「あ!あそこで流れた♪」
「え?どこ??」
…などという微笑ましい声が、甲板中そこらでざわめいていた。
今日はなんでも流星群が見えるとかで、夜も更けているというのに、船員殆どが起きて夜空を眺めているのだ。
………かくいう、テッドもカイカに誘われ(引っ張られたとも言う…)、星観察に参加させられている。
しかも、周りが気を使ったのか、人がなるべく近付いてこない為に完全にデートの様相を見せていた。
(…まあ、たまにはいいか…)
無表情ながらも、キラキラと瞳を輝かせて夜空を見上げているカイカの姿は、確かに可愛いらしいのだから。
―――これで周りから冷やかしやら好奇心の視線が向けられていたならば、テッドはぶち切れて部屋に戻っていただろうが。
幸か不幸か、船員らは皆珍しい光景に興味深々で、こちらを見ているものはいなかった。
そう寒くはないものの、暖をとる為という名目の元に肩を寄せ合い、触れた部分から互いの温度が溶け合う。
珍しくもムードの良い状況に、テッドは窺うようにカイカの方を見ると、彼はいつの間にか祈るように瞳を閉じていた。
きっと、流れ星に願い事を告げているのだろう。
「…何祈ってるんだよ?」
小さく笑みを浮かべてテッドは問い掛けた。
カイカは、閉じていた海色の瞳をテッドに見せると、花も綻ぶような笑みを浮かべてこう言った。
「まんじゅう…いっぱい食べたい…(♪)」
……………。
「ここにいたんだ〜カイカー…って、何かテッド真剣に祈ってなくない?;」
「?」
「(どうかカイカがもう少し賢くなりますようにッ…!>怒 せめて次再会出来た頃くらいにはッ…>怒)」
不幸な事に、テッドの願いは叶うことはなかったという…。
おまけ
「カイルさんラブ!カイルさんラブ!カイルさんラブーッ!!♪」
「………(どうかカナタが、もう少しだけでいいから、まともになりますように…っ;)」
奇しくも、親友と願い事が一致したカイルだった…。
今日はふたご座流星群だとか。
…それをニュースで聞いて、朝からうっふりvして、突発的に作成。
雨でしたけどね!
切なさMAX!!;
どうせ寒いし眠いしで、見ませんでしたでしょうが…(吐血笑)