七夕SS。
「さーさーのー葉ーさーらさらー♪っと〜」
準備した短冊に、さらさらと願い事を綴る。
今日は七夕。1年に一回の再会する恋人たちをそっちのけで、欲望を笹に吊るす日である。
「僕の願い事(=カイルさんへの欲望という名の願い)を書くとしたら!城中の短冊を使っても足りませんね!!」
「願い事は、1枚にしてね…;」
以前、笹が折れる程に欲望を連ねた短冊を飾った前科がある為、カイルは控えめにそう止めた。
「とりあえず、1枚にまとめてみました!」
「煤I?;」
虫眼鏡を使って見えるかどうかという文字の羅列に、白色であるはずの短冊は、黒い短冊になっていた…。
おまけ。
「これでも厳選しました!僕の煩悩は108つくらいでは足りませんよ!!」
「……………『カナタの願い事のキャンセル』(きゅっきゅっ…)」
「ああッ!?;」
書き直しになったという…。