七夕SS

 

本拠地の庭に、大きな笹が飾られていた。

様々な飾りが付いたそれは、何故か肝心の短冊が飾られていなかった。

 

「短冊が欲しければ僕から奪い取るがいいです!」

 

何故だか、わっさりと全身に短冊をつけた少年がそう宣言した。

「なんで!?;」

「なんか、紙切って穴開けて紐付けて〜と短冊作りしてたら急に配るのが惜しくなったんです!」

「仕事しろッ!!」

 

 

 

「カナタは?」

「吊るされてるよ」

「え…」

また何かやらかしたらしいことを知り、カイルは「そう…」と頷くばかりだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ。

 

「カイルさーん!(泣)」

「カナタ、スイカ食べる…?」

「食べます!」

七夕中の見張りは、カイルに一任された。(=吊るされたまま)