緒に買い物に来た時に準備が始まっていた出し物が行われていた。

口から飛び出す炎についつい見惚れ、あの技を覚えたいような気になってしまった。

目潰しとかに使えそうだ。

「さあて…そろそろ次の出し物に…そうだね…よしそこのあんた!」

「え?」

「そう、あんただよ」

突然かけられた声に、僕?と自分で自分を指差して首を傾げてしまった。

人波が割れて現れた人物に、まじまじと顔や顔つきを観察される。

「よーし、背丈もちょうど良いし、顔もよくみりゃ可愛いじゃない。おいで、ほら早く!こっちこっち!」

身長の事は言うなー!(怒泣)…と思いつつも、女の人相手に怒ったりできない。我慢!

「お、おい…カナタ…」

逃げている時に目立つのは良くないとジョウイも思ったのか、引きずられる僕を追いかけてくるものの…さすがに旅で生計を立てているだけあって、相手は全く止める隙も見せない。

あっはっは!あっという間に気の前に立たされた!

どうやら僕はナイフ投げの的らしい。

「ごめんなさいね、動いちゃダメですよ。あの娘、最近調子が悪いから…でも心配しなくてもいいですよ、良い傷薬を持ってますから、」

ふお!;

ちょっと気になることは言われたものの、頭に乗せられたものを落とさないようにするので精一杯で、動くことも出来ない!

 

………頭の上で刺さった果物やら何やらの汁で、顔がフルーティーな味に…

ぐっ…。;無事だったけど、こうなるとわかっていたら、ジョウイを犠牲にすればよかった!

クソウッ!;呑気にお花代集めてるんじゃない!(怒)

 

(刺さっても良かった気がする。)

15

「貴方達、手伝ってくれてありがとう。私達は旅の一段で、私がリィナ…」

「わたしはアイリ、わたし達は姉妹であっちがアネキ。」

「ボルガンだぁ!」

「僕はジョウイ。こっちは友達のカナタです。」

「カナタですーよろしくお願いします♪」

「僕らは、ハイランドのキャロという街を目指している旅の途中で…」

聞かれてもないのに答えてるんじゃねぇ!

僕はドスッ!と笑顔のままジョウイの脇腹に拳を入れた。

…まあ、言った方が結果的には良かったようだけど。

「あら、私達も同じですわ。この辺りの村は殆ど回りましたから、そろそろ次の土地を目指す事になるのですが、ただちょっと…」

「?」

「だから大丈夫だって言ってるじゃない。噂の霧の怪物が出たって、わたしが居れば何とかなるよ。」

「霧の怪物というのは?」

―――どうやら峠の凶悪なモンスターガ出没して、通れなくなっているらしい。

「貴方達もハイランドに行くのでしたら、ご一緒するというのはいかがかしら?」

「そうですね、僕は構わないけどカナタはどうだい?」

「もちろんOKだよ」

 

(あ。今回殆どゲーム中の会話だけになってしまいました…;)

16

Let’s Go燕北の峠〜!!

「この先はハイランドとの国境になっています。また、霧の怪物が出ると言う噂もありますので、ミューズ市長アナベル様の命によって通行禁止となっております。どうか、お引取り下さい。」

「僕達はどうしてもハイランドへ戻ら…行かなきゃいけないんです。」

口を滑らせかけるなーーー!このジョウイがーーー!!(怒)

国境の兵士に止められ、ジョウイが正攻法にそう言い募っているが…そんな事で説得されるようじゃ仕事になりはしないだろう。

「しかし命令ですから、」

まあそりゃそうだ。

しかし、それでも何とかナナミの元へ戻らなければならない為、皆でお願い攻撃を仕掛け、無駄に兵士を困らせ―――…

「あの…隊長さん…少しお話が…」

「?」

少し…こちらへ…と、リィナさんが兵士を離れた場所へと連れて行って………それから暫く。

 

「あ…えっと……黙っていてくださいね。約束ですよ、」

「?」

「ええ、勿論ですわ、フフ。」

ジョウイが?マークを飛ばす中、何やら意味深な会話!!

