七夕SS。

 

 

しくしくしく…

しくしくしくしく…

しくしくしくしくしく…

 

本日七夕。

何故だかカナタの部屋から、すすり泣くような音が聞こえてきていた。

かなり不気味である。

部屋の前で警備をしている兵士は、気にしない、無視する、中を覗く、の選択肢が思い浮かぶ中で、カイルにお任せを選択した。…まあ、ある意味無視するを選んだのと同じだろう。

 

「…カナタ?;」

何してるの?と、カイル(生贄)が小さくノックした後部屋を覗くと――

 

 

「カイルさんに着てもらう浴衣が決まりませぇええええええんっっ!!!!!(号泣)」

 

 

「………」

大量のカラフルな浴衣(女物)の中、カナタが久々のラブラブチャンスなのにーッ!と叫び声を上げていた…。

そして、カイルはパタンとドアを閉めた。…ついでに板で扉を打ち付けるように、警備兵にもお願いした。

 

こうして、今年は平和な七夕祭が執り行われたという。

 

 

 

「納得いきませーーんっっ!!(怒)」

「………(汗)」

 

 

またこんなオチ…;

後、なんとなく王子はスイカをスプーンで食べるイメージ。(←全く関係ない…)