クリスマス

 

 

「メリ〜クリスマスですよ〜♪♪」

 

わーいvvと喜ぶカナタと、(アルコール厳禁の為)ジュースで乾杯をするカイル。

そう。今日はクリスマスだ。

カナタの希望で、手作りの料理やお菓子で、2人だけのクリスマスパーティを行うことになっていたりする。

…無論、城全体で騒ぐだけ騒いだ後でだ。

「……………(汗)」

その騒動に巻き込まれ、制止したりと忙しかったカイルはとても疲れていた。

その為、なんの騒動も起こらないであろうこの企画に、少し安堵していたりもする。

 

―――しかし、それは甘い考えだった。

 

暫くは他愛のない時間がのんびりと流れていたのだが…

「…あれ…?」

不意に、ふらりとカイルの視界が歪んだ。

身体から力が抜け落ち、目蓋が重くなるのに対し、疲れたからと思うカイルだったが…さすがにこれはおかしい。

そう思い至った時には、もう意識は落ちていた。

 

………

……

 

気が付くととても足が寒かった。

「…なんで脱がしてるの!;」

「ああっ!;薬の効きが甘かったですーーー!!」

具体的な状況は描写しないが、カナタは思いっきり殴られた。

「違うんですカイルさん!決して寝込みを襲うとしたわけじゃないんです!ただ、クリスマスプレゼントにはカイルさんが欲しいなーと思い!じゃあ自分で準備すれば…!と考え、どうせなら生足カイルさん(足の包帯は残し)が嬉しいと企画して実行しただけなんです!!!!」

 

考え方からして間違っている。

 

その意味を込めたカイルの渾身の一撃が、少年の顔面に減り込むのだった…。

……………メリークリスマス?