大人の事情ってヤツですか!?

「……アネキ…また…」

引きつっているアイリさん(後で「さん」付けでなくて良いと言われた)に、意味深な笑みでとぼけるリィナさん…。

おっ大人の世界!!

「リィナさん、一体何をしたんですか?」

「ふふふふ…大人の話をしてきただけよ。さあ、行きましょう。」

ジョウイ…まだまだ世界には突っ込んじゃいけない事があるって事に気づいてない君は、いつかその口で失敗するよ!まあ別に良いけど。

 

(幻水イベント上位に食い込むだろうイベント。>個人的に)

 

17

「何か嫌な予感…」

「カナタ…来るぞ……」

予想通り現れた敵に、よっしゃこーい!と思わずガッツポーズ!火系統の札は装備済だー!

霧は何か炎で散るようなイメージ!

どりゃどりゃどりゃー!…と、一瞬でモンスターは倒せた。

「知恵の勝利ってヤツかな!?」

「いや…その…単に悪運が強かっただけなんじゃ…」

よーし!無視だ!

 

 

「ここから、北を目指せばキャロの街が見えてくるはずだ。頑張ろうカナタ。」

「そこで、お別れって事だね…」

「また縁があったら会えますよ」

別れを惜しんでくれているアイリにそういって、キャロの街へと向かう。

たどり着いたキャロの街は、出て行った時と変わらず、懐かしさに一瞬だけ気が緩んだ。

「やっと戻ってきたな、カナタ。」

「そうだね…」

嬉しく思いながらも、早くナナミをつれて別の場所へと行きたいという気持ちが強くなる。

こう。虫の知らせというか、獣の直感という何というか…あんな事件に巻き込まれた身としては、当然の判断というか…。

「そうだ、あんた達、家はどこにあるんだい。またこの街に寄ったら、顔を見に行ってやるよ」

「あ…」

「あ?…僕の家は、北の突き当たりカナタの家はあの外れ、そこの道を左に行った所さ。道場だからすぐ分かるよ」

うおーい!また勝手に答えたなー!(怒)

戻らない可能性の高い場所教えてどうする気だ!

「そうかい。じゃあまたな、」

「…もしかしたら家には居ないかもしれませんからね〜…;」

とりあえずそう継ぎ足して答え、別れの挨拶を交わす。

 

 

18

 

「カナタ…あの都市同盟の傭兵隊長が言っていた事は気になるが、僕は家に戻ってみる。ナナミも心配しているはずだから、君も早く家に戻ってみた方が良い。
  でも、気をつけてな。じゃあ、また後で…」

「ジョウイ…(ビクトールさんよりも何よりもラウドたいちょーがとか、ルカ=ブライト皇子の言ってた事を気にしようよ…絶対妙な情報流されてるって、陰険隊長だから)」

「言いたい事があるなら頼むから口で言ってくれ!!(泣)」

 

うわ…予想通りって言うか…

予想以上に噂が街中に流れている。

多分、僕とジョウイが国を裏切って、ユニコーン少年部隊を全滅させたと言う感じのものだろう。

国を裏切ろうが何も思わないけど、幾らなんでも無意味に同僚の命を奪うような真似はさすがにしない。

…1、2、3。深呼吸。

落ち着いて、冷静に。怒りは正常な判断を狂わせる。

 

街の中、僕らに好意的だった人が、僕の顔を見た途端、急いでナナミを連れて逃げなさいと忠告を受けた。

僕は感謝して、一気に我が家へと駆け出す。

「ムム〜!」

…途中何かムクムクが付いてきたような気がするケド。今は無視!!

