祭り。

 

 

「祭りです。」

 

きっぱりと言う少年…。

その後、続けて決定です!と、堂々と言い放つと言う事は、もう行う準備は全て整っていると言う事だろう……。

シュウはもはや、胃痙攣で口から泡を噴きながら、床で痙攣している。

「カナタ………(汗)」

「カイルさんvvv楽しみにして下さい!!わたアメもヨーヨー釣りも金魚すくいもでますから!!一緒に回りましょう♪♪♪」

 

キラキラキラキラ…☆

 

純真な子供の瞳(偽)

カイルには、もう止める事は出来なかった。

「………うん、」

それどころか、思わず頷いてしまっている。

「♪(うっしゃー!デートです〜〜〜!!浴衣着てもらいますーーー!!)」

 

 

 

「とゆーわけで!男の人は全員『コレ』着用です☆!!」

 

フンドシ。

 

一瞬の静寂の後、イヤダー!という多数の者の悲鳴が轟いた…。

「僕は似合わないのでつけませんけど(せっかくの漢の証…ちっ!です。着ぐるみなら似合う自信あるんですけどね〜?)あ、今総量 5t以上の神輿をアダリーさんとメグが運んできてますから、ガッツで練り歩きましょう!!」

既に止まらない所まで来ているらしい。

――――――しかし。

 

「女の子は神輿担いじゃダメなの…?」

 

恨めしそうな表情で問いかけてくるナナミ…。

「えーっと…(汗)」

思わず視線を泳がせるカナタだ。

周囲のメンバー達(フンドシ着用拒否グループ)は、『よし!なんでもいいからこの祭りを中止してくれ!』と希望のまなざしをナナミに送っている。

カナタはカナタで悩んでいた。そう、一言でダメと言っても良いのだろうが、義姉相手にさすがにそれは出来ない……そうして、5秒程悩んでから、ぽん!と手を打った。

 

「ナナミには、はっぴ(城内の女の子分)をプレゼント!」

「わ〜い!それならOKよ〜〜!!お姉ちゃんがんばってカナタ達を応援するわーー!!!」

………なんだか、良くわからない所で決着がついている。

るんるん♪とナナミははっぴを配りに、速攻でどこかにいってしまう。

少年は、ふう!と一汗拭う仕草をすると、ビシッ!と言い放つ。

「さあ!とゆーわけで改めて『漢のフンドシ祭り』開催です!!」

「カナタ………そのネーミング…(嫌)」

「僕もなんだか言っててヤですね!さーーー!神輿担ぎましょうーーーー!!巨大からくり丸とぶつかり勝負がまってます〜〜〜〜!!」

さすがに、カイルからツッコミが入るが、少年は軽く流した上に問題発言をかました…。

一気に青ざめる同盟軍メンバー達だが…………逃げるすべは0だ。

 

 

 

 

〜ホウアン先生の医務記録〜

とりあえず、死人はなし。