クリスマス
クリスマス。
その当日までカイカにプレゼントをあげろやら、あげるか!やら揉めに揉めたが、結局今回もテッドの勝ちで何事もなくその夜を迎えた。
クリスマスということで、ムードのある甘い夜………ということもなく、クリスマスと言う名の宴会を終えて、早々に2人はベッドにもぐりこんでいた。
「………」
「…」
そんな就眠態勢から、暫く。
テッドが寝たと思われる時間を置いて、カイかがむくりと身体を起こしたのだ。
(―――やっぱりかッ!!;)
やけにアッサリと言うか、脇目もふらずにベッドに潜り込んだカイカに、何かあるとテッドは当然警戒していたのだ。
そう…貰えなくてもあげればいいじゃんという結論に達した、カイカの元保護者らの結論に、カイカはプレゼント大作戦を決行しようとしているらしい。
しかし―――何故だかまず、服を脱ぐような音が聞こえてくる…。
(………?;)
何事かと思い、片目だけ開けてみるとそこには…サンタ服を着ようとしているカイカの姿があった。
(そこからかーっ!;寝てる相手に衣装とか関係ないだろうッ!)
突っ込みたくなる衝動をテッドは必死に堪えた。
黙って寝たふりを続ける。
「…」
そうすると、今度は枕元に何かを置く気配を感じた。
…妙に魚臭い。醤油の匂いもする。
(これはアレか…またマグロ料理かッ…!;)
嬉しくないわけではないが、枕元に魚を置かれても困る。
―――しかし、いつまで立っても並べられる気配が耐えない。
黙々と何かを置き続けている音がする。
…嫌な予感にテッドが恐る恐る目を開くと―――
マグロの頭と尻尾を乗せた2つの大皿、その間の更に大きな皿の上に、黙々とまんじゅうを積んでいるカイカの姿があった。
「カイカーーーッ!!!!!」
「!!」
思わず怒声が飛ぶ。
「お前一体どれだけ積んで…ッ!」
「まぐろ一匹ぶん…。」
「食えるかッ!!(怒)」
おまけ。(作戦プランB発動。 ※作戦は基本的に本人以外が考えます)
テッドの突っ込みに何を思ったのか、カイカは(無表情ながら)ハッ!とした顔で、自分の頭にリボンを結んで頷いた。
「ぷれぜんと。」
「違うッ!!(怒)」
…しかし、結局プレゼントは美味しく頂いたという。