節分。 

 

 

豆撒き大会ルール

 

1、撒く物は豆のみ

2、豆は持参すること

3、素手で投げること

 

「……………(汗)」

 

…ただそれだけのルールだと言うのにも関わらず、嫌な予感は去らない。 (むしろわざわざ念押ししている所が余計に気になる)

そしてその予感は的中する…

 

 

 

「くらえーー!!スペシャルジャイアントビーンズッ!!!!」

ゴスーンッ!…と人の頭サイズの豆が執務室に乱舞し、某ヅラ疑惑軍師の顔面に減り込んだ。

「カナタ!?;その豆…!?;」

「品種改良です☆」

ちみっこ達には豆に顔が書けると、珍しく人気である。

そんな巨大豆をカゴいっぱい背負った少年は、成し遂げた顔で汗を拭った。

「今年はフツーに豆オンリーで武器使用禁止って話になったんで、豆自体を大きくして破壊力を上げてみました☆」

「……………;」

普通の豆撒きはそうである。

「問題は持ち歩ける弾…もとい、豆の数なんですけど、今回は相手を絞って狙い撃つことにしたんで、問題解決です☆」

「言いながら投げないで!;」

ドムンドムン!と気絶しているシュウに、カナタは粘着質に豆を投げ続けている。

「あ、豆切れです。」

「……………(汗)」

止める暇もなく、カゴいっぱいの巨大豆が部屋中に散らばっている。

「お代わりをもらいに…」

「カナタ、」

「…そろそろ巻きずし食べに行きましょうかー♪」

そろそろ止め時と判断した少年は、素早くカイルの手を取ってレストランへ向かった…。

 

 

そして、執務室の被害者を見た第一発見者は「シュウ殿!?豆!?豆殺人事件!?;」と驚愕したという。