メルヘン童話お伽話マゼコゼ幻水劇79

 

『百物語2』

(???:カナタ、カイル、テッド、カイカ)

 

 

「それじゃあ気を取り直してっ!;カイカさんどうぞっ!!」

明らかに話をずらした様子のカナタが、恐怖で硬直したカイカを指名する。

「…?」

そして、カイカはなにを言えばいいのかわかりません。とばかりに首をかしげた。

「怖い話をすればいいんです!」

「…怖い、」

テッドが本当に出来るのか?;と心配する中、カイカはそっと懐に手を忍ばせた。

そして、中から箱らしき物を取り出した。

 

…まんじゅうの箱だ。

 

それをそっと開けてみると―――…一つだけ空になっている部分があった。

 

 

「…一つ、足りない…」

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!と怒りのオーラを撒き散らすカイカ。(ヒィイイィアアアアアァア…!と罰の紋章の発動音が聞こえている気もする。)

自分の知らない間になくなっていたのが恐怖だったのだろうが、今周りにいる者らの方が怖い。(カイカが紋章を暴走させているから。)

「そんな事で紋章使うなーーッッ!!(怒)」

「これが本当のまんじゅう怖いですか!?;」

「カイカさんっ落ち着いて…!;」

 

もはや怪談とかは関係のない話になっている。