「ムムー!(怒)」

 

(この時期はまだ普通にムクムクとは仲良し。>笑)

19

「ナナミ!!」

バーン!と扉を蹴り破って中へ入る。

家の中にナナミの姿はなく、きっとじいちゃんの墓の前だと見当をつけ、忙しなく家の中を走り出る。

「ナナミー!ただいまー!」

「あ!あ!あああああああ!!!!!カナタ!!!!!!」

僕の顔を見るなり駆け寄ってこようとして転んだナナミの姿を見て、ほっとして(いや、こけたのにはギャッ!;ってなったけど…)もう一度帰宅の挨拶をする。

「ただいま」

…瞬間、ドカーン!と体当たりを受けた。

「大丈夫?大丈夫?怪我はなかった?今でどこにいたの?隊が全滅したって本当?ね?ね?ね?」

「ナナミ〜〜〜〜っっ!!!!!;」

首をガックンガックン!

死ぬ!死ぬ!;死ぬ…けど…嬉しい!

「よかった、よかったぁ、お姉ちゃん、とっても、とっても心配したんだから、」

「ナナミ〜っ大丈夫!無事帰宅したよ!」

心配してくれるな波とお互いの無事を確認して、ようやく一息つく。

「ね?ね?都市同盟のスパイがいたって本当?それで隊が奇襲を受けたって聞いたけど?」

「それは知らないけど、隊が全滅したのは本当。」

「え?でも、2人組みの少年だって。あちこち立て札が出てるからすぐ捕まるよね?
  あ!そうそう、ジョウイは?ジョウイは無事なの?ね?ね?ね?」

「ジョウイも無事だよ。僕とジョウイだけしか残ってないと思うケド。何か国の思惑とか何かで、隊ごと全滅させられる所だった〜。」

「カナタとジョウイは無事なのね!カナタとジョウイの―――2人?……………」

「………2人、」

 

……………。

 

思いっきりスパイ扱いで指名手配受けてる!!

 

(ムクムク仲間に入れ忘れかけてギャーでした。>リアルプレイ感想)

20

「えーーーーーー!!うそうそっカナタとジョウイがスパイなわけないよね、ね、ね、ね、そうだよね」

「うん、違うよ」

「あ…でも、この間ラウド隊長が来てカナタが帰ったら連絡しろって言ってたから…」

何ッ!?(怒)

僕の留守中にあの陰険たいちょーがナナミの所に!?(怒)

半殺しでも飽き足りない!

「逃げよう!カナタ、」

「うん!」

カナタが何したってこのわたしだけは味方だからね!と言ってくれる義姉に、じ〜んと感動する。

僕にはもうこの義姉以上の存在って出来ないんじゃないだろうかと、たまに本気で思う。

―――――例え、弾き飛ばされて土の中にめり込まされても!そう思う!!………まあ口には出さないケド!!

 

 

ゲンカクじいちゃんにもお別れをして、出発。

…ちゃんといつかは―――僕とナナミにとってここが安全な場所になったら―――戻ってくるからね。

ナナミの作ったツボを想い出に持って外へ出ると―――――クソ。遅かったか〜!;

外には多くの兵隊が集まってきていた。

 

(仲良し姉弟。)

21

「え!え!え!うそ、うそ、うそっ」

「カナタだな。お前を都市同盟のスパイとして捕らえる。大人しくするんだ。」

やっぱりスパイ扱いか!(怒)

「だめ!捕まったりしないもん。カナタ、構えて。じいちゃんの教え通りにやったら負けるはずないよ。」

ナナミの宣言を聞いて、相手の兵士達も突っ込んできた。

それに対して、うおりゃー!とばかりに2人…いや、ムクムクも入れて2人と1匹で大暴れする。

 

無論圧勝した。

 

ふぃーとナナミと息を吐くのも束の間…

あの陰険たいちょーが現れた!

