節分SS。 

 

 

「今年はカナタが鬼で;」

「了解ですよ!」

毎年毎年、豆を殺傷兵器にして破壊活動を続ける少年に、カイルは鬼役をやってもらおうと、そう考えた。

考えたが、…甘かった。

 

 

「喰らえぇええええカナタ様ーーーーッッ!!」

「日頃の恨みぃいいいーーーーーッッッ!!」

「猪口才なですーーーッッ!!」

 

 

節分当日、城は豆が飛び交う戦場になっていた。

カナタが一方的にやられる訳もなく、色を黒くぬってトゲトゲペイントのついたトンファーで豆を迎撃し、跳ね返していた…。

もうどうしようもない。カイルは遠い目で大広間の扉を閉めた。

 

「……………」

「豆まきはー?」

「わー?」

「…外でしようか」

「「「「「はーい」」」」」

ちびっこらは安全の為、カイルと共に城外で平和な豆まきをすることになった。(ちなみに、カイルとムクムクらが鬼役をした)