エンディングD

 

「なっ!何かアイディアーーーーっ!!」

俺がそう叫んだ瞬間に左手が滑った。

「っっっ!!!!」

なんとか掴み直そうとしたがムダだった。

俺とカイルの身体は重力に従い地面へと落下してゆく、

「ぎゃーーーーーーーーーーー!!落ちる〜〜〜〜ッ!!」

くそう!俺だけならともかく、カイルまで巻き込んじまってどうすんだよっ!!

しかし、落ちてゆく俺が見たものは…

 

がしいっ

 

「カイルさんッ!こんな所で落ちてたら危ないですよっ!!」

「カナタ…」

丁度窓から上体を乗り出していたカナタが両手でカイルを捕まえていた。

あいかわらず、タイミングがいいっつーか、なんていうか…。

どうでもいいんだけど、落ちてるって事自体が危なくねえか?

って!そんな事考えている場合じゃねえ!俺はどうすんだよっ!!

「誰でもいいから助けてくれーーーーーッッ!!」

 

ぼすっ

 

鈍い音と衝撃が俺の身体を襲ったが、予想していたものよりもはるかに軽かった。

「…?」

おそるおそる目を開いてみると、そこには…

「大丈夫か?」

「クルガンっ!!」

クルガンがいた…

hっ!なんか目の奥が熱いぜっ…

「クルガン………クルガン〜〜〜っっ」

うわ…俺情けねえっ!

泣いちまったじゃねえか!

クルガンの野郎が悪ぃだ!俺を助けるから!

あっ!くそ!頭なんか撫でんなよ!

 

……………ここまではよかったんだけどな、

「泣くのはいいが、帰ったら覚悟しておけよ?」

 

一一一一一一一一一鬼ィ。

 

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