「久しぶりだなカナタ。余り手こずらせないでくれないかな、隊長と部下のよしみで。」

「隊長…何故………―――――つーか、聞けない相談ですねー。たかが隊長と部下なんてあるかないかの、糸ミミズとミミズの愛程度のよしみくらいじゃ!」

悲劇のヒロインぶってみたもの、やっぱり性に合わなかった!あっはっは!

「カナタ〜?糸ミミズとミミズの関係ってどういう意味なの??」

「イミは全然ないよ!」

威張って言ってみる。予想通り、たいちょーの顔がドス赤黒くなった。(笑)

 

(適当な事を言って相手を混乱させます。)

22

話していても埒が明かないと思ったのか、青筋を浮かべたラウドたいちょーは、人海戦術で僕らを捕まえて―――って。

「いやいやいやー、汚い手で触らないでー」

「その通り!ナナミに汚い手で触んじゃねーです!!(怒)」

ナナミにまで伸ばされていた手にぷっつんきて、トンファーの角でゴスッと兵士を殴り飛ばす。

「せめてそこの水桶で手ぇ洗ってから出直せです!!(怒)」

「そうよそうよ!」

「た、隊長…;」

「言う通りにしてやれ!;」

それでよしっ!

 

 

牢に入れられ、ナナミとムクムクと一緒に今までのお互いの近況を報告しあっていると、よれよれ(身も心も)なジョウイが同じ牢屋に放り込まれてきた。

「っっ…カナタ、ナナミ・・・そっちも捕まったのか?」

「頑張ったんだけどね……でも、どうしてスパイだ何て事になっちゃったの?」

「それが、こう。全滅するはずだった所を生き残っちゃった上に、大人の事情って話を聞いちゃってさ〜…」

 

「教えてやるよ。」

 

ムッ!せっかくの家族の団欒を!!

どこまで邪魔すれば気が済むんだ!このたいちょーがッ!!

 

(カイルさんカイルさん言っていないと、
シスコンである事が前面に出てしまううちの2主…>笑 )

23

「隊長………」

「しかし、あの急流に飲まれてよく生きていたもんだな、」

「悪運だけは強いもんで!」

「何故、僕達を…都市同盟の奇襲というのは…それにあの男は?」

「ジョウイ…何回も同じ質問ばっかしてると、頭悪く見えるよ。」

きっぱり断言する。

「でもお姉ちゃんは菊の初めてだから、知りたいわ!」

「よし!とっとこ吐けです!元たいちょー!」

「〜〜〜〜〜(怒) すまんな、カナタ、ジョウイ。
  あの方…ハイランド王国の皇子ルカ・ブライト様には、大きな野望があるのさ。それにな、おれにもちょっとした野望がある。」

ちんけな野望は良いから、その大きな野望について、ポロッと零せ。

「皇子様??」

「ナナミ!皇子って言っても大分年くってたし目つきも悪そうだったよ!!;」

「ルカ様の野望の為には生贄が必要だったんだよ。都市同盟の紀州によって、少年兵で作られた王国の舞台が全滅。この知らせは、王国の民の怒りを煽るのに充分だった訳さ。」

「えっ!えっ!違うってば!皇子様が何でそんな所に居るのかな〜って思っただけ!」

「本当に!?」

「どうだい、お嬢ちゃん、都市同盟ってのは酷い奴らだと思わ――――っ人の話を聞け!!」

「わ!わ!わっ!;」

「聞く気なしです!!大体予測出来てた範囲です!!どうせ元たいちょーは地位とは名誉とかちんけな自分の利益で協力したんでしょーケド。そんな物と僕らの命は釣り合いませんよーです!」

「〜〜〜〜さあっそろそろ時間だ。」

 

24

割と早く処刑の時間が決まったらしく、すぐに僕らは外へと引き出された。

…突き刺さるような視線の中、僕とジョウイは縄に縛られた状態で道を歩かされていた。

………こんな身内の多い(冷たくもあるが、その中にも優しくしてくれた人もいる)中でなければ、仕込み刃で縄を切って逃げられるのに…。

一体どこで逃げるべきか…と考えていると前から豪奢な馬車が来ている事に気がついた。

人質に取れないかなぁ☆

「まだ…子供じゃない…何ゆえスパイなど……」

む。割と良い人っぽい。やめとくか…。

―――というか、妙に熱っぽい視線でこっちを見てる!?

