メルヘン童話お伽話マゼコゼ幻水劇83

 

『ラプンツェル』

(語り手:カナタ、ラプンツェル?:カルム、魔女?:リオン、その他:ロイ)

 

むかーしむかーし。まあ、色々省略しますけど、塔のてっぺんに閉じ込められているお姫様がいました。

お姫様…あれ?王子様??あー…まあいいです。お姫様のような王子様がいました。

お姫様兼王子様の名前は、カルムさんと言いました。

カルムさんは大事な大事な箱入り姫で、カルムさんのお父さんとお母さんは悪い虫がつかないようにと、よさげな年齢になるまでは塔のてっぺんに隔離しておくことにしておりました。

塔のてっぺんに出入り出来るのは、カルムさんの護衛の子だけです。

「王子(ラプンツェル)王子(ラプンツェル)、その長い髪を私に下ろして下さい!」

そう塔のてっぺんに声をかけると、カルムさんは長い長いその銀の三つ編みをロープ代わりに下ろします。

…つまり、ロープ一本で高い塔のてっぺんに登るってことですから、生半可な根性の持ち主では挑戦出来ませんね!

 

しかし、そこまでしなきゃ登れないという大きな塔です。

中に誰が居るのかもわからない為、中には大変なお宝があるという噂が立ちました。

人目につかない所に立てたとはいえ、そんな所にどどーんと塔があるだけで余計に目立ちますよね!

そんな訳で、ある1人の男がその塔に目をつけました。

その男は山賊…いえ、この場合盗賊??押し入り強盗…んん〜まあロイという人です。

可愛い女の子が塔のてっぺんに向かって声をかけて、降りてきた髪を伝って上に上っているのをロイさんは見かけたのです。

方法がわかれば、中に何が待っているのかはわからないながらも、挑戦したくなるのが男ってもんです!

ロイさんは女の子と同じように声をかけ、降りてきた銀色の髪を使って登り始めます。

そこで、驚いたのは当のカルムさんです。

覗いてみたところ、上がってくるのはまったく知らない相手なのです。

「え?あれ?リオンじゃない…っ??どうしようっ…!;」

困ってしまったカルムさんは、困って困って困ってしまい…ぷっつんしました。

目つきまで変わった別人になってしまったカルムさんは、非常に男らしく部屋の中を物色して大きな断ち切りバサミを手にしました。

そして、目と目が合う距離まで上がってきていたロイさんと顔を合わせると、

 

「―――そのまま地獄まで墜ちろv

 

と、非常にいい笑顔で言い切って、その綺麗な長い三つ編みを切り落としました。

「御伽噺程度で殺す気かぁあああああッ!!」という悲鳴を残して、ロイさんは落ちていきます。…ていうか、これだと魔女役の出番はいりませんね。

しかしまあ、相手が自分と瓜二つの顔をしていたことで、ラッキー影武者ゲット♪ということになって、カルム(裏)さんはロイさんを一生捕まえていたということです…。

めでたしめでたし!

 

 

「―――って、イメージがあるんですけど間違ってはないですよね?」

「……………(汗)」←コメントしがたい

「…!(パチパチパチ)」←とりあえず童話が好き。

 

 

(つい我慢し切れなくなって、幻水5ネタ…
最後までやって気が変わったら削除します。>笑)