七夕SS

「カイルさん!今年の七夕なんですけど!」

「うん」

「雨の為に中止です!!」

「え?」

珍しくもイベントを中止するという少年の言葉に、カイルは驚いた。

「いいの…?」

「それが、この雨風で飾ってた笹が飛んでっちゃった上に、大広間は既に酔ったおっさん共に占拠されて、場所がなくなったんです!」

それはもうどうしようもない。

「代わりに僕らはハイ・ヨーさんのレストランを占拠しましたよ!」

「なんで逆にしなかったの!?;」

「なんか腹が立ったんで!」

そう笑顔でカナタは言った。

「中止って言っても、まあ予定してた七夕を中止にして、新しい企画の七夕をやるってことになったんです!場所がレストランですからね!」

「そうなんだ…」

「とりあえず!七夕をイメージした料理を要求しときました!!」

唐突の無茶ぶりに、ハイ・ヨーは泣いたという…。

「後はですね!」

「うん?」

ガシッとカイルの腕が掴まれた。

「―――織姫彦星コンテストがしたいって声がありました!!」

「え」

「さあカイルさん!僕とカイルさんで参加しますよーー!!」

 

カイルの返事も聞かず、レッツゴーとカナタは意気揚々とレストランへ向かった…。