「僕は無実だ」

罵声を浴びせてくる御者を無視して、身分身分の高そうな女性に視線を注ぎ続ける。というか、目が逸らせない。

しかも、相手は皇女様だったらしい。

「皇女?では、覚えて置いてください…僕とカナタは、この国を裏切ってなどはいません。この国が僕らを裏切ったんです。その事を僕は許さない。決して…」

そうジョウイが言うと、

 

「―――まあvでは、この国では許されない愛の末に処刑になると?」

 

ブッ!!;

「煤I?;」

「違いますよ!そんな不名誉な!!いっそスパイ疑惑で死刑のがマシです!!後!僕は攻です!!

「まあvv」

「カナタ!?;」

ここが肝心と僕も声を張り上げる。わーわー!と言い合っている中、処刑場まで引きずられるように連行させられた。

 

(ジル様の性格だけは譲れない…!>爆)

25

「誇り高きハイランド王国軍、ユニコーン隊に在りながら、卑しい都市同盟に通じ、栄光ある我が郡の何泥を塗った二人の処刑を始める。」

「…卑しいデコッパゲよりマシですよ…」

 

夕暮れに染まる処刑場、棒でビシバシやられて痛む身体でそうぼそりと呟く。

つーか、あの陰険たいちょーめ、サドか!嬉しそうな顔して…(怒)

「言い残す事はあるか?」

「……………キザ」

「………………」

「そうか、そうか。観念したか。」

たいちょーの目配せで再びビシバシ。

後ろ蹴りでもかましてやろうか!(怒)…とは思うものの、首が絞まる為にそれも出来ない。

「ん?見てみな夕日だ。あれがお前達には最後の夕日さ。まあ、おれにとっちゃあ、何の変哲もない夕日だ。」

夕日を見て元たいちょーが何か言ってると、ふいに見覚えのある人影が処刑場に飛び込んできた。

 

「フリックさん!」

 

「残念だが、出世街道は諦めな。」

割と気障な台詞で登場しつつも、まあ…助けてくれたからそれは言いっこなしで!

殴り倒されたのも、コレでチャラにしてあげます。

「!!!!!!!!」

後はこのクソたいちょーをどうするか〜と♪

「へっへっへっへ、やっと追いついたぜ。正義の味方、ただいま参上って所かぁ?」

「ビクトールさん!」

「まったく、勝手に出て行きやがって、驚いたぜ。」

「えっへっへーv; 助けてくれてありがとうですー」

「何故……」

「あーん?言いっこなしだぜ。お前らは、俺が捕まえた捕虜だからな、そう簡単に命を落としてもらっちゃ困るっ」

「こいつは、お節介なんだよ。」

「でも良い人ですよねー」

「まあな。ポールの奴にも泣きつかれたからな。」

 

―――あ。しまった。会話してるうちにクソたいちょー逃がした。

 

(うっかりする時もある。)

26

おのれ〜棒叩きの恨みは忘れてたまるか〜っ。

次会ったら、撲殺してやるっっ!

