メルヘン童話お伽話マゼコゼ幻水劇85

 

『つるの恩返し2〜テド4Ver〜』

(狩人:テッド、鶴:カイカ、)

 

 

ある冬の日、狩人のテッドさんは罠にかかった鶴を見つけました。

一応獲物は獲物ではあるのですが、さすがに鶴を食べるのはどうかと思われましたので、狩人さんはその鶴を丁寧に治療して逃がしてやりました。

そして、その鶴はお礼を言うようにお辞儀を繰り返して空へと飛んで行きます。

 

まあなんだかあっさりとしていますが、それはともかく、その夜の晩のことです。

「…お礼。」

「は?;」

唐突にテッドの家に、ごくごく端的にそんなことを言う人物が訪れたのでした。(ちなみに、翻訳すると「お礼に来ました」という感じでしょう。)

「……………(汗)」

「?」

当然怪しいです。

とても怪しいですが、そのまっすぐな瞳と小鳥のように首を傾げる姿に、確実に悪人ではないということもわかります。

極めてツンデレですが、甘い所があるテッドは、この寒空の中追い返すのも気の毒だと一晩は泊めてあげることにしました。

さすがに嫁にはしません。

で。

家に上げると、家に(何故か)置いてある機織機を指差し、相手は頷きながらもう一度言いました。

「お礼、」

「…礼に、機織りをしてくれるって?」

「…(こっくり)」

何となく言いたいことが伝わったので聞き返すと、相手はYESと頷きました。

まあいいかと頼んで、奥の部屋の戸がしまって一瞬後、ふと狩人さんは相手に夕食を食べるかどうか聞くのを忘れているのに気付きました。とてもお人好しですね。

そこで、すぐに閉まった戸を開いてみると…

「おい、夕食は食べる―――…」

 

「…」

「ぶっ!!;」

 

…何故か全裸のカイカさんがそこにはいました。(※鶴になろうとしていた直前で脱いでいたらしい)

 

 

…その後、両者がどうなったかと言うのは、好きにご想像してくださると嬉しいです。

どっぴんしゃらりんのぷう。