クリスマス

 

 

頬を染め、恥らうように口元に手を当て、伏せた銀の睫がキラキラと輝く…

 

「あのね、ロイ…おねがいっ僕の部屋で寝てくれない…っ?」

 

 

―――――え?誘われてる?

 

 

一瞬ロイが硬直したのも無理のない話だろう。

「…と、ヘタレな×××にリップサービス。」

「あんたかッ!;」

あー!驚いたー!!;とロイは石化から開放された。

「えっと…じゃあ僕達今日は宿に泊まろうか?(///)」

「そうそう(///)」

「変な気ィ回すな!;」

公認扱いされ、思わずヒィッと照れて叫ぶロイだ。毛も逆立つ勢いだ。

「だ、だ大体なんでオレがアンタとあんな肩の凝る部屋に寝なきゃなんないんだよ…;」

「違ぇ。寝るのはロイだけで、オレはここ。」

「………は?」

「妙に嫌な予感がするから、部屋チェンジ。」

「それって…」

「――お願いっロイv」

囮じゃ…?と言いかけたロイの言葉は、笑顔で黙殺さ(せら)れた。

 

 

 

ちっくしょ〜と銀髪の鬘をかきかきベッドに向かうロイ…。

最近色仕掛けを覚えたらしいカルム(裏)に負け、変わり身をすることになってしまったが、一体何があると言うのか…。

女王騎士の警護を潜り抜けて入り込める暗殺者はいないだろうし、そんな緊張感もない。

まあただの気まぐれか何かだろうと思い、ロイは物凄く手触りのいいシーツに手をかけた。

途端、

 

「とう!」

 

バサリと上から何かが落ちてきた。

「ぎゃあ!?;」

「あれ?何か間違えましたね…まあいいです!どっちでも!!」

投網にかけられた中、何をどうやっているのか、その人影はロイの服を剥ぎ取って、別の衣装へと着替えさせている。

「―――今だ!この×××野郎っ…前の恨み(※ハロウィン)、××を××して晴らしてやる…!」

「はっ!本人はそこでしたかー!!」

(ロイも知らない間に)衣装棚に隠れていたカルムは、そう言って謎の人影と戦い始めた。

…女サンタ服を中途半端に着せられたロイは、「何だこりゃー!;(怒)」と叫ぶことしか出来なかった…。―――というか、ついでに乱闘にも巻き込まれ、散々な目にあった。