「ちきしょう逃げられた。こっちも早い所ずらかるぞ。」

「―――あ!ナナミ!!」

ずらかるぞ、という言葉で義姉の事が心配になった。

「ま、待って下さい、ナナミが…友達が牢に捕まってるんです。見捨てては行けません。」

「そう!ナナミを助けに行こう!!」

「当然だカナタ。」

「なーるほど。面白そうだ。最近身体が鈍り気味だからな、」

「仕方ない奴だな。厄介事に、鼻を突っ込むのは、お前の悪い癖だぜ。」

そんな訳でナナミを救出に向かう事になった。

―――その先で…

 

「もう!どけ!どけ!どっけーー!!急いでるんだからぁ!!カナタとジョウイを助けるんだぁ!!!」

 

…ナナミとムクムクが兵士を蹴散らし、脱出してくるのが見えた。

さっすがお姉ちゃん…すっごーい…(遠い目)

 

(性格はそっくり義姉弟。)

27

「もぉぉ、怒った!!ゲンカクじいちゃん直伝!奥義!花鳥風月百花繚乱竜虎万歳拳をくらわすわよ!!」

と大暴れで走り回っているナナミ。

義姉の愛って偉大だ!!

思わず全員でナナミを凝視していると、兵士を追い回していたナナミも、さすがに僕らの事に気がついた。

「ちょっと、ちょっと、ちょっと、カナタとジョウイ、ここで何してるの??処刑場へ行ったんじゃないの??」

「助けに…一応……」

「あれ?あれ?偶然だね。私もカナタ達を助けに行く所だったんだよ。」

「じゃあ偶然同士さっさと逃げ出そう♪」

「そうね!」

技の突っ込みとかはなしにして、(ジョウイはまだ固まってたケド)すたこらさっさとナナミを連れて逃げ出す。

 

 

「カナタ、ジョウイ…わたし達、もう一度、ここに戻ってこれるかなぁ…」

キャロの街を出て、ナナミがそう名残惜しそうに呟く。

さすがに、育ってきた街をこんな風に出て行く事になるなんて思っていなかっただろう横顔は、とても寂しそうに見えた。

「いつか戻ってこれるさ」

「そっか、そうだよね。じゃ、ちょっとだけサヨナラって事だね。」

「そうそう!この国に逆襲して濡れ衣晴らしたら、戻ってこれるよ♪」

「そうよね!恨みは3倍返しだもんね!!」

逆襲!?3倍!?と何かジョウイの顔が引きつっていた。何か問題が?

 

 

28

とりあえず、キャロから脱出し、峠を抜ける。

そして、割と久しぶり(気持ち的に)な感じで傭兵隊の砦に戻ってきた!

「おお、帰ってきたぜ。懐かしの我が家よ。」

「我が家ですー!」

「ここがカナタの暫く住んでた場所なのね!お姉ちゃんにとっても我が家よー!」

何となくはしゃいで見る。

すると、フリックさんが呆れたような声でビクトールさんに水を差していた。

「このオンボロ砦がか?」

「うるせぇなあ、おれは気に入ってるんだよ。なぁ、カナタ、ジョウイ、そんなに悪かねぇよな。」

「ここがあ……そっかなぁ?」

「そんなに悪くはなかったと思いますけど、オンボロか否かと聞かれたら、オンボロだと思いますー!」

「カナタ…;ナナミ…;」

「はっはっはっはっはは!!!子供にゃあこの良さはわからんかっ。」

豪快に笑うとビクト−ルさんは僕らにも休めといって、即座に寝に行こうとした。

「僕達は、”捕虜”なんじゃ…」

「ん?…まあそうなんだが……
  手間さえかけなけりゃあ、好きにしてな。やる事がないなら仲間探しでもしてくれ。人手が足りなくてな。」

「ほとぼりが冷めるまでは、ゆっくりしてな。その内ハイランドに戻れる良い方法を考えてやるよ。」

こういうアバウトさは僕は好きだけれど、ジョウイには戸惑うものだったようだ。

 

 

29

ナナミもいるし、ムリにハイランドに戻らなくてもな〜とか今後の将来設計(?)を思いつつ、(年単位で戻る気だったし)とりあえず仲間集めに出かけてみよう。

 

ブッ!!;

 

人が行き倒れてる!!

