メルヘン童話お伽話マゼコゼ幻水劇49
『悪魔●ん上』(?:カナタ、?:カイル、)
「エロイムエッサイム…エロイムエッサイム…」
怪しいフードを被ったカナタがぶつぶつと怪し気な大鍋の前で呪文をとなえていた…
「ふっ…」
そして、少年は急に動きをとめると、不敵な笑みを浮かべた。
「呪文は終了です!後は生贄を捧げるだけですね☆」
しゅた☆っと斧を構える。
「ちょっと待てーーーーっっ!!;」
叫びの主は、何やら怪し気な魔法陣の書き込まれた板に縛り付けられているフリック氏である。
「なんですか、メジャーな感じでフリ坊で目立っているので生贄に選ばれたフリックさん。なんか生贄役に不満でもあるんですか?」
普通大ありだろう。
「まあ、何にも聞こえませんけどね!僕とカイルさんの愛の成就の為に、ちょっとした恋のおまじない☆の役にでもたってもらいましょうかっ!」
カナタの手には、『誰でも出来る恋のおまじない☆ハンドブック(R指定)』という本が握られている。…作者は、ハイランドの女性(しかも身分が高い)らしいが、詳しい事はよくわからない。
「一刀両断です〜♪」
ベキィッ!!
突如として現れた人物がカナタを棍で殴り倒した。
まあ、言わずと知れたカイルであるが…。どうやら、カナタの暴走を止めに来たらしい。
「カイルさんーーーっ!!!!!そんなにフリ坊メジャーを認めるって言うんですかっ!?」
「違うっ;そうじゃなくて、普通に止めるでしょっ!;」
「じゃあ、やっぱり僕とカイルさんはラブラブなんですねv(←暴走。)じゃあ、おまじない方法を変えて、やっぱり基本に忠実に黄緑色の謎な模様の風呂敷に、たまねぎ頭にすればいいんですねっ!」
「!?;」
「オカリナも常備ですーーーーーっ!!さあ!じゃあ、十二使徒を探しに行って来ます!!あ、おそらくフリックさんはその一員だろうですから、捕獲の方向で!」
「なんでだっ!?;」
「じゃあ、そう言う事でー!!」
縄で縛られたままのフリックを引きずりながら、カナタはオカリナ鞭(違)を振り回して走り去っていった…。
「………、」
カイルは呼び止めようとしたポーズのまま、固まっていた。
…すでに、何を突っ込めばいいのかわからなくなったらしい…。
そして、この話のオチも解らなくなった所で、終わろうと思う。
蛇足的に付け足すならば、これはもろこさんに捧げようと思います。(返却不可>吐血)