メルヘン童話お伽話マゼコゼ幻水劇80

 

『百物語3』

(???:カナタ、カイル、テッド、カイカ)

 

 

「そんな訳でっテッドさん次どーぞっ!;」

ぜーぜーっ!;と戦闘終了後のような状態でカナタが言った。(どうやらカイカを静止するのが大変だったらしい。)

「ああ…;」

で、次の話をと要望されたテッドは、傍らのカイカ(まんじゅうを頬張り中)を見やり、悩んでから口を開いた。

「…これは、昔俺が体験したことだ…」

「霧の中から幽霊船が現れるとかですか!?」

「黙れ。」

それはそのものずばりテッドイベントだ。

というか、キレ気味なテッドにカイカが引いている。(カイルは苦笑いしているが…)

「―――俺が夜中にふと目を覚ますと、隣に寝ていたヤツがいなくなっていた…、窓の外を見てみたらまだ日も昇ってない深夜で、俺はそいつがどこに行ったのかと探してみたんだ。…そしたら、床の方で何か妙な音がした。―――そう、ちょうど今みたいな、」

 

もぐもぐもぐもぐ…

 

「……………」

「…………(汗)」

「……食べてたんですか、真夜中に。」

「ああ…(怒) あの時程驚いたのは、今までにも数える程しかない…(怒)」

「?(もぐもぐ…)」

 

目撃時に「見〜た〜な〜…」と言われなくても、見ただけで怖い。

…が、怪談ではない。