メルヘン童話お伽話マゼコゼ幻水劇87

 

『刻●館?その1』

(館の主:カナタ、館の客:カイカ、テッド)

 

 

「…刻命●ごっこしますか〜」

「………」

ふと、カナタがそんな事を言い出した。

ちなみに、カイルは現在席を外している。

「…刻●館ってなんだよ;」

「…?」

嫌な予感にじっとりと汗を流しつつも、テッドはそうカナタに問いかけた。…ちなみに、カイカは全く警戒意識を持たずにそれってなぁに?とばかりに首を傾げている。

「刻命●!それは魔王様に生贄を捧げる為に館にトラップを仕掛けまくり!そこに来る人間を血祭りに上げていくゲームです!!――ちなみに既に仕掛けは作ってあります!!さあ今こそ命がけでこの城から脱出してみろです!」

「計画的犯行かっ!;」

「げーむ?」

「ちなみに城内の人は慰安ってことで退去してもらってますから〜!」

あははははー♪と笑う少年は、石床をばこっと開き、ヒラリとその中へ飛び込んでいった…。

慌ててそこを調べてみても、当然そこは開かない。

「………」

「…」

「…行くか」

「…(こっくり)」

遠い目をして、テッドはそう宣言した…。

 

 

こうして、テッドとカイカによる本拠地脱出作戦が始まった。