「大丈夫?」

「は……腹が………」

「?????????」

「腹が…減って…動けねぇ…た…頼む…何か…食わせて…」

こういう人間を集めていいのか!?とか思いつつ、結局こういう感じの人が仲間になるばかりだった。

 

 

新しく知り合いになったシロ(犬)とキニスンも一緒にブラブラして、トトの村を訪れてみると―――…

「あ!おにいちゃん!ジョウイおにいちゃん!!」

小さな女の子がジョウイに歩み寄ってきた。

「おにいちゃん!おにいちゃん!良かったね。元気だったんだね!!」

「ピリカ!元気にしてたかい?」

「ジョウイ…いつの間に幼女趣味…もとい☆妹なんか作って…!」

「迫c女…!?;」

危うくナナミの前で問題発言するところだった♪

でも、ジョウイはしっかり聞いていたらしい、ガーンと固まった。

30

ピリカちゃんからジョウイの友達かどうかと聞かれた。

…何となく違うよ☆とにこやかに答えたくなるお年頃♪(笑)

まあ、一瞬答えそうになったけれど、とりあえず肯定。

「そうだよ、」

「やっぱりーー。おにいちゃん、お名前は?」

「カナタだよ」

「そっかぁ、カナタおにいちゃんだね。わたしはね、ピリカっていうのよっよろしくね。」

「よろしくー☆」

挨拶をし終わったところで、ピリカちゃんの家へと招待された。

ちみっこは無邪気だな〜♪………誰か僕もちみっこだとか思った?

 

 

「ジョウイくん、よく来てくれたね」

「元気そうで安心したわ。まだケガも治りきってないのに行ってしまうから心配したのよ。」

「お久しぶりです、あの時は本当にありがとうございます。何てお礼を言ったら良いか…」

 

…堅苦しーーー!!;

 

マークスさんもジョアンナさんも良い人ってことはわかるけど…堅苦しいーーー!!;

いつでも遊びに来て頂戴といわれても、むず痒いばかりだった。(汗)

こういう堅苦しさよりも、僕に合うのは傭兵隊の砦みたいな大雑把に暖かい対応みたいだな〜。(ナナミも居場所がないみたいに、居心地悪そうにしてるし…)

 

(標準的にアットホームさは肌が合わない様子。>笑)

 

31

「あのね、ジョウイおにいちゃん、カナタおにいちゃん、こっち、こっちに来て。」

ピリカちゃんに呼ばれたのをこれ幸いと、後をついていく。

「どうしたんだい、ピリカ?」

「あのね、こっち、こっち。もっと耳を近づけて。」

言われるまま2人してピリカちゃんの内緒話に耳を傾ける。

「あのね、ピリカね。おとうさんとおかあさんとね、ミューズへ行ったの。それでね、それでね、いいもの見つけたの。」

「いいものって?」

「あのね、あのね…」

話を聞いた所、ミューズで父親の端病字にプレゼントに、お守りを買ってきて欲しいという事だった。

とりあえず、暇だし。断る理由もないしという事で、買い物に行く事になった。

 

…で。

 

「カナタ…なんで僕らはグリンヒルにいるんだい!?;」

「あっはっは!ちょっとしたミスミス!(笑)」

「わ〜〜広い街ー!びっくりねー!」

 

…で。

 

「よーし!着いたー!コロネだー!」

「コロネよー!」

「ムム〜!」

「だからなんでミューズじゃないんだい!?(泣)」

ジョウイが叫ぶ。というか、ツッコム。

「やー…うっかり?」

「カナタ…もしかして、君…方向音痴かい?;」

「失礼な!わざとに決まってるじゃないか!」

「狽ざとなのかい!?;」

ぶらぶら歩き本命!おつかいその次!(笑)

 

(ついつい逆らって他の場所まで散策に〜>笑)

32

とりあえず、ここで一つ問題です。

 

「鍛冶屋で武器を鍛えろー♪…と、面白おかしく鍛えた所。残金なんと!135ポッチ!!」

「こっ恐いわね!;カナタ!!」

「カナタ!!お使いはどうする気なんだい!?」

あっはっは!今度は本当のうっかりだー!!

