子供の日
子供の日…。
目が覚めると、カナタが上に乗っていた…。
「……………」
「カイルさんっv!今日は子供の日ですよーッ!」
「…何で上に乗ってるの?」
「今日は子供の日ですから!子供の言う事は何でも聞かないとダメなんですよv!?」
「…何で服、脱がせてるの?(怒)」
「子供の日ですから!!」
「…カイルさーん…鯉のぼりじゃないですから、僕風にたなびけませんよ〜…?」
「たなびいて?(笑顔命令)」
懲りない子供(カナタ)を屋根より高く吊して、子供の日は始まり始まり。
にゃんこネタで子供の日。
お空にいっぱい、おさかながたなびいています。
そして、黒にゃんこカイルさんは、たんぽぽ畑でそれをぼぅっとながめていました。
鯉のぼりが風になびくすがたは、そうごんな光景ともいえますが、にゃんこたちにとってはやっぱりおさかなに見えてしまいます。
「………」
きょうはこにゃんこと、遊びの待ちあわせをしているにゃんこさん。たんぽぽのわたげをふぅっととばしながら、こにゃんこを待ちます。
こにゃんこカナタが、「今日渡したい物があるんですーっ!」と言ったので、じっと待っているのです。
まわりにたんぽぽのわたげがなくなった頃…
「カイルさん〜♪」
「、」
ようやくこにゃんこがやってきました。
「お待たせしましたーっ!!;ちょっと捕るのに苦労したんですーーっ!!;」
ごめんなさいーっ!と言いながら走ってくるこにゃんこの背中には…
ビビビビビビビビッ!
…と、思いっきり暴れている錦鯉がありました。
「!?」
「今日は鯉を食べる日なんですよねっ!!」
だっていっぱい吊してありますから!と答えるこにゃんこのしっぽは、じまんげにピーンと立っていました。
…どう見てもおうちで飼われていたでしょう鯉を見て、にゃんこはどうはんのうしていいのかわかりませんでした…。
完!
子供ネタ
「カイルさんーーーッッ!! 子供の日です〜〜〜〜ッッッ!!我が子らの健やかな発育を願って鯉のぼりとカブト作って来ましたーーーvvvvv!!!!!」
「カナタ…;(怒)」
大声で叫びながら走って来たカナタに、その肝心のわが子は寝ている所を起こされ「アンギャーー!!(怒泣)」と泣き出した。
「寝てるんだから…」
まだまだ目の放せない幼児らを見ている為、カイルはいつまでも子供な父親(カナタ)にツッコミを入れる事すら出来ない。子供の1人は完全に起こされ、泣きわめいているしその声でもう片割れも起きてしまいそうになっていた…。
「ごめんなさいですー…でも!この力作を見て下さい!!」
「カナタっ;」
ハイな状態になっている少年は、あんまり反省せずにまたも叫んだ。
…取り出した物は、作ったという鯉のぼりで…
「どうですか!?」
「大きいッ!?;」
そう、異様に巨大であった…。
カナタ作の鯉のぼりは、アビズボアでも一口☆くらいの大きさがあった…。確かに、鯉のぼりはとても大きな物だが、こうまざまざと見せられるとカイルでさえも恐くなってしまう。(しかも目の部分に炎が描かれており、『漢の情熱』を感じさせる物になっていた…。)
寝起きの幼子には、もう恐怖というしかない代物だ。
「子供らしくv鯉のぼりの口の中に入って見せて下さい♪」
「ふぎゃー!!(泣)」
「カナタ!!;鯉のぼりなんだから、外に吊して!!;」
「吊したら中に入れないですよ!?」
「いいから!!;」
無念そうにするカナタを止め、なんとか幼児をあやすカイル…苦労症としか言い様がない。
「じゃあ兜見て下さい!!そして被って下さい☆」
「兜?」
紙の兜かな?と良い方に考えたカイルだったが…―――甘かった。
「実用に向くのを作ってみましたvv」
ズシッッ
幼児の首が妙な方向に曲がった…。
「!!!!!!!;」
声も出せずにカイルはカナタを殴り飛ばし、慌てて兜を取った…。
…泣くだけで、どこも怪我がない所はさすがカナタの子供といった所だが、順調に父子の溝は深まって行っていたりした…。
〜おまけ〜
夜になってようやく許されたカナタは、
「じゃあせめて菖蒲風呂には一緒に入りましょう!!」
と言った。
「うん;」
カイルが身体を洗う間、カナタが湯舟で幼児らを見る。
「………(大丈夫かなぁ…;)」
あんまり信頼されていないカナタだ。
カイルがチラッと湯舟の方を見ると、…子供の1人がもぐもぐと口を動かしていた。
「……?; カナタ?何か食べてるみたいなんだけど…」
「え?――――そう言えば、浮かべといた菖蒲がないですねー??」
「!!!!!;」
おえっと出したのは咀嚼された緑色の葉っぱで…
「カナタッ!!;」
「なんでも口に入れるお年頃ですから!!;」
「そうじゃなくて!!ちゃんと見ててって…!;」
夫婦喧嘩が勃発する、平和な家族の光景であった…。(嘘)
3人日常劇
「今日は子供の日ー!!てな訳で紙カブト作りましたーーー!!」
「うん、鯉のぼりもね、」
「そしてコレをーーー」
カイカさんに☆
そ、と頭に乗せてみる。
「…」
本人は無表情のままだが、実際の所これでとても喜んでいる事が雰囲気からわかったりする。
「…………」
「…………」
「…何かおかしいです、ね??;」
「う、ん…?;」
「…(♪)」
紙カブト(それに紙で作った鯉のぼりも)がとても似合っているのだが、似合っている所がおかしいというか…。
子供の日だから、カイカに進呈したのだが―――…
「…あ、カナタ…;だから、カイカさん年上って…;」
「あ”。」
そろそろ年上の認識がカイルからも消え去りつつある…。
幻水学園(仮)シリーズ。
昼休み。
カイルは、下級生であるカナタと一緒にお弁当を食べる事が日課になっていたのだが…5月5日の今日。カナタの弁当は妙だった。
「…カナタ?;」
「なんですかー?」
「その…お弁当??;」
重箱一杯に、ちまきが詰まっていた。
…ちまき自体、オニギリのような物なので、詰まっていてもおかしな事ではないかもしれないが………やはり、弁当一杯に入っていたら、妙な感じがする。というか、とても侘びしい気がする。
「…ふっ!;…ナナミが、子供の日だからって言って特別弁当を作ってくれたんです…(涙)」
味の方もちまきの味はしないようだ。が、それでもカナタは頑張って食べている。
「ううううっ;」
「………; ―――カナタ、一緒に食べる?」
自分のお弁当を指してカイルは言った。
「えv!?」
――――これは一つのお弁当を一緒につつくと言う!夢のイチャイチャランチタイムッ!?
「喜んで!! 卵焼き下さい〜♪」
「うん、」
「あ〜んvv」
「え?;」
少しだけ子供の日(というか、ナナミ)に感謝するカナタだった…。
何をやっていいのかわからなかったので、色々やってみる…。(吐血)
しかも一発打ち…!!(爆)