お正月(テド4+主坊)

※当然のごとくテッドさん復活してます。

 

 

 

元旦早々、テッドは寝こけていた。

彼はそれはもう気持ち良さそうに寝ていた。

いわゆる寝正月というヤツだ。

一応部屋はカイカと同室なのだが、起床時間が違う上に、カイカは別にテッドを起こさないので、彼は気が済むまでゆっくり寝ていられるのだ。

 

――――大概の場合は。

 

何事か起こったときには、やはり起こされるという事も多々ある訳で…今回もその一つの事件だった。

 

 

上等な部類に入るベッドの上で、口を開けて寝ていたテッドだったが、不意に額を何かにくすぐられる様なむず痒さを感じた為、寝ぼけたままの頭でゆっくりと目を開いた。

「んぁ…?」

「…」

 

そして、海色の瞳とばっちり目が合った。

 

額に感じていたむず痒さは、カイカの髪だったようだ。

一気に覚醒するテッドだ。

仮にも恋人だとは言え、起きた途端に目の前に顔があれば、大概の者は固まるだろう。

「………カイカ?」

「…」

少し不機嫌そうに、(でも少し冷や汗をかきつつ)テッドが呼びかけると、逆さまに映るカイカの顔は無表情ながら、少し困ったような様子を見せた。

「一体何して…」

そして、テッドが何の用かと重ねて問いかけようとしたとき、

 

ぷちゅ。

 

…唇に、カイカの口が合わさった。

フリーズ。

「○△□×◎〜〜〜〜ッ!!!!?」

起き抜けそうそう、何事だ!?という事態に、テッドは言葉にならない叫び声を上げる。

そして、その隙にカイカは別段それを気にもせずにバタバタと部屋を出て行ってしまう。

 

「何なんだ!?;」

 

…カイカの夜這い(朝這い?)にしては色気のなさすぎる奇行(しかも襲うにしても逃げられた)に、二度寝をするわけにもいかず、テッドは着替えて後を追う羽目になった…。

 

 

 

 

「あれ?テッド、早いね…?明けましておめでとう、」

何故だか割烹着に身を包んだカイルが、いつもならもっと寝ているだろう親友に向かって首を傾げた。

城の調理場の一角を借り、カイルが作っているのはお正月定番のおせち料理であった。無論、調理に時間のかかるものはもう重箱に詰めるだけの状態になっている様子だ。

「味見する? 後お雑煮が出来たら、ご飯の時間だけど…」

「サンキュ、…お、うまい。さすがグレミオさん直伝の味、」

小皿に乗せて差し出された黒豆とだし巻き卵の味に、テッドはカイルを賞賛し、二人の間にほのぼのとした空気が流れる。

が。

「――――――じゃない!; カイカのヤツ知らないか!?; 後なんでお前が料理作ってるんだよ!?」

「カナタが食べたいっていうから…; え?カイカさん?」

分かりきった答えを答えつつ、カイルはテッドの欲しがった答えをいとも簡単に答えた。

「カイカさんなら、カナタとベランダの方で『すごろく』してるはずだけど…」

「『すごろく』?;」

「カナタがゴハン出来るまで暇だからって、カイカさんを誘って――」

 

「カイルさーーーーんっっvvvv」

 

ドッカーン。

と、背後から抱きつき(という名のタックル)をかまし、正月も早々カナタは熱烈な愛情表現をする。

「カナタ?;」

「カイルさん好きです!スキです!大好きです!!愛してます!アイラブユーです!!――――僕の愛の告白を受け取ってくれましたか!?」

「え?;う、うん…??;」

「よし!クリアーです!!」

カイルが頷くのを見て、カナタはそれだけ言い残すと(さりげなく腰の辺りを撫でていたのも見逃さなかったが)、ダッシュでその場から駆け去っていった。

 

「「………」」

 

奇行。

その時、何となくテッドにはカイカの奇行の謎も解けたような気がしていた。

 

 

 

 

コロコロコロン♪

「いーち、にー、さーん、お!『好きな人の良い所を三つ言う』ですね! 可愛い!優しい!色っぽいです!」

「…5、」

カイカがコマを進めた先には、『告白された(した)言葉を言う』という表記があった。

「て…」「わーーーわーーーわーーーっ!!;(///)」

カイカが口を開きかけた寸前、間一髪のところで二人(主にテッド)は間に合った。

「カナタ…何してるの?;」

「何って『すごろく』ですよ♪ 僕特製の!名づけて『ラブラブすごろく』です!」

「捨てろ!破け!燃やせ!そんな物ッ!(怒)」

危うくプライバシーの侵害を受けるところだったテッドは、カイカの口を押さえながら怒鳴った。

「え〜何でですかー? あ!わかりました…つまり!チーム、いえ!カップル対抗戦をしたいって訳ですね!?」

「全然違うッ!!(怒)」

「カナタ…テッドも、もうゴハンできるから…;」

「…(♪)」

喧嘩はやめて、と言うカイルにカイカだけが素直に嬉しそうな反応を見せていた…。

 

まあ…とにもかくにも、今年も一年こんな感じなようだ…。

 

 

「あけましておめでとうございます!今年もよろしくですー♪」

「よろしくお願いいたします、;」

「まあ、よろしくな…;」

「…よろしくお願いします、」

 

 

 

時間なくてだいぶ途中で投げ出した感があります…(遠い目)

しかも、異様にテッドさんが目立ってますか…!?

こ、今年はテッドさん年!?;(何故!?)

幻水5やりたいです…

後、5周年企画は去年中に終わらせる予定だったのに…orz

あ。

明けましてオメデトウございます、今年もよろしくお願いいたします。(笑)