「それで、カナタさん…一体どうするんですか?」

「そう!そこで僕から一つ提案が!―――…強いモンスターはお金を一杯持っている…強い場所に行って、お金をGET…名付けて!関所を突破大作戦!!」

「「ムチャだーーー!!!!!;」」

 

ちっ。全員に止められたから、手力大作戦は禁止になった。

 

(分かる人には分かる、例の裏技…v   
ちゃんと使えなくされていました。>笑)

33

とにもかくにも。

ミューズに着いた。で、頼まれた買い物をしに行った所、売り物じゃない筈のお守りを500ポッチで売ってくれる事になった。

まあ、ピリカちゃんにはお代は内緒という事で。

「すまない。この借りはいつか返すよ。」

「ていうか、ジョウイ…戦闘後にお金拾いなよ。」

僕ばっかりお金奪ってるみたいじゃないかー!

…まあ否定はしないけど!(笑)

 

 

買い物を終え、トトの村に戻ると――――…なにか様子がおかしかった。

「こ…これは…」

焼き尽くされた村の中、生きた人間の気配は殆どなく、焦げ臭い戦の匂いが漂っていた。

「ウワァアアアーーン ウ、ウ、ウワァン、ウワァン、ウワァー」

泣き声!

「な、何が一体何が………」

一体何がも何も…ついに戦いが始まったとしか言いようがない。(アレだけ元たいちょーが言ってたんだし)

それでもまさか、この村が狙われるなんて…いや、それも考えてみれば普通の事だ。国境に近く、ミューズとの行き来も盛んになっている村…。(まあ無意味に焼くだけ焼いてみた可能性も無きにしも非ずだけど。)

―――これからどうするべきなのか…。ピリカちゃんの泣き声を聞きながら、僕らは悩んだ。

「誰か?誰か居るの?」

そんな時に聞こえてきた女の人の声に、ハッと僕らは顔を上げた。

 

 

34

「貴方達は?どうやらハイランドの兵士じゃないようだけど。生き残り?」

「そうじゃないんですけど…生き残ってるのはこの子だけだし…ここで何があったんだ?」

「ハイランドの狂皇子ルカ・ブライトの仕業よ。ただ軍の士気を高める為だけに、この村を遅い、全て奪い去って火をつけた。そして次は…」

やっぱりあの男か!…どうも好きになれないどころか、天敵のごとく相容れそうにない。

「貴方、ビクトールという男を知っている?この近くで傭兵をしていると聞いてきたのだけど、」

「あ、はい。ビクトールさんなら知って…」

「知ってるのね?時間がないの、そこへ案内してもらえない?」

かなり焦った様子でその人はそう言った。余程切羽詰った状況なのだろう。

「待てよ!この子が…ピリカが…まだ泣いている。」

「一刻を争うのよ。引っ張ってでも、連れて来なさい。さ、早く急いで。」

…ジョウいはいいとこ育ちだから、抱っこしてつれて歩くという考えに至らないらしい。本当に泣いているピリカちゃんの手を引いて連れて来てる…;

戦闘入らなくていいから、抱っこしてやりなよ!;

 

 

「よお、アップルじゃねえか?久しぶりだなぁ」

「何を言ってるのよ。こんな所で傭兵の親分になんか納まっちゃって…知らせぐらい寄越したらどうなの?皆心配してたんだからね!」

「おいビクトール!どういう事だ!皆には『俺から伝えておく』って言ってたじゃないか!」

フリックさんがビクトールさんに怒鳴る。

お〜。何かこの人達、昔なじみらしい雰囲気?

 

(何だかんだで戦闘間際。
…まだ